有価証券報告書-第45期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
有報資料
(1) 業績
当連結会計年度における世界経済は、依然として先行き不透明感が払拭されない状況下にありましたが、IoT、Industry4.0、AIといったスマート社会の実現に向けた巨大なイノベーションへの投資には、多数の国、研究機関、企業が積極的な取り組みをさらに拡大しました。
当社グループは、それらのイノベーションに関連するデバイス、電気・電子部品などの開発や進化を具現化できるFA設備を開発するほか、グローバルサービスも備えたFAインテグレーターのトップランナーの地位を築くためにリソースを投入いたしました。
当社グループのFA設備による生産対象品種は、センサー、電子端末、通信デバイス、デジタル部品、各種モーター、充給電システム、カーエレクトロニクス、カメラ、音響機器、スマート家電、医療機器、産業機器、コネクター、ワイヤーケーブル、ICタグなど多岐にわたります。また、当社グループのFA設備には、①独自開発の制御によるモジュール化、②量産やニーズに応じた変種変量生産、③製品品質の確保、生産工程内での検査及び調整、④トレーサビリティ対応、といったさまざまなニーズがあります。それら数多くの対象品種、それぞれのニーズに対応できる要素開発、技術開発、制御開発、材料知識や機械技能の習得も含め、スピーディーな研究開発、たゆみない人材開発に取り組み、また積極的な受注活動を展開いたしました。
これらの結果、売上高は232億83百万円(前期比6.0%増)、営業利益は28億73百万円(前期比55.6%増)、経常利益は29億94百万円(前期比48.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は22億29百万円(前期比41.5%増)となりました。
四半期ごとの受注推移としましては、個別の巻線機事業で第1四半期の受注高42億12百万円(同期末受注残高82億47百万円)、第2四半期の受注高46億81百万円(同期末受注残高78億85百万円)、第3四半期の受注高117億92百万円(同期末受注残高159億40百万円)、第4四半期の受注高40億80百万円(同期末受注残高134億66百万円)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
(巻線機事業)
世界各国でスマート社会の実現に向け、高機能、高品質といった電気機器、通信機器、電気・電子部品など多種多様なデバイス、部品の開発競争が激しさを増しました。特に、小型・微細、高品質、高機能が求められるものは精密なFA設備によらないと製造が困難になり、また、人件費上昇の要因からライン設備のニーズが急増しました。
当社グループでは、これら環境変化に速やかに対応するため、独自制御を開発し、搬送装置、加工機、検査機などをロボット化してまいりました。さらに、これらをモジュールとするフルライン制御の設備開発に取り組み、対象品種を一貫生産するFAロボットへと領域を広げております。
FAロボットを製造する当社グループが、デバイスや電気・電子部品メーカーの開発段階から参画することにより、製造方法、製造コスト、品質確保、工程の監視、メンテナンスコストなどのバリューチェーン分析に基づく最適な生産方法の構築が、正確かつスピーディーに行えることとなりました。また、この創造システムの構築によってユーザーは、スピーディーかつ大胆な設備投資判断が可能になり、当社グループの当連結会計年度第3四半期の約60億円の大型受注はその一つの例となりました。さらに、このシステムによるFAロボットが導入されることで、生産性の改善・向上、工程管理、生産品の品質管理、トレーサビリティ、メンテナンス、次なるソリューションなどのワンストップ化が可能となりました。
また、これまでのモーター生産設備開発のノウハウを生かした独自工法を開発し、グローバルに提案することで自動車メーカーとのEV駆動モーターの共同開発を進めることとなりました。そのほか電気・電磁・コイルのノウハウを生かした非接触充給電の研究などにも着手し、FA設備メーカーとしての未来予測に立った、ビジョナリーな開発を強化いたしました。
全売上高の92%を占める巻線機事業におきましては、前述のような理由により、連結売上高は214億99百万円(前期比4.2%増)、セグメント利益(営業利益)は34億24百万円(前期比44.0%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は247億76百万円(前期比35.9%増)、売上高(生産高)は194億79百万円(前期比5.1%増)、受注残高は134億66百万円(前期比64.7%増)となりました。
(非接触ICタグ・カード事業)
当連結会計年度では、IDカード、アミューズメント用タグが好調に推移しました。また、特許を取得した生産管理用のRFIDタグが大手電気メーカーに採用され、その導入が進みました。そのほか生産管理用タグと前出のFAロボットとは、IoTやM2Mでつながるスマートファクトリーの中核部分であり、そのための研究開発にも着手いたしました。
非接触ICタグ・カード事業におきましては、連結売上高は17億83百万円(前期比35.2%増)、セグメント利益(営業利益)は、独自開発した自動化設備投資を行ったことにより、3億74百万円(前期比39.8%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は19億9百万円(前期比40.8%増)、売上高(生産高)は17億83百万円(前期比35.2%増)、受注残高は3億98百万円(前期比46.0%増)となりました。
(注)巻線機事業につきましては、巻線工程を含むFAラインの増加、巻線以外のFA装置、FAラインの増加により、次期会計年度よりセグメント名称をFA事業に変更いたします。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末対比23億31百万円増加し、101億43百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は47億77百万円(前期比475.3%増)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益が30億7百万円、たな卸資産の増加が19億32百万円、仕入債務の増加が24億48百万円、前受金の増加が7億92百万円あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は18億35百万円(前連結会計年度は26億6百万円の収入)となりました。これは主
として、定期預金の払戻による収入が36億64百万円あったものの、定期預金の預入による支出が44億21百万円、投資有価証券の取得による支出が8億59百万円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は5億8百万円(前期比0.1%増)となりました。これは配当金の支払が5億7百万円あったことによるものです。
当連結会計年度における世界経済は、依然として先行き不透明感が払拭されない状況下にありましたが、IoT、Industry4.0、AIといったスマート社会の実現に向けた巨大なイノベーションへの投資には、多数の国、研究機関、企業が積極的な取り組みをさらに拡大しました。
当社グループは、それらのイノベーションに関連するデバイス、電気・電子部品などの開発や進化を具現化できるFA設備を開発するほか、グローバルサービスも備えたFAインテグレーターのトップランナーの地位を築くためにリソースを投入いたしました。
当社グループのFA設備による生産対象品種は、センサー、電子端末、通信デバイス、デジタル部品、各種モーター、充給電システム、カーエレクトロニクス、カメラ、音響機器、スマート家電、医療機器、産業機器、コネクター、ワイヤーケーブル、ICタグなど多岐にわたります。また、当社グループのFA設備には、①独自開発の制御によるモジュール化、②量産やニーズに応じた変種変量生産、③製品品質の確保、生産工程内での検査及び調整、④トレーサビリティ対応、といったさまざまなニーズがあります。それら数多くの対象品種、それぞれのニーズに対応できる要素開発、技術開発、制御開発、材料知識や機械技能の習得も含め、スピーディーな研究開発、たゆみない人材開発に取り組み、また積極的な受注活動を展開いたしました。
これらの結果、売上高は232億83百万円(前期比6.0%増)、営業利益は28億73百万円(前期比55.6%増)、経常利益は29億94百万円(前期比48.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は22億29百万円(前期比41.5%増)となりました。
四半期ごとの受注推移としましては、個別の巻線機事業で第1四半期の受注高42億12百万円(同期末受注残高82億47百万円)、第2四半期の受注高46億81百万円(同期末受注残高78億85百万円)、第3四半期の受注高117億92百万円(同期末受注残高159億40百万円)、第4四半期の受注高40億80百万円(同期末受注残高134億66百万円)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
(巻線機事業)
世界各国でスマート社会の実現に向け、高機能、高品質といった電気機器、通信機器、電気・電子部品など多種多様なデバイス、部品の開発競争が激しさを増しました。特に、小型・微細、高品質、高機能が求められるものは精密なFA設備によらないと製造が困難になり、また、人件費上昇の要因からライン設備のニーズが急増しました。
当社グループでは、これら環境変化に速やかに対応するため、独自制御を開発し、搬送装置、加工機、検査機などをロボット化してまいりました。さらに、これらをモジュールとするフルライン制御の設備開発に取り組み、対象品種を一貫生産するFAロボットへと領域を広げております。
FAロボットを製造する当社グループが、デバイスや電気・電子部品メーカーの開発段階から参画することにより、製造方法、製造コスト、品質確保、工程の監視、メンテナンスコストなどのバリューチェーン分析に基づく最適な生産方法の構築が、正確かつスピーディーに行えることとなりました。また、この創造システムの構築によってユーザーは、スピーディーかつ大胆な設備投資判断が可能になり、当社グループの当連結会計年度第3四半期の約60億円の大型受注はその一つの例となりました。さらに、このシステムによるFAロボットが導入されることで、生産性の改善・向上、工程管理、生産品の品質管理、トレーサビリティ、メンテナンス、次なるソリューションなどのワンストップ化が可能となりました。
また、これまでのモーター生産設備開発のノウハウを生かした独自工法を開発し、グローバルに提案することで自動車メーカーとのEV駆動モーターの共同開発を進めることとなりました。そのほか電気・電磁・コイルのノウハウを生かした非接触充給電の研究などにも着手し、FA設備メーカーとしての未来予測に立った、ビジョナリーな開発を強化いたしました。
全売上高の92%を占める巻線機事業におきましては、前述のような理由により、連結売上高は214億99百万円(前期比4.2%増)、セグメント利益(営業利益)は34億24百万円(前期比44.0%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は247億76百万円(前期比35.9%増)、売上高(生産高)は194億79百万円(前期比5.1%増)、受注残高は134億66百万円(前期比64.7%増)となりました。
(非接触ICタグ・カード事業)
当連結会計年度では、IDカード、アミューズメント用タグが好調に推移しました。また、特許を取得した生産管理用のRFIDタグが大手電気メーカーに採用され、その導入が進みました。そのほか生産管理用タグと前出のFAロボットとは、IoTやM2Mでつながるスマートファクトリーの中核部分であり、そのための研究開発にも着手いたしました。
非接触ICタグ・カード事業におきましては、連結売上高は17億83百万円(前期比35.2%増)、セグメント利益(営業利益)は、独自開発した自動化設備投資を行ったことにより、3億74百万円(前期比39.8%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は19億9百万円(前期比40.8%増)、売上高(生産高)は17億83百万円(前期比35.2%増)、受注残高は3億98百万円(前期比46.0%増)となりました。
(注)巻線機事業につきましては、巻線工程を含むFAラインの増加、巻線以外のFA装置、FAラインの増加により、次期会計年度よりセグメント名称をFA事業に変更いたします。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末対比23億31百万円増加し、101億43百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は47億77百万円(前期比475.3%増)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益が30億7百万円、たな卸資産の増加が19億32百万円、仕入債務の増加が24億48百万円、前受金の増加が7億92百万円あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は18億35百万円(前連結会計年度は26億6百万円の収入)となりました。これは主
として、定期預金の払戻による収入が36億64百万円あったものの、定期預金の預入による支出が44億21百万円、投資有価証券の取得による支出が8億59百万円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は5億8百万円(前期比0.1%増)となりました。これは配当金の支払が5億7百万円あったことによるものです。