OMDIA社によれば、中国のパネルの売上高は、2020年時点で前年比20%増、出荷台数でも世界トップと躍進が著しく、その勢いは2021年も引き続き伸び、シェアは2020年代に7割を超え、今後、韓国勢は2%までシェアを落としていくとのことです。さらに同社の予測は、有機EL (AMOLED) 市場は2021年前半に韓国、中国それぞれのシェアが5割前後で拮抗、2021年後半には逆転するとなっております。このような状況から、当社は、メインマーケットと位置づける中国市場の拡大がさらに進むものと考えております。
当社グループの主要事業である半導体検査装置事業では、2020年10月に次世代半導体ICをターゲットに新開発した、WTS-577SRを発表し、2021年1月下旬から順次引合いのあった顧客を中心に複数の製造工場へ向け貸出しを伴うベンチマークを開始、そこでは検査の正確性、安定性、既設装置とのデータ相関、そして使い勝手を左右するGUIなどのソフトウエアの評価が行われております。それら顧客からのフィードバックの結果を適宜装置に反映しつつ、現地の顧客ニーズに適合したLCDドライバーIC検査装置として改版をしてまいりました。営業面では、新型コロナウイルス感染症により日本からの訪中、訪台がかなわないなか、台湾の販売店はもとより、当社中国工場の営業拠点と協力を行い、ベンチマークを成功させてまいりました。その結果、第3四半期に約1.6億円の受注を中国方面のお客様から頂くことができました。
新エネルギー関連事業においては、ストックビジネスの更なる獲得に加え、スポット案件(是正工事等)の受注に注力しております。具体的には、太陽光発電システムの保守点検・整備・保証管理領域の案件獲得に加え、故障や災害などで被害にあった発電所の是正工事等の受注を精力的に行い、それらの案件管理にITを駆使する「IT管理化」を進めるため、クラウドシステムの開発と、環境構築に注力する戦略を採りました。クラウドIT管理は、サイボウズ株式会社のキントーンをベースに使ったシステムとして開発を行い、ビッグデータを取り扱うサーバーを利用したビジネス展開を考えております。また、当該システムは社内だけでなく開発した成果を使い、他の事業者向けにも管理システムの構築に関するアドバイスを有料で提供するなど、新しい取り組みに対して積極的に「21世紀型のO&M」を目指した戦略を採っています。さらに、2020年度から2021年度にかけて、特に将来を見据えた新たなアライアンスとして、「IT技術で管理する太陽光O&M業界」を積極的に推進する取り組みを念頭に置き、より広範囲且つ緻密な管理体制を築くシステムづくりに邁進し、太陽光発電所オーナーにとり、利益の最大化と安心できる管理サポート情報を届けることが出来る取り組みを実現するため、同業他社複数社との協業や資本政策等を盛込んだシナジーの高いアライアンスに向けて事業改革に取り組んでおります。
2021/08/13 16:02