有価証券報告書-第48期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/03/31 11:49
【資料】
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【項目】
154項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、グローバルエンターテインメント企業として「楽しさ」を創造し、「夢のある社会」創りに貢献することを経営の基本方針としております。
具体的には、パチスロ・パチンコ機及び周辺機器等の研究・開発・製造・販売を行うメーカーとして、ユーザーの皆さまに「楽しい!」を提供してまいります。また、フィリピン・マニラにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開していくことで、多くのお客様へ魅力あふれる総合的な「エンターテインメント」を体験していただくことを通じて、世界中の皆さまを魅了してまいります。
(2) 経営戦略等
遊技機業界は、少子化やレジャーの多様化、遊技人口の減少に伴う店舗数の減少等を背景に、緩やかな縮小傾向にあります。加えて、パチスロ・パチンコ機双方への改正規則の施行により、改正規則に対応した遊技機(新規則機)の導入が進んでおります。当社グループは、過去の規制強化の時期においても、一時的な落ち込みはあったものの画期的なシステムや魅力ある製品開発に成功し、業界を牽引してきた実績があります。今後も、コンテンツの強みや高い技術力を活かし、ユーザーの皆様に「楽しい!」を提供する魅力あふれる製品の開発とともに、エンジニアリング面におけるコストダウン強化等に注力し、業績の維持拡大に努めてまいります。
またフィリピン、マニラ・ベイ地区にて展開している統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の事業拡大を推進しております。「オカダ・マニラ」では、非カジノ部門のアメニティも他の追随を許さない水準まで充実させ、中国、韓国を含むアジア諸国からのVIP客に加え、多くの国内客も取り込むことで営業規模を広げており、世界でも有数の最高級エンターテインメント・リゾート施設を目指してまいります。
(3) 経営環境
遊技機事業においては、2018年2月にパチスロ・パチンコ機双方への改正規則が施行され、市場に設置されている旧規則機の設置が2021年1月末で終了し、市場が新規則機へ移行するという、遊技機業界として大きな変革期を迎えておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響から、2020年5月に改正規則が改正・施行され、旧規則機撤去についての経過措置期間が1年間延長されました。こうした環境下で新規則機への入替は低調に推移しておりますが、市場環境・開発環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、パチンコホールの集客に貢献できる遊技機の開発・販売に努めてまいります。
統合型リゾート(IR)事業においては、フィリピンのカジノ市場の低いカジノ税率、法人税免除等のタックスメリット、安価な人件費等、他国に比べて優れた事業環境に加え、国内マスマーケットの拡大と中国を含む海外からの来訪客増加等によって高い成長率を維持しておりました。統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、新型コロナウイルス感染症の影響によるフィリピンでのロックダウンにより、2020年3月15日より営業を一時停止しました。現在、ゲーミング事業は、規制緩和により座席数の30%を上限として営業を再開しております。ホテルについては、2020年10月に観光省DOT(Department of Tourism)より、客室数100%での営業再開の許可を得ました。また、飲食事業は、2020年10月2日に貿易産業省DTI(Department of Trade and Industry)より、マニラ首都圏の飲食店での店内飲食の営業活動制限が座席数の50%超まで解除されました。これらの規制緩和による政府のガイドラインを受けて、「オカダ・マニラ」では一部営業を再開しております。新型コロナウイルス感染症の影響は依然収束しておらず、感染防止の観点から衛生管理を引き続き高い水準で維持してまいります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
①遊技機事業
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年5月20日に「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則の一部を改正する規則」が施行され、旧規則機撤去についての経過措置期間が1年間延長されました。規則改正の施行に伴い、パチンコホールにおいては新台入替に対する慎重な姿勢が強まっておりますが、業界14団体から構成されるパチンコ・パチスロ産業21世紀会にて計画的な新規則機への入替が促進されるよう、旧規則機撤去に伴う内規が制定されております。
当社は、新規則機への技術対応と生産体制の活用をもって、引き続きホール経営への貢献度が高い遊技機を提供し、計画的な入替への促進を行ってまいります。
②特許戦略
かねてから当社グループは、知的財産の創出と保護の重要性を認識し、特許申請書類の標準化などによって、より多くの優れた発明の権利化のための仕組み作りを進めてまいりました。また、それぞれの発明を技術分野ごとに取りまとめて出願する体制を確立することにより、申請書類の内容を充実させ、出願数に対する登録数の割合の向上を図ってまいりました。当社が取得した特許及び特許出願中の技術は、他社と比較しても極めて有効で実利的な内容であり、これらを最大限自社製品の開発に活かし、製品付加価値を向上させることで、他社製品と技術面での差別化を図り、当社グループの事業における優位性を確保してまいります。さらに、特許ライセンス収入の確保を目的とした、特許活用戦略及び権利侵害に対する権利行使を強力に推進してまいります。
③統合型リゾート(IR)事業
当社グループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」につきましては、最高級のホテル、国内外からの全てのお客様にご満足していただけるように、世界各国の料理を提供するファインダイニング、高級商業施設、世界最大級のマルチカラーの演出による噴水「ザ・ファウンテン」、東南アジア最大級のナイトクラブやビーチクラブを有する全天候ドーム型施設「コーブ・マニラ」等の施設を完備しており、全てのお客様に最高級の“非日常”を提供し続けることを目指しております。
現在、ホテル客室数の提供増等に注力しておりますが、今後も、VIP専用カジノを含むゲーミングエリアの拡充やレストランやショッピングモールの整備により、入場者数、宿泊者数の増大を図ってまいります。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
遊技機事業においては、市場調査と営業体制のさらなる強化を図るとともに、多様化する市場ニーズにマッチしたパチスロ・パチンコ機を提供することで販売台数を確保し、市場シェアNo.1の地位を獲得します。また、業務効率の向上による筋肉質な経営体制を築き、安定的な黒字体質の構築を図ってまいります。
フィリピンにおける統合型リゾート(IR)事業においては、調整後EBITDAを指標としてまいります。

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