有価証券報告書-第44期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 9:02
【資料】
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【項目】
104項目

有報資料

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀による経済・金融政策を背景に企業収益や雇用情勢の改善に伴い個人消費が持ち直すなど緩やかな回復基調となりましたが、中国経済の減速や米国の新政権の政策などの影響により、景気は依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが携わるパチンコ業界におきましては、「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の回収・撤去の影響による周辺機器への投資意欲の減少や、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(IR推進法案)」の成立に伴う、パチンコ店における依存(のめり込み)問題への対策が喫緊の課題となるなど、先行きの不透明感が強まる厳しい事業環境となりました。
警察庁生活安全局「平成28年における風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について」によると遊技機設置台数はパチンコ遊技機が85,258台減少、パチスロ遊技機は30,314台増加し、合計4,525,253台となりました。また、1店舗当たりの遊技機設置台数は6.9台増加し、411.9台となりました。
このような市場のなか、情報システム事業におきましては、遊技台の情報を分かりやすく提供する美麗液晶を搭載した新型情報公開機器「REVOLA」の人気遊技台エリアへの部分導入の推進や、CRユニット「VEGASIA」における貯玉相互乗り入れ機能によるパチンコファンへの利便性向上の提案に努めました。
制御システム事業におきましては、想定される環境の変化に迅速な対応をするべく、的確な情報の収集・解析に取組み、タイムリーな提案や営業活動に注力すると共に、柔軟かつ短期対応が求められる開発・製造体制の再構築を図りました。また、子会社が携わるゲームソフト販売において、ゲーム業界の販売期間が短縮化していることや、今後のキャッシュ・フローの回収可能性を検討した結果、コンテンツの固定資産を減損処理し、2億27百万円を特別損失に計上しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高407億14百万円(前期比13.4%減)、連結営業利益10億48百万円(前期連結営業損失8億94百万円)、連結経常利益13億74百万円(前期連結経常損失7億49百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益5億2百万円(前期親会社株主に帰属する当期純損失16億76百万円)となりました。
セグメント業績は次のとおりであります。
情報システム事業
当連結会計年度は、新規出店が減少したことでホールコンピュータの需要が伸び悩み、既存店の周辺機器入替への投資意欲が減少するなか、CRユニット「VEGASIA」、情報公開機器「BiGMO PREMIUM」及び「IL-X2」の販売台数は前年同期を下回る結果となりましたが、新型情報公開機器「REVOLA」の販売やMIRAIGATEサービスに関しては、順調に推移し、顧客との関係強化と収益率のアップに繋がりました。
また、費用面におきましては、研究開発費が一時的に増加した前年同期に対し、大幅に減少しました。
この結果、当事業の売上高は272億60百万円(前期比20.0%減)、セグメント利益30億11百万円(同32.2%増)となりました。
制御システム事業
当連結会計年度は、伊勢志摩サミット開催に伴う遊技機の入替自粛規制や型式試験結果の現況、さらには「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の回収・撤去に伴う市場変化により、遊技機メーカーの販売スケジュールが大きく見直されたことで、表示ユニットの販売台数及び周辺部品の販売数量は前年同期に比べ減少しました。また、パチスロ遊技機においては、約12,300台(2機種)を市場投入し、前年同期の約5,100台(1機種)に対して増加しました。
この結果、当事業の売上高は135億15百万円(前期比4.1%増)、セグメント損失3億6百万円(前期セグメント損失13億19百万円)となりました。
(注) セグメント業績の金額には、セグメント間取引が含まれております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ47億3百万円増加の140億62百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して、当連結会計年度の営業成績が好調に推移したことにより税金等調整前当期純利益となったこと、減価償却費の計上額の増加、たな卸資産の減少、仕入債務が増加したことにより、前連結会計年度は47億10百万円の支出に対し、当連結会計年度は93億39百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ保険積立金の解約や遊休資産の売却による収入があったこと、前連結会計年度に比べ生産設備に伴う有形固定資産の取得が減少したことにより、当連結会計年度において支出した資金は、前連結会計年度に比べ8億15百万円減少の16億96百万円となりました。
財務活動におけるキャッシュ・フローは、前連結会計年度において短期借入金55億円を借り入れましたが、当連結会計年度において短期借入金22億円の返済をしたことにより、前連結会計年度は40億65百万円の収入でありましたが、当連結会計年度においては、29億38百万円の支出となりました。

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