有価証券報告書-第100期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/23 13:16
【資料】
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【項目】
140項目
16.引当金
引当金の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
製品保証引当金 (注)1.2.25,86716,523
その他 (注)3.7,9826,008
合計33,84922,531
流動28,46613,920
非流動5,3838,612

(注)1.製品保証引当金については、製品の品質保証費用の支払に備えるため、過去の発生実績に基づく連結会計年度の売上高に対応する発生見込額に、発生した品質保証費用の実状を考慮した保証見込額を加えて計上しており、当該製品保証引当金の当連結会計年度末の残高は、2,942百万円(前連結会計年度3,537百万円)であります。
2.2019年3月期において、当社及び当社の子会社であったカヤバシステムマシナリー株式会社(当該子会社は2021年7月1日をもって当社を存続会社とした吸収合併により解散しております)にて、製造・販売してきた免震・制振用オイルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準に適合していない、または、お客様の基準値を外れた製品(以下、「不適合品」といいます。)を建築物に取り付けていた事実が判明いたしました。
当連結会計年度において、状況が進捗したことから免震・制振用オイルダンパーの製作費用、交換工事に要する費用、及び補償等の製品保証引当金について繰入及び取崩を行っております。
なお、当連結会計年度においては、2022年3月31日時点で交換が未完了の不適合品及び不明の対象製品全数(免震用オイルダンパー286本、制振用オイルダンパー898本の合計1,184本)を製品保証引当金の対象としております。
本件に係る製品保証引当金の当連結会計年度末の残高は、13,581百万円(前連結会計年度22,331百万円)であります。
3.その他には、訴訟や補償などの支払に備えた引当金が含まれておりますが、当社及び当社子会社の立場が著しく不利になる可能性があるため、IAS第37号92項に従い個別に記載しておりません。
引当金の増減は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
製品保証引当金その他合計
2020年4月1日残高49,4628,08757,548
繰入額4,8712,8437,714
減少額(目的使用)△13,087△2,658△15,745
減少額(戻入)△15,548△432△15,981
その他の増減170142312
2021年3月31日残高25,8677,98233,849
流動25,7102,75628,466
非流動1575,2265,383
2021年3月31日残高25,8677,98233,849
繰入額7,8511,1859,036
減少額(目的使用)△4,907△656△5,563
減少額(戻入)△12,452△2,713△15,165
その他の増減164211375
2022年3月31日残高16,5236,00822,531
流動12,7351,18413,920
非流動3,7884,8248,612
2022年3月31日残高16,5236,00822,531

引当金の説明については、注記「3.重要な会計方針 (12) 引当金及び偶発負債」に記載しております。
その他は、主に環境対策引当金、資産除去債務、役員賞与引当金及び従業員給付に係る負債です。