有価証券報告書-第50期(2025/07/01-2026/06/30)
有報資料
研究開発型企業である当社グループは、創業時より研究開発活動を経営の重要項目の1つとして位置付けております。
当社グループは、4つのコアテクノロジー(伸線技術、ワイヤーフォーミング技術、コーティング技術、トルク技術)を主体とした、高度で独自性の高い素材加工技術を備えることに加えて、原材料から製品までの一貫生産体制を構築することによって、当社独自の素材及び機能を有した製品の開発・製造が可能となっております。
これは、同業他社ではあまり見られない医療機器分野と産業機器分野の技術循環、日本の研究開発拠点と海外の生産拠点との技術連携など、当社グループならではの強みであります。また、これら当社独自の機能を活かし、近年では、医療現場での豊富な経験を持つ各分野におけるトップドクターとの共同研究開発体制を強化しており、医療現場に密着した製品開発を展開しております。これらの融合が、医療機器分野での競合先との差別化を図り、競争優位性のある製品を供給し続けている大きな要因にもなっております。
研究開発拠点の主体である国内においては、当社グループの研究開発拠点の中心である瀬戸工場の敷地内に新社屋を建設し、臨床現場に近い研究開発環境整備を実現いたしました。また、さらなる研究開発機能強化を目的に、近年におきましては、静岡R&Dセンターの隣地を取得し新棟を建設、東京R&Dセンターの開設やグローバル本社・R&Dセンター内に研究開発用の新棟を構えるなどし、国内の研究開発体制をより充実させております。
また、米国の直接販売の拠点である連結子会社ASAHI INTECC USA, INC.において、最終顧客であるドクターからのニーズや評価をダイレクトに反映し、試作レベルまでの対応を可能とした研究開発体制を構築しています。連結子会社ASAHI INTECC THAILAND CO., LTD.の研究開発拠点をさらに拡充させ、製品仕様の検討を含めた既存製品の改良などをより積極的に進めてまいりました。
今後も、当社グループのOnly One技術の発展と、それに伴うお客様のNumber Oneの実現を目指し、研究開発活動を進めてまいります。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費用の総額は、13,372百万円であります。
セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(メディカル事業)
グローバル市場の戦略的な開拓と患部・治療領域の拡大に向け、治療用製品のさらなる強化と拡充に取り組んでまいりました。
循環器分野においては、CTO(慢性完全閉塞)用のPCIガイドワイヤーである「PRISMbros」を開発いたしました。
「PRISMbros」は「GAIA Nextシリーズ」で採用したエクストランド・コイル技術を活用したガイドワイヤーであり、血管走行が不明瞭な場合でも使用でき、CTO病変をより安全かつ正確に通過することを目指した製品です。
脳血管系領域においては、ラディアルアクセス用のガイディングカテーテルである「SAYA86」を開発いたしました。「SAYA86」はラディアルから脳血管へのアプローチにおいて、血管追従性とともに屈曲部での耐キンク性(折れ曲がりにくさ)を両立しており、また高いバックアップ性能も有しております。
また、同領域において、脳血管系領域ではAVM(動静脈奇形)/AVF(動静脈瘻)用の細径ガイドワイヤーとして、「CHIKAI Nexus Petit」を開発いたしました。「CHIKAI Nexus Petit」は先端部が0.006インチの当社で最小径のガイドワイヤーであり、ニッケルチタンとステンレスを接合した構造により複雑に屈曲した末梢血管での耐久性と操作性を実現しております。
また、循環器領域の教育用ソフトウェア(非医療機器)である「ESPELUX Edu」のバージョンアップを実施いたしました。従来バージョンではCTO病変のみを対象としておりましたが、最新バージョンでは分岐部病変も対象に加えております。また従来バージョンではアンギオ画像のみ利用可能でしたが、最新バージョンでは新たにCT画像を利用した教育も可能となっており、活用の幅を拡大しております。
当連結会計年度における研究開発費は、11,025百万円であります。
(デバイス事業)
当事業におきましては、当社のコアテクノロジーを進化させるとともに、Only Oneとなる新製品開発や、さらなる技術開発と深耕に取り組み、様々な分野で採用していただける高機能・高付加価値の技術・製品の開発を行っております。
医療部材につきましては、金属系・樹脂系ともに強化を進めております。金属系におきましては、当社独自の高機能部材である中腔のケーブルチューブ「ACT ONE(アクトワン)」や、トルク伝達性、高速度回転駆動に優れたトルクコイル・ドライブケーブル、破断強度の高いハイテンションワイヤーロープ及びそれらのアッセンブリー技術などが高く評価されており、国内外大手の医療機器メーカーや産業機器メーカーに部材並びに追加工製品を量産納品しています。樹脂系におきましては、カテーテルを構成する内層樹脂ライナー、金属補強層、バルーン部材及び樹脂チューブ部材を高精度かつ薄膜で成形する独自技術を構築し対応しております。また、金属系医療部材や樹脂系医療部材のみならず、顧客ニーズに見合う機構設計や設計思想に見合う製品実現のための高精度な精密加工技術も事業内に保有し、独自の設備カスタマイズや治工具などの内製化による技術の拡大と深耕に取り組んでおります。
また、自社ブランドの治療用製品の拡充に当事業の技術開発力が寄与しており、内視鏡用ガイドワイヤー「CROSSLEAD ES」、「Fielder25 Flexタイプ」の金属部材、冠動脈治療用マイクロカテーテル「Caravel S」の金属部材および樹脂部材などを開発いたしました。
医療機器メーカー向け部材につきましては、内視鏡処置具及び本体、IVUS、OCT、不整脈治療領域等、産業機器メーカー向け部材につきましては、OA機器、家電、靴紐、釣糸等、様々な用途に応じた設計・試作に柔軟に対応することにより、新規案件が増加しており、また各案件の量産化に向けた製品検証活動に注力いたしました。
また、朝日サージカルロボティクス株式会社が開発した外科手術支援ロボット「ANSUR」のツールユニット(手技鉗子)においては、ANSUR導入の診療科拡大のため、各領域に適したツールユニットの開発や、術者の要望を取り入れた付属品の改良開発を行っております。さらに、ロボット本体の組立製造もデバイス事業に取り込み、拡販体制を構築することで新領域開拓に貢献しております。
当連結会計年度における研究開発費は、2,346百万円であります。
当社グループは、4つのコアテクノロジー(伸線技術、ワイヤーフォーミング技術、コーティング技術、トルク技術)を主体とした、高度で独自性の高い素材加工技術を備えることに加えて、原材料から製品までの一貫生産体制を構築することによって、当社独自の素材及び機能を有した製品の開発・製造が可能となっております。
これは、同業他社ではあまり見られない医療機器分野と産業機器分野の技術循環、日本の研究開発拠点と海外の生産拠点との技術連携など、当社グループならではの強みであります。また、これら当社独自の機能を活かし、近年では、医療現場での豊富な経験を持つ各分野におけるトップドクターとの共同研究開発体制を強化しており、医療現場に密着した製品開発を展開しております。これらの融合が、医療機器分野での競合先との差別化を図り、競争優位性のある製品を供給し続けている大きな要因にもなっております。
研究開発拠点の主体である国内においては、当社グループの研究開発拠点の中心である瀬戸工場の敷地内に新社屋を建設し、臨床現場に近い研究開発環境整備を実現いたしました。また、さらなる研究開発機能強化を目的に、近年におきましては、静岡R&Dセンターの隣地を取得し新棟を建設、東京R&Dセンターの開設やグローバル本社・R&Dセンター内に研究開発用の新棟を構えるなどし、国内の研究開発体制をより充実させております。
また、米国の直接販売の拠点である連結子会社ASAHI INTECC USA, INC.において、最終顧客であるドクターからのニーズや評価をダイレクトに反映し、試作レベルまでの対応を可能とした研究開発体制を構築しています。連結子会社ASAHI INTECC THAILAND CO., LTD.の研究開発拠点をさらに拡充させ、製品仕様の検討を含めた既存製品の改良などをより積極的に進めてまいりました。
今後も、当社グループのOnly One技術の発展と、それに伴うお客様のNumber Oneの実現を目指し、研究開発活動を進めてまいります。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費用の総額は、13,372百万円であります。
セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(メディカル事業)
グローバル市場の戦略的な開拓と患部・治療領域の拡大に向け、治療用製品のさらなる強化と拡充に取り組んでまいりました。
循環器分野においては、CTO(慢性完全閉塞)用のPCIガイドワイヤーである「PRISMbros」を開発いたしました。
「PRISMbros」は「GAIA Nextシリーズ」で採用したエクストランド・コイル技術を活用したガイドワイヤーであり、血管走行が不明瞭な場合でも使用でき、CTO病変をより安全かつ正確に通過することを目指した製品です。
脳血管系領域においては、ラディアルアクセス用のガイディングカテーテルである「SAYA86」を開発いたしました。「SAYA86」はラディアルから脳血管へのアプローチにおいて、血管追従性とともに屈曲部での耐キンク性(折れ曲がりにくさ)を両立しており、また高いバックアップ性能も有しております。
また、同領域において、脳血管系領域ではAVM(動静脈奇形)/AVF(動静脈瘻)用の細径ガイドワイヤーとして、「CHIKAI Nexus Petit」を開発いたしました。「CHIKAI Nexus Petit」は先端部が0.006インチの当社で最小径のガイドワイヤーであり、ニッケルチタンとステンレスを接合した構造により複雑に屈曲した末梢血管での耐久性と操作性を実現しております。
また、循環器領域の教育用ソフトウェア(非医療機器)である「ESPELUX Edu」のバージョンアップを実施いたしました。従来バージョンではCTO病変のみを対象としておりましたが、最新バージョンでは分岐部病変も対象に加えております。また従来バージョンではアンギオ画像のみ利用可能でしたが、最新バージョンでは新たにCT画像を利用した教育も可能となっており、活用の幅を拡大しております。
当連結会計年度における研究開発費は、11,025百万円であります。
(デバイス事業)
当事業におきましては、当社のコアテクノロジーを進化させるとともに、Only Oneとなる新製品開発や、さらなる技術開発と深耕に取り組み、様々な分野で採用していただける高機能・高付加価値の技術・製品の開発を行っております。
医療部材につきましては、金属系・樹脂系ともに強化を進めております。金属系におきましては、当社独自の高機能部材である中腔のケーブルチューブ「ACT ONE(アクトワン)」や、トルク伝達性、高速度回転駆動に優れたトルクコイル・ドライブケーブル、破断強度の高いハイテンションワイヤーロープ及びそれらのアッセンブリー技術などが高く評価されており、国内外大手の医療機器メーカーや産業機器メーカーに部材並びに追加工製品を量産納品しています。樹脂系におきましては、カテーテルを構成する内層樹脂ライナー、金属補強層、バルーン部材及び樹脂チューブ部材を高精度かつ薄膜で成形する独自技術を構築し対応しております。また、金属系医療部材や樹脂系医療部材のみならず、顧客ニーズに見合う機構設計や設計思想に見合う製品実現のための高精度な精密加工技術も事業内に保有し、独自の設備カスタマイズや治工具などの内製化による技術の拡大と深耕に取り組んでおります。
また、自社ブランドの治療用製品の拡充に当事業の技術開発力が寄与しており、内視鏡用ガイドワイヤー「CROSSLEAD ES」、「Fielder25 Flexタイプ」の金属部材、冠動脈治療用マイクロカテーテル「Caravel S」の金属部材および樹脂部材などを開発いたしました。
医療機器メーカー向け部材につきましては、内視鏡処置具及び本体、IVUS、OCT、不整脈治療領域等、産業機器メーカー向け部材につきましては、OA機器、家電、靴紐、釣糸等、様々な用途に応じた設計・試作に柔軟に対応することにより、新規案件が増加しており、また各案件の量産化に向けた製品検証活動に注力いたしました。
また、朝日サージカルロボティクス株式会社が開発した外科手術支援ロボット「ANSUR」のツールユニット(手技鉗子)においては、ANSUR導入の診療科拡大のため、各領域に適したツールユニットの開発や、術者の要望を取り入れた付属品の改良開発を行っております。さらに、ロボット本体の組立製造もデバイス事業に取り込み、拡販体制を構築することで新領域開拓に貢献しております。
当連結会計年度における研究開発費は、2,346百万円であります。