有価証券報告書-第21期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/19 16:00
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116項目
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に従って作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきまして、一部の大ヒットタイトルの売上高が減少へ転じる中、有力IP(知的財産)を用いたタイトルや、中国・韓国発のタイトル、女性向けタイトル等の多様なタイトルが市場拡大に貢献いたしました。国内家庭用ゲーム市場におきましては、新型ハードが牽引役となり、11年ぶりにハード・ソフト市場ともに前年の市場規模を上回りました。また、アミューズメント市場におきましては、ゲームセンターの入店規制緩和による客数の増加やプライズ機の人気等により、再び市場が活況となりました。音楽映像市場におきましては、依然としてパッケージ市場が厳しい状況ではありますが、アニメ関連やライブエンターテイメント市場は引き続き好調を維持いたしました。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当期(平成29年4月1日~平成30年3月31日)の業績は、売上高25,291百万円(前期比13.9%減)、営業利益5,147百万円(前期比10.6%減)、経常利益5,105百万円(前期比12.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,513百万円(前期比15.6%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
<オンライン事業>当事業におきましては、スマートフォン向けゲームアプリ「戦刻ナイトブラッド」を平成29年5月より、「おそ松さん よくばり!ニートアイランド」を同9月より、「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」を同11月よりサービスを開始し、さらには、平成30年1月に「オーディナルストラータ」、同3月に「千銃士」をリリースする等、多数の新作アプリゲームを送り出しました。一方で、一部の不採算タイトルのサービスを終了したほか、当期リリースに向けて開発中であった一部タイトルの開発を中止し、それぞれの開発費用を一括計上いたしました。また、既存の主力タイトル「剣と魔法のログレス いにしえの女神」につきましては、4周年イベント等で巻き返しを図ったものの、前期と比べて低調な推移となりました。
この結果、当事業の売上高は10,034百万円(前期比32.0%減)、セグメント利益は1,390百万円(前期比57.5%減)となりました。
<コンシューマ事業>当事業の自社販売部門におきましては、国内では、平成29年7月に「Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ)」(Nintendo Switch)を、同11月に「シノビリフレ -SENRAN KAGURA-」(Nintendo Switchダウンロード専売)を、同12月に「牧場物語 ふたごの村+」(ニンテンドー3DS)を発売、さらに平成30年2月には「閃乱カグラ Burst Re:Newal(PS4)」を発売し、それぞれ順調なセールスとなりました。また、旧作のリピート販売等も好調に推移いたしました。海外におきましては、当社主力シリーズの北米・欧州等への展開を行い、こちらも好調に推移いたしました。なお、第4四半期におきまして、ソフトウェア資産等の売却を行ったため、一時的な収益が発生いたしました。
アミューズメント部門におきましては、前期より好評稼働中の「ポケモンガオーレ」が引き続き好調に推移したことに加え、新機軸のプライズマシン「TRYPOD」を平成29年11月より出荷を開始し、好調なセールスを記録いたしました。
この結果、当事業の売上高は8,891百万円(前期比1.9%減)、セグメント利益は2,969百万円(前期比45.4%増)となりました。
<音楽映像事業>当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』等のパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ『刀剣乱舞-花丸-』のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移し、これらのタイトルを含めたライブラリ作品の配信・番組販売・商品化といった二次利用収入が引き続き好調に推移いたしました。また、平成29年10月よりTVアニメ『戦刻ナイトブラッド』を、平成30年1月よりTVアニメ「続『刀剣乱舞-花丸-』」とTVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』を、さらには平成30年2月よりプリキュアシリーズの新作TVアニメ『HUGっと!プリキュア』の放送を開始いたしました。
ステージ制作部門におきましては、主力シリーズの新作、「舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜」や「舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語り」、「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~」や「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~」が特に好調に推移し好業績を牽引したほか、定番シリーズの「ミュージカル『テニスの王子様』」、「ミュージカル『薄桜鬼』」、「舞台『K』」、「舞台『弱虫ペダル』」の新作公演を実施いたしました。また、当期の新作といたしまして、「舞台『ジョーカー・ゲーム』」、「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」、「舞台『モブサイコ100』」を実施し、好評を博しました。このほか、各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は6,396百万円(前期比14.1%増)、セグメント利益は2,052百万円(前期比28.0%増)となりました。
当社グループの当連結会計年度末の財政状態につきましては以下のとおりであります。
当連結会計年度末の資産残高は、有形固定資産及び無形固定資産の減少があったものの、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,260百万円増加し25,488百万円となりました。
当連結会計年度末の負債残高は、未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末に比べ614百万円減少し、7,074百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産は、配当による利益剰余金の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べ1,874百万円増加し、18,414百万円となりました。
1株当たり純資産は355円93銭(前連結会計年度は319円58銭)となり、自己資本比率は72.2%(前連結会計年度は68.2%)となりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性
[キャッシュ・フロー]
当社グループの主たる財源は営業キャッシュ・フローであり、当連結会計年度は4,506百万円の資金を得ました。これらを無形固定資産の取得に954百万円、有形固定資産の取得に146百万円使用する等、投資活動に822百万円支出しました。また、配当金の支払いに1,566百万円使用する等、財務活動として1,666百万円支出しました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ1,968百万円増加し、12,305百万円となりました。
[財務政策]
これらの資金基盤を背景に、当社グループは、「『驚き』と『感動』を世界に届ける新しいエンターテイメントの創造」という経営理念のもと、あらゆる娯楽の要素を融合させた新しいエンターテイメントの創造により、世界の人々に「驚き」と「感動」を届ける企業として、誰もが夢見る楽しい未来の創造に貢献いたします。そのために、様々な戦略的事業投資機会を追求していきます。
株主への利益還元策につきましては、経営における重要課題の一つと位置付け、将来の事業拡大と財務体質の強化のために必要な内部保留を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。
資金の流動性につきましては、当面の運転資金及び開発投資資金に加え、一定の戦略的投資機会にも備えられる現預金水準を確保しております。資金運用については、主に安全性の高い金融資産で運用しております。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)
オンライン事業30332.0
コンシューマ事業2,86766.2
音楽映像事業1,76098.8
合計4,93269.8

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 金額は、製造原価によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
オンライン事業21073.399154.7
コンシューマ事業819141.3478179.0
音楽映像事業136253.7--
合計1,166126.7578174.3

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
オンライン事業10,03468.1
コンシューマ事業8,89198.1
音楽映像事業6,365114.2
合計25,29186.1

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
なお、Apple Inc.及びGoogle Inc.に対する販売実績は、当社が提供するゲームサービスの利用者(ユーザー)に対する利用料等であります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)
Apple Inc.4,56015.52,99311.8
Google Inc.3,98513.6--

3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
4 当連結会計年度のGoogle Inc.に対する販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。

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