有価証券報告書-第90期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、次の社訓、経営理念、経営方針及び行動指針を経営の基本方針として掲げ、企業活動を行っております。
<社訓>1.社会の信用を "Gain Trust from Society"
2.企業の繁栄を "Seek Prosperity for Company"
3.相互の幸福を "Share Happiness with Everybody"
<経営理念>当社グループは、誠意と新しい技術の創造によって、価値ある商品、サービスをグローバルに提供し、顧客、株主、従業員をはじめ、全ての関わる人々の幸福を実現します。
<経営方針>当社グループは、業界トップクラスの「コスト競争力・品質水準・技術水準」を基盤として、グローバルで自動車内外装部品の専門メーカーとしての地位を確立するために以下の3点を基本方針としております。
1. 継続してお客様に満足される最高水準の品質を提供する
2. 常に自動車部品業界をリードする先進技術を生みだし、商品化に繋げる
3. 永続して高収益を出せる強靭な体質を構築する
<行動指針>-Act With Ownership!-
自ら考え 自ら行動
最後までやり抜く
より速く、より早く 結果で示す
(2) 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2020年から2024年にかけての中期経営計画として、「Athletes Kasai 24」と題して、以下3つの基本方針を掲げ、市場の競争激化やCASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)を始めとした業界全体の構造変化に対応するべく、徹底的な無駄の削減を行い、持続的に収益を確保できる経営基盤の強化と将来の成長に向けての取り組みを進めております。
1.リーンな企業体質の実現
・工場再編、投資の最小化による資産効率の向上
・本社固定費の大幅な削減
・不採算事業の撲滅
2.持続的な成長に向けた経営基盤強化
・地域拠点主体の経営へ移行させ、権限も委譲する
・日本地域製造拠点の統合と合理化(河西工業ジャパンの設立<2020年10月>)
・新ワークフローシステムやRPAの導入拡大による事務合理化の加速
3.将来の成長に向けて
・異業種への参入チャンスは伺いつつ、当面は自動車分野に経営資源を集中
・xEV、環境対応分野を重点領域として、実現可能性の高い新技術、新商品の開発を推進
(3) 当社グループを取り巻く経営環境
<企業構造>当社グループは、自動車分野を事業領域と位置づけ、研究開発・生産技術開発・営業活動を担っている当社を中心に、世界各国において製造・販売を行う各事業会社で構成されております。各事業会社は、それぞれの国において、得意先への納入体制を確立し、自律した形で事業運営を行っております。
⦅事業を行う市場の状況⦆
当社グループの事業領域である自動車業界では、企業間の競争が世界規模でますます激しくなっております。また、新型コロナウイルス感染症の長期化や世界的な半導体の供給不足は自動車業界全体に影響を及ぼしており、各自動車メーカーは稼働調整を行うなど、当社の事業運営にも世界規模で影響しております。
このような経済環境の中、市場の回復は見通しにくい状況にありますが、当社では更なる発展を目指して、経営基盤の強化を進めているところであります。
⦅主要製品・サービスの内容⦆
当社の主力事業は、ドアトリム・ルーフトリムをはじめとする自動車内装トリムシステム部品の企画・開発・生産であります。当社は独立系部品メーカーとして、全自動車メーカー(OEM)に対しビジネスの門戸を拡げ、高級ブランド車から軽自動車、商用車に至る幅広い得意先ニーズにお応えするために、企画・開発・設計・実験、そして生産に至る一貫した体制で高品質、低コストの製品づくりを追求しております。
⦅顧客基盤⦆
主得意先は、日本の自動車メーカーであります。自動車メーカー各社の海外現地生産に追従し、当社は1986年(昭和61年)の北米を皮切りに、積極的な海外展開を進めてまいりました。近年、飛躍的な成長を遂げている中国やアジア諸国においてもすでに供給体制を構築しており、全世界にネットワークを確立しております。製品の現地開発・生産を進めるとともに、非進出国における現地部品メーカーとの技術援助契約の締結、そしてこれらを統括管理するワールドワイドな経営の確立にも努め、グローバルな競争力強化を図っております。
<競争優位性>当社は内外装トリムシステムサプライヤーとして、キャビントリム・ラゲッジトリム・防音部品など取扱製品の性能向上に取り組むとともに、車室全体からの視点で、「環境」「安全」「魅力/快適」の3つのテーマで次世代自動車の開発を支える製品・技術開発を進め、未来を先取りする付加価値の高い製品づくりに取り組んでおります。当社は世界各地に生産拠点があり、それぞれの地域や得意先に対応するための開発機能を持っております。製品設計から制作までを一貫して行う開発体制と、お客様にご満足いただける製品を提供するためのグローバルに統一・強化された生産体制で、自動車内外装部品の新しい価値を創造する製品を提供してまいります。
<販売網>当社グループは高い技術力とともに、最高の品質と価格競争力をもった製品をグローバルに供給するために、国内はもとより、世界13か国に所在する子会社等を通じて販売網を確立しております。
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループを取り巻く経営環境は、自動車メーカーのグローバル事業拡大により新興国を含むグローバルでの事業戦略の重要性が増しております。
世界規模における、企業間の競争は、ますます激しくなっておりますが、更なる発展を目指して各種課題への取り組みを行ってまいります。
1.コロナウイルスによる事業環境の変化に対する諸課題への緊急取組
2.お客様にご満足いただける高い品質の継続的な確保、体制の強化による適正なコストの実現
3.最適設計、先進生産技術の導入及び適切な調達活動によるコスト競争力の強化
4.グローバルでの経営資源の最適配置及び人財の育成
地域別には以下の取り組みを行ってまいります。
1.日本地域では、本社固定費の削減及び生産工場の再編による合理化の推進や新車立上げに伴うロス費用の徹底的な削減を行い、日本地域事業の収益改善に取り組んでまいります。
2.北米地域では、北米一体経営の推進、総固定費の削減や円滑な新車立上げを行い、自律的な拠点運営を強化し、新興EVメーカー等への拡販を進め、収益改善に取り組んでまいります。
3.中国地域では、価格競争が激化する中、新規拡販に取り組み、安定的な利益を生み出せる体制を実現するとともに、当社グループ全体の利益向上に貢献するよう取り組んでまいります。
4.アセアン地域では、安定した事業運営を継続しながら、構成部品の現地化や新規OEMへの拡販を行い、更なる収益向上に取り組んでまいります。
5.欧州地域では、拠点再編による固定費の削減及び製造プロセスの見直しによる収益改善や、新規受注への活動を積極的に行い、欧州連結としての収益向上に取り組んでまいります。
以上を踏まえ、当社グループとしては引き続き一丸となって、経営目標の達成に向けた諸施策の具体化と経営基盤の強化に努めてまいります。積極的なグローバルネットワークの拡充により顧客ニーズへ応えるべく事業拡大を図り、海外拠点等での円滑な新車投入対応、収益力増強のための生産性向上と原価低減活動をグループ総力を挙げて推進してまいります。
なお、2022年3月期の連結業績予想を以下のとおり見込んでおります。為替レートにつきましては、1米ドル105円を想定しております。
(連結業績予想)
売上高 1,540億円
営業利益 10億円
経常利益 10億円
親会社株主に帰属する当期純損失 18億円
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、次の社訓、経営理念、経営方針及び行動指針を経営の基本方針として掲げ、企業活動を行っております。
<社訓>1.社会の信用を "Gain Trust from Society"
2.企業の繁栄を "Seek Prosperity for Company"
3.相互の幸福を "Share Happiness with Everybody"
<経営理念>当社グループは、誠意と新しい技術の創造によって、価値ある商品、サービスをグローバルに提供し、顧客、株主、従業員をはじめ、全ての関わる人々の幸福を実現します。
<経営方針>当社グループは、業界トップクラスの「コスト競争力・品質水準・技術水準」を基盤として、グローバルで自動車内外装部品の専門メーカーとしての地位を確立するために以下の3点を基本方針としております。
1. 継続してお客様に満足される最高水準の品質を提供する
2. 常に自動車部品業界をリードする先進技術を生みだし、商品化に繋げる
3. 永続して高収益を出せる強靭な体質を構築する
<行動指針>-Act With Ownership!-
自ら考え 自ら行動
最後までやり抜く
より速く、より早く 結果で示す
(2) 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2020年から2024年にかけての中期経営計画として、「Athletes Kasai 24」と題して、以下3つの基本方針を掲げ、市場の競争激化やCASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)を始めとした業界全体の構造変化に対応するべく、徹底的な無駄の削減を行い、持続的に収益を確保できる経営基盤の強化と将来の成長に向けての取り組みを進めております。
1.リーンな企業体質の実現
・工場再編、投資の最小化による資産効率の向上
・本社固定費の大幅な削減
・不採算事業の撲滅
2.持続的な成長に向けた経営基盤強化
・地域拠点主体の経営へ移行させ、権限も委譲する
・日本地域製造拠点の統合と合理化(河西工業ジャパンの設立<2020年10月>)
・新ワークフローシステムやRPAの導入拡大による事務合理化の加速
3.将来の成長に向けて
・異業種への参入チャンスは伺いつつ、当面は自動車分野に経営資源を集中
・xEV、環境対応分野を重点領域として、実現可能性の高い新技術、新商品の開発を推進
(3) 当社グループを取り巻く経営環境
<企業構造>当社グループは、自動車分野を事業領域と位置づけ、研究開発・生産技術開発・営業活動を担っている当社を中心に、世界各国において製造・販売を行う各事業会社で構成されております。各事業会社は、それぞれの国において、得意先への納入体制を確立し、自律した形で事業運営を行っております。
⦅事業を行う市場の状況⦆
当社グループの事業領域である自動車業界では、企業間の競争が世界規模でますます激しくなっております。また、新型コロナウイルス感染症の長期化や世界的な半導体の供給不足は自動車業界全体に影響を及ぼしており、各自動車メーカーは稼働調整を行うなど、当社の事業運営にも世界規模で影響しております。
このような経済環境の中、市場の回復は見通しにくい状況にありますが、当社では更なる発展を目指して、経営基盤の強化を進めているところであります。
⦅主要製品・サービスの内容⦆
当社の主力事業は、ドアトリム・ルーフトリムをはじめとする自動車内装トリムシステム部品の企画・開発・生産であります。当社は独立系部品メーカーとして、全自動車メーカー(OEM)に対しビジネスの門戸を拡げ、高級ブランド車から軽自動車、商用車に至る幅広い得意先ニーズにお応えするために、企画・開発・設計・実験、そして生産に至る一貫した体制で高品質、低コストの製品づくりを追求しております。
⦅顧客基盤⦆
主得意先は、日本の自動車メーカーであります。自動車メーカー各社の海外現地生産に追従し、当社は1986年(昭和61年)の北米を皮切りに、積極的な海外展開を進めてまいりました。近年、飛躍的な成長を遂げている中国やアジア諸国においてもすでに供給体制を構築しており、全世界にネットワークを確立しております。製品の現地開発・生産を進めるとともに、非進出国における現地部品メーカーとの技術援助契約の締結、そしてこれらを統括管理するワールドワイドな経営の確立にも努め、グローバルな競争力強化を図っております。
<競争優位性>当社は内外装トリムシステムサプライヤーとして、キャビントリム・ラゲッジトリム・防音部品など取扱製品の性能向上に取り組むとともに、車室全体からの視点で、「環境」「安全」「魅力/快適」の3つのテーマで次世代自動車の開発を支える製品・技術開発を進め、未来を先取りする付加価値の高い製品づくりに取り組んでおります。当社は世界各地に生産拠点があり、それぞれの地域や得意先に対応するための開発機能を持っております。製品設計から制作までを一貫して行う開発体制と、お客様にご満足いただける製品を提供するためのグローバルに統一・強化された生産体制で、自動車内外装部品の新しい価値を創造する製品を提供してまいります。
<販売網>当社グループは高い技術力とともに、最高の品質と価格競争力をもった製品をグローバルに供給するために、国内はもとより、世界13か国に所在する子会社等を通じて販売網を確立しております。
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループを取り巻く経営環境は、自動車メーカーのグローバル事業拡大により新興国を含むグローバルでの事業戦略の重要性が増しております。
世界規模における、企業間の競争は、ますます激しくなっておりますが、更なる発展を目指して各種課題への取り組みを行ってまいります。
1.コロナウイルスによる事業環境の変化に対する諸課題への緊急取組
2.お客様にご満足いただける高い品質の継続的な確保、体制の強化による適正なコストの実現
3.最適設計、先進生産技術の導入及び適切な調達活動によるコスト競争力の強化
4.グローバルでの経営資源の最適配置及び人財の育成
地域別には以下の取り組みを行ってまいります。
1.日本地域では、本社固定費の削減及び生産工場の再編による合理化の推進や新車立上げに伴うロス費用の徹底的な削減を行い、日本地域事業の収益改善に取り組んでまいります。
2.北米地域では、北米一体経営の推進、総固定費の削減や円滑な新車立上げを行い、自律的な拠点運営を強化し、新興EVメーカー等への拡販を進め、収益改善に取り組んでまいります。
3.中国地域では、価格競争が激化する中、新規拡販に取り組み、安定的な利益を生み出せる体制を実現するとともに、当社グループ全体の利益向上に貢献するよう取り組んでまいります。
4.アセアン地域では、安定した事業運営を継続しながら、構成部品の現地化や新規OEMへの拡販を行い、更なる収益向上に取り組んでまいります。
5.欧州地域では、拠点再編による固定費の削減及び製造プロセスの見直しによる収益改善や、新規受注への活動を積極的に行い、欧州連結としての収益向上に取り組んでまいります。
以上を踏まえ、当社グループとしては引き続き一丸となって、経営目標の達成に向けた諸施策の具体化と経営基盤の強化に努めてまいります。積極的なグローバルネットワークの拡充により顧客ニーズへ応えるべく事業拡大を図り、海外拠点等での円滑な新車投入対応、収益力増強のための生産性向上と原価低減活動をグループ総力を挙げて推進してまいります。
なお、2022年3月期の連結業績予想を以下のとおり見込んでおります。為替レートにつきましては、1米ドル105円を想定しております。
(連結業績予想)
売上高 1,540億円
営業利益 10億円
経常利益 10億円
親会社株主に帰属する当期純損失 18億円