臨時報告書

【提出】
2018/11/29 9:01
【資料】
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提出理由

当社は、2018年11月28日開催の取締役会において、株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ(以下、「OTC社」といいます。)との間で、半導体用シリコンウェーハの主要原材料である多結晶シリコン(以下、「ポリシリコン」といいます。)の長期購入契約を2019年3月31日をもって早期終了し、これに伴い同社に解約金100億円を支払うことを決議し、同日同社と終了契約を締結いたしました。これにより、金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号及び第19号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象

(1)当該事象の発生年月日
2018年11月28日
(2)当該事象の内容
各顧客からのシリコンウェーハに対する高品質化の要請は今後一層高まることが予想され、これに対応するためのポリシリコンの品質対応について、OTC社との間で検討を継続してまいりましたが、OTC社の製造プロセスは他社と異なる為、OTC社において相応の設備投資が必要となること等によるコストアップが避けられず、現行の長期購入契約の下での対応は困難であるとの認識に至りました。
一方、当社のポリシリコンの在庫は2016年末をピークに減少しましたが、依然として高い水準にあり、適正在庫への回復には未だ時間を要する見込みで有ります。OTC社との長期購入契約を早期に終了することにより、ポリシリコン在庫の適正水準への回復を早めることで、キャッシュフローを大幅に改善することができます。また、今後、より品質の高いポリシリコンを調達する余力と自由度を増すことが可能となります。
かかる背景の下、このたび、当社がOTC社に解約金を支払うことにより長期購入契約を早期に終了することが適切であるとの合意に達したものです。
(3)当該事象の損益に与える影響額
100億円(契約終了に伴う解約金)
なお、当社は2018年12月期決算において当該金額を特別損失に計上いたします。