有価証券報告書-第71期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/26 13:33
【資料】
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【項目】
153項目
(重要な会計上の見積り)
(固定資産の減損)
(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
(単位:百万円)
当連結会計年度
減損損失7
有形固定資産21,731
無形固定資産5,488

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
①減損の兆候の判定と割引前将来キャッシュ・フローの算出方法
当社グループは、主として事業別に資産のグルーピングを行っております。その他、賃貸用資産及び遊休資産等につきましては個々の資産ごとにグルーピングを行っております。収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上しております。
回収可能価額は正味売却価額または使用価値により測定しており、正味売却価額については、不動産鑑定評価額に基づいて算定しております。また、使用価値については、将来キャッシュ・フローに基づき算定しております。
なお、クリナップキャリアサービス株式会社が行っている有料老人ホーム事業の資産グループ(帳簿価額合計863百万円)において、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスとなっているため減損の兆候があると判断しましたが、上記判定の結果、正味売却価額が資産グループの固定資産の帳簿価額を超えるため、減損損失は認識しておりません。
②主要な仮定
不動産鑑定評価額の算定における主要な仮定は、建物の再調達原価及び土地の比準価格であります。
③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
固定資産の減損の判断に用いた主要な仮定は合理的と認識しております。
しかし、市場環境の変化等により不動産鑑定評価額が低下した場合等、見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合には、固定資産の減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。