当社は、平成20年の当社A種優先株式3,500,000株による第三者割当増資以降、現代表執行役社長の田島寿一をはじめとした専門性と多様性を兼ね備えた経営陣を迎え入れ、人員体制の適正化・生産体制の見直し・在庫圧縮等の事業再構築を断行するとともに、革新的でかつ洗練されたジュエリーを提供するラグジュアリーブランドとしての方向性を打ち出し、ブランド価値向上を目指すブランド戦略を推進してまいりました。加えて、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題のひとつとして認識し、早期復配を目指し、収益力の向上及び財務体質の強化に取り組んでまいりました。
ブランド戦略を中心とした経営改革においては、商品・商材を的確に供給していくマーケット中心への戦略転換、旗艦店である銀座本店の改装及び主要百貨店チャネルへの出店強化を進めるとともに、ブランドイメージを伝統的・保守的なブランドからデザイン価値により比重をおいたラグジュアリーブランドへと再定義してきました。また、新たなブランドイメージの浸透・確立のため、タクーン・パニクガル氏をクリエイティブ・ディレクターとして起用し、高付加価値商品をはじめとした商品を展開してまいりました。その他、メディアを戦略的に活用することによりブランド価値を市場に伝達するとともに、競合との差別化とアイコンデザインの確立・浸透により各種広告・宣伝を通じて顧客の獲得を目指すプル型の営業・販売活動へのシフトを継続支援することで、顧客層の拡大を実現するなど、商品・コミュニケーション(広告・宣伝)・チャネル・顧客層・販売の多岐にわたる改革施策を遂行することで収益力が改善してまいりました。その結果、当社グループの連結経営指標として最も重要視していたEBITDAについて平成24年10月期に黒字化を達成するとともに、平成25年10月期には当期純利益の黒字化を達成し、更に平成26年10月期についても当期純利益の増益を果たしました。
当社は、これらの諸施策の結果、今後の安定成長が可能な事業構造へのシフトにつき一定の成果を挙げることができたと判断しております。
2015/09/11 15:26