当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、東南アジアでの新型コロナの感染拡大に伴う部品不足から、持ち直してきた景気に一服感がみられる状況となりました。世界経済においては、米国は新型コロナの感染再拡大から個人消費の伸びは小幅に留まり、中国では電力不足による生産の停滞などから経済活動がペースダウン致しました。一方で、アセアンでは、マレーシアで新型コロナの感染が拡大し半導体の供給不足を通じて世界の自動車産業に大きな影響を与える状況となりました。インドネシアは感染の急拡大を受けて7月に活動規制が強化され、タイでも感染拡大地域での外出禁止や規制地域の拡大など、景気回復のペースは鈍い状況が継続しました。 当社グループが属する自動車業界におきましては、世界的な半導体部品の供給不足の影響はありましたが、前年の新型コロナの影響による落ち込みに対する反動から、日本国内の自動車生産台数は前年同期比では増加となりました。アセアンの自動車生産台数についても、マレーシアは前年同期比マイナスとなりましたが、タイとインドネシアの2ヶ国で前年同期比プラスとなり、3ヶ国の合計では前年同期比プラスとなりました。
このような環境の下、当第3四半期連結累計期間においては、主力の日本国内、アセアン、中国の3つの地域において、好調な販売状況から売上高は増収を確保し、3つの地域における自動車生産台数の増加率を売上増収率が上回りました。一方で、第3四半期連結会計期間においては、半導体の供給不足の深刻化、アセアンにおける新型コロナの感染拡大再燃等により、直前四半期比で売上高は減少しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間では、売上高は93,072百万円(前年同期比17.2%増)、営業利益は樹脂等、原材料費高騰の影響はあったものの、近年継続してきた構造改革に伴う固定費削減効果や設備投資による生産性の向上などから4,659百万円(前年同期比934.5%増)、経常利益は持分法による投資利益1,098百万円の計上などもあり5,614百万円(前年同期比371.3%増)となりました。また、特別損失として減損損失190百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,871百万円((前年同期比1,089.6%増)となりました。
2021/11/12 15:01