有価証券報告書-第59期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/26 10:55
【資料】
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【項目】
161項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については短期的な預金等によっており、資金調達は主として銀行等金融機関からの借入及びファイナンス・リース取引によっております。借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であります。デリバティブは、外貨建ての営業債権債務に係る為替の変動リスクを回避するために実需の範囲で利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びに管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金に係る顧客の信用リスクは、与信管理規定等に従い、取引先ごとに期日管理及び残高管理を行うなどしてリスク低減を図っております。
有価証券及び投資有価証券は、株式及び投資事業有限責任組合への出資であり、市場価格の変動リスク及び発行体の信用リスクに晒されておりますが、上場株式については定期的に把握された時価が取締役会に報告されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。借入金のうち、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金(原則として5年以内)は主に設備投資に係る資金調達であります。これら営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、月次に資金繰計画を作成するなどの方法により管理してリスク低減を図っております。
デリバティブ取引については、外貨建ての営業債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジを目的として、原則として先物為替予約を利用しており、その執行・管理については、代表者の確認のもとに実行し、月次で結果の報告を行なっております。デリバティブの契約先は信用度の高い銀行であるため、信用リスクはほとんどないと判断しております。
(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。また、「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(2023年3月31日)
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)有価証券及び投資有価証券(*2)
その他有価証券1,1661,166
資産計1,1661,166
(1)長期借入金(*3)15,51615,466△49
(2)リース債務(*3)2322331
負債計15,74815,699△48
デリバティブ取引 (*4)33

当連結会計年度(2024年3月31日)
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)有価証券及び投資有価証券(*2)
その他有価証券1,7221,722
資産計1,7221,722
(1)長期借入金(*3)19,03318,977△56
(2)リース債務(*3)1,4951,387△107
負債計20,52920,365△164
デリバティブ取引 (*4)(20)(20)

(*1)現金及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似する預金、受取手形、売掛金、支払手形及び
買掛金、並びに短期借入金は、記載を省略しております。
(*2)市場価格のない株式等は、「(1)有価証券及び投資有価証券」には含まれておりません。また、連結
貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資は省略しておりま
す。当該金融商品の連結貸借対照表計上額はそれぞれ以下のとおりであります。
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(2023年3月31日)
当連結会計年度
(2024年3月31日)
非上場株式2,6402,760
投資事業有限責任組合への出資292350

(*3)長期借入金及びリース債務には、1年内の期限到来部分を含めて記載しております。
(*4)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる
項目については( )で示しております。

(注1)満期のある金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2023年3月31日)
1年以内
(百万円)
現金及び預金6,329
受取手形1,849
売掛金15,348
合計23,526

当連結会計年度(2024年3月31日)
1年以内
(百万円)
現金及び預金10,308
受取手形1,463
売掛金16,835
合計28,607

(注2)長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2023年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
2年以内
(百万円)
2年超
3年以内
(百万円)
3年超
4年以内
(百万円)
4年超
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
短期借入金4,002
長期借入金3,9165,9673,0501,840740
リース債務1722910108
合計8,0915,9973,0611,851748

当連結会計年度(2024年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
2年以内
(百万円)
2年超
3年以内
(百万円)
3年超
4年以内
(百万円)
4年超
5年以内
(百万円)
5年超
(百万円)
短期借入金6,396
長期借入金7,9664,5843,4102,258814
リース債務242227233238201351
合計14,6054,8113,6432,4971,015351

3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定
の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係る
インプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度(2023年3月31日)
区分時価 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券 株式
1,1661,166
資産計1,1661,166

当連結会計年度(2024年3月31日)
区分時価 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券 株式
1,7221,722
資産計1,7221,722


(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度(2023年3月31日)
区分時価 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
長期借入金
リース債務
――15,466
233
――15,466
233
負債計15,69915,699
デリバティブ取引(*)33

当連結会計年度(2024年3月31日)
区分時価 (百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
長期借入金
リース債務
――18,977
1,387
――18,977
1,387
負債計20,36520,365
デリバティブ取引(*)(20)(20)

(*)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目につい
ては( )で示しております。
(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
有価証券及び投資有価証券
上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価を
レベル1の時価に分類しております。
長期借入金及びリース債務
これらの時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
デリバティブ取引
為替予約の時価は、取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しており、レベル2の時価に分類しております。