(1)経営成績の分析
| 当第3四半期連結累計期間における世界経済につきましては、欧米中心に新型コロナウィルスのワクチン接種が進み、行動制限、海外渡航制限の緩和措置などにより、生産活動の正常化、個人消費の回復が見られました。また、各国政府による大規模な経済対策もあり国や地域によるばらつきを伴いつつも、コロナ危機による落ち込みから回復がみられる一方で、ウクライナ情勢や中国における感染再拡大の影響、資源価格の高騰や金融資本市場の変動等の下振れリスクもあり、依然先行き不透明な状況にあります。 |
| わが国経済におきましても、欧米同様ワクチン接種率の高まりなどにより、徐々に経済活動の正常化が進み、緩やかな経済成長がみられたものの、世界的な資源価格高騰に伴う原材料価格やエネルギー価格の上昇等の影響も顕在化してきており、不透明な状況が続いております。当社グループが属する電子工業界では、通信向け分野において中国市場で生産調整が生じたほか、自動車向け分野においては半導体不足、サプライチェーン寸断による減産の影響を受けた一方で、産業機器向け分野では国内外の設備投資回復を背景に需要が拡大しました。電子工業界全体としては引き続き市場の拡大による成長の途上であり、デジタル化の進展を背景とした5G通信向け分野の部品需要は旺盛で、産業機器向け分野、自動車向け分野についても堅調な受注がみられるなど、当連結累計期間において、総じて好調な市場環境にありました。このような状況のもと、当社グループは、徹底したマーケティング活動と新ラインの増強による受注並びに売上の拡大を図るとともに、更なる生産性の改善、微細めっき技術の追求、製造工程の自動化、効率化および高精度の品質を維持すべく積極的に改善活動に取り組んでまいりました。この結果、第3四半期連結累計期間の売上高は6,816百万円(前年同期比 16.9%増)、営業利益は434百万円(前年同期比101.5%増)、経常利益は445百万円(前年同期比119.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第3四半期連結累計期間において関係会社出資金売却益753百万円を計上したことなどにより、対前期比では減少の426百万円(前年同期比54.4%減)となりました。 |
| なお、セグメント毎の経営成績は次のとおりであります。 |
① 日本
当第3四半期連結累計期間は、5G向けを中心とした通信機器向け、産業機器向け、自動車関連向けの部品需要に対応すべく積極的な受注活動、生産体制の拡充に努めてまいりました。