こうした状況において、株式会社名村造船所グループに参画することとし、本年10月1日にさらなるステップアップに向けたスタートを切ります。当企業集団の事業の柱である新造船については、環境規制をはじめとするルール変更や益々高い次元で求められる省燃費性能を満たすとともに、顧客が求める商品を適時的確に市場に投入できる体制の構築を目指し、新造船事業を中核事業に据える名村造船所と開発・基本設計機能の一体化を図ってまいります。地理的に近い佐世保造船所と名村造船所伊万里事業所の効率的な一体運営を図るとともに、名村造船所グループにおける複数の生産拠点を背景として柔軟な受注および生産体制を整え、調達の一元化による資材コストの合理化など、名村造船所グループ全体で規模のメリットを追求しシナジー効果を早期に発揮できるよう努めてまいります。
当企業集団の連結売上高は、機械部門が堅調に推移したほか為替水準が想定よりも円安水準で推移したことより船舶部門における新造船の売上高が増加したものの、同部門の修繕船工事量が減少したことなどにより前年同四半期比0.9%減少の15,096百万円となりました。損益面については、為替水準の好転により受注工事損失引当金を取崩したことなどから前年同四半期と比べて改善したものの、連結営業損失は160百万円(前年同四半期連結営業損失2,503百万円)、連結経常損失は199百万円(前年同四半期連結経常損失2,494百万円)となり、連結四半期純損失は、減損損失の発生等により特別損失を計上した結果、1,440百万円(前年同四半期連結純損失3,222百万円)となりました。なお、連結受注高については、新造船6隻を受注したことなどにより、前年同四半期比23.6%増加の27,075百万円となり、当第2四半期連結累計期間末の連結受注残高は前年同四半期比91.5%増加の68,687百万円となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
2014/11/14 15:53