当第3四半期は、当社グループでは新型コロナウイルス感染症の感染予防・感染拡大の抑制と、事業活動の推進との両立に取り組みました。コロナ禍においてオンラインを活用したセールスプロモーション活動をより一層強化していますが、展示会やイベントのリアル開催が再開したことから、オンラインと対面の融合を図り、顧客接点の拡大に努めました。また、経済活動の再開に伴う急速な需要回復のため一部製品で受注残を抱えていたものの、増産体制を整え安定供給に努め徐々に受注残が解消したことが、売上増加の一因となりました。一方、世界的なコンテナ不足に起因する船便不足や納期の遅延、海上輸送費の高騰といった影響や、半導体をはじめとする電子部品等の部品調達リスクが顕在化するなど、サプライチェーン面では不安定な状況が続きましたが、当期間の業績への影響は軽微に留まりました。第4四半期は、特に部品調達では困難な状況が継続するものと見込んでおりますが、業績への影響を最小限に留めるべく適宜対策を講じてまいります。
これらの結果、前年同期は新型コロナウイルス感染症の影響により大幅な減収であったことから、当第3四半期の経営成績は、売上、利益いずれも前年同期から大幅に増加しました。主力市場のサイン市場と成長分野のデンタル(歯科医療)市場での販売増加に加えて為替の円安効果もあり、売上高は前年同期比33.9%増の334億13百万円となりました。売上原価率は、売上高が大幅に増加したことに加え、増産効果により前年同期と比べて8.1ポイント改善しました。販売費及び一般管理費は、人件費や運送費、広告宣伝費の増加により6.4ポイント増加しましたが、売上高に対する比率は前年同期から7.7ポイント低下しました。これにより、営業利益は48億35百万円(前年同期は3億42百万円の営業損失)、経常利益は48億23百万円(前年同期は4億42百万円の経常損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、第1四半期に早期希望退職者の募集に伴う費用を特別損失として計上したこともあり、28億7百万円(前年同期は7億89百万円の純損失)となりました。
なお、当第3四半期連結会計年度における主要通貨の為替レート(2021年1月~2021年9月の平均レート)は、108.50円/米ドル(前年同期107.61円)、129.87円/ユーロ(前年同期120.95円)でした。
2021/11/11 9:12