(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移した一方、個人消費については消費税増税の影響による落ち込みから持ち直しつつあるものの、依然として厳しい状況で推移しました。また、世界経済については、米国は雇用や個人消費が回復基調で推移する一方、中国や新興国は低水準の成長にとどまりました。このような経営環境のもと、当社グループは、第4次中期経営計画の推進にあたり、ブランド戦略として『Shigeru Kawai』を核とした著名アーティストの活動支援や、音楽系外部団体等との連携強化を図り、全世界へカワイブランドを発信することにより、企業価値の向上に努めました。また、重要市場である中国において、音楽文化振興とカワイブランドの認知拡大及び信頼性のさらなる向上のため、中日友好和平発展基金会との間に「河合音楽教育・中日友好交流基金」を設立しました。販路・売上高の拡大に向けた取り組みとしては、当社電子ピアノの主力モデルである『CN シリーズ』や、ステージピアノ『MP シリーズ』をモデルチェンジし市場投入するとともに、前期末に子会社化した株式会社全音楽譜出版社との相乗効果の具体化や、iOS アプリとして『タッチノーテーション』を発売し新市場での展開に注力しました。さらに、カワイ札幌の移転・リニューアルや音楽教室のスクラップ&ビルドを実施し、また金属事業における生産能力拡大のために新ラインの増設を行うなど、今後の成長に向けた設備投資にも力を入れてまいりました。
その結果、海外の鍵盤楽器販売の伸長や円安による為替のプラス影響、金属事業での売上増加なども加わり、当第3四半期連結累計期間の売上高は 48,100 百万円(前年同期比 4,482 百万円増)となりました。一方、利益については、上記売上高の増加はありましたが、教育関連事業における生徒数減少による収入減の影響が大きく、営業利益は 1,309 百万円(前年同期比 62 百万円減益)となり、経常利益は 1,806 百万円(前年同期比 144 百万円減益)となりました。四半期純利益については、税金費用の減少により 1,176 百万円(前年同期比 13 百万円増益)となりました。
2015/02/13 12:57