有価証券報告書-第58期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/23 14:17
【資料】
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【項目】
116項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度は、海外向け血液バッグ及び輸液関連製品、国内向け透析用血液回路などの販売拡大に取り組むとともに、国内外の生産拠点における継続的な原価低減活動の推進や販売費及び一般管理費の低減に努めてまいりました。これらの結果、当連結会計年度は、前連結会計年度に比べて増収増益となりました。
当連結会計年度の経営成績については以下のとおりです。
<売上高>売上高は、海外向けの血液バッグ、輸液関連製品、ならびに透析用血液回路の販売拡大などにより、前連結会計年度に比べ7億82百万円増の284億8百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。国内・海外別の売上高につきましては、国内売上高は、前連結会計年度に比べ9億90百万円減の202億14百万円(同4.7%減)、海外売上高は、前連結会計年度に比べ17億73百万円増の81億93百万円(同27.6%増)となりました。
<売上総利益・営業利益>売上総利益は、売上増加やタイ工場の稼働率向上に伴う原価低減などにより、前連結会計年度に比べ5億21百万円増の95億29百万円(同5.8%増)となりました。
また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に一時的に発生した海外向け血液バッグ工場の準備費用が当連結会計年度は発生しなかったことなどにより、前連結会計年度に比べ2億78百万円減の81億23百万円(同3.3%減)となりました。
これにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ8億円増の14億6百万円(同131.9%増)となりました。
<経常利益>営業外収益に計上している為替差益が前連結会計年度に比べ増加したことや、前連結会計年度に営業外費用として計上していた稼働準備中の設備などに係る減価償却費の発生がなかったことなどにより営業外収支が改善した結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ12億82百万円増の18億35百万円(同231.9%増)となりました。
<当期純利益>当期純利益は、前連結会計年度に比べ3億68百万円増の9億75百万円(同60.8%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
<血液及び血管内関連>海外向け血液バッグや海外向け輸液関連製品の販売が増加したことなどにより、売上高は、前連結会計年度に比べ4億3百万円増の132億78百万円(同3.1%増)となりました。セグメント利益は、前連結会計年度に比べ1億88百万円減の9億28百万円(同16.9%減)となりました。
<体外循環関連>透析用血液回路や血液浄化関連の販売が増加したことなどにより、売上高は、前連結会計年度に比べ3億79百万円増の151億29百万円(同2.6%増)となりました。セグメント利益は、前連結会計年度に比べ9億88百万円増の4億78百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
1. 営業活動により得られたキャッシュ・フローは、50億59百万円(前連結会計年度比4億86百万円増)となりました。主な内容は、税金等調整前当期純利益が17億49百万円、減価償却費が21億8百万円、受取補償金が17億90百万円であります。
2. 投資活動により支出したキャッシュ・フローは、8億44百万円(同29億41百万円減)となりました。主な内容は、有形固定資産の取得による支出が6億56百万円であります。
3. 財務活動により支出したキャッシュ・フローは、3億65百万円(同0百万円減)となりました。主な内容は、配当金の支払額が3億43百万円であります。
この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、136億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ、40億24百万円増加いたしました。