四半期報告書-第77期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/08 10:39
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率が引き上げられた4月以降、駆け込み需要の反動減から一時的に減速しましたが、5月に入り自動車や機械器具などの耐久消費財の売上に下げ止まりの兆しが見られました。米国の2014年1~3月期の実質GDPは大寒波の影響を受け前期比マイナスとなりましたが、これは一時的な現象であり、景気そのものは緩やかな拡大基調を維持しております。中国の実質GDPは2四半期連続で伸びが減速し、巡航速度の拡大は維持しておりますが景気のスローダウンが継続しております。タイは政治的要因が景気を下押し、インドネシアも輸出の伸び悩みから景気減速が続いております。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間における売上高は、国内の得意先の減産はあったものの、為
替換算差及び北米・中国得意先の増産影響により前年同期比9.9%増の28,866百万円となりました。損益面では、増収となるものの、材料費の増加が影響し、営業利益は前年同期比7.5%減の669百万円となりました。また、為替差益の減少等により経常利益は前年同期比17.2%減の832百万円、四半期純利益は前年同期比36.7%減の409百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本
国内の売上高は、主要得意先の生産台数減により、9,703百万円と前年同期に比べ266百万円(△2.6%)の減収となりました。営業利益は、減収影響等により223百万円と前年同期に比べ7百万円(△3.0%)の減益となりました。
② 北米
北米の売上高は、為替換算レート差影響や主要得意先の生産台数増により15,093百万円と前年同期に比べ2,312百万円(18.0%)の増収となりました。営業利益は、増収影響等により131百万円(前年同期は146百万円の営業損失)となりました。
③ 中国
中国の売上高は、主要得意先の生産台数増や為替換算レート差影響により5,215百万円と前年同期に比べ1,034百万円(24.7%)の増収となりました。営業利益は、材料費率増等により366百万円と前年同期に比べ102百万円(△21.7%)の減益となりました。
④ 東南アジア
東南アジアの売上高は、得意先の生産台数減により3,113百万円と前年同期に比べ83百万円(△2.6%)の減収となりました。営業利益は、減収影響及び材料費率増等により8百万円と前年同期に比べ81百万円(△90.8%)の減益となりました。
なお、売上高は消費税抜きで記載しております。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更等はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は385百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。