有価証券報告書-第23期(2025/04/01-2026/03/31)
4.気候変動に対する取組
◆戦略
当社グループでは、気候変動がもたらす事業活動に係る重要なリスクと機会の明確化に向けて、信頼性のある外部機関によるシナリオ群を活用しつつ、「脱炭素シナリオ(1.5℃~2℃)」、「温暖化進行シナリオ(2.7℃~4℃)」の2つのシナリオ分析を進め、重要なリスク(移行リスク、物理的リスク)と機会に対する対応を進めてまいります。
・2℃シナリオ
◆戦略
当社グループでは、気候変動がもたらす事業活動に係る重要なリスクと機会の明確化に向けて、信頼性のある外部機関によるシナリオ群を活用しつつ、「脱炭素シナリオ(1.5℃~2℃)」、「温暖化進行シナリオ(2.7℃~4℃)」の2つのシナリオ分析を進め、重要なリスク(移行リスク、物理的リスク)と機会に対する対応を進めてまいります。
・2℃シナリオ
| リスク | リスク種類/機会 | 要因 | 想定される当グループへの 財務的影響 | 戦略・対応 | 時期 |
| 低炭素経済への「移行」に関するリスク | 政策・法規制リスク | カーボンプライシングの導入拡大による負担増 | 当グループ事業における原材料には化石燃料由来があり、かつ、マットレススプリング材料である硬鋼線等上流の生産プロセスで排出されるCO2排出量も含めた場合、カーボンプライシング導入拡大による負担は甚大となる。 | 当グループならびにサプライチェーンと連携した生産プロセスで排出されるCO2も含めたCO2排出量の削減 | 中期 |
| 技術リスク | 再生可能エネルギー利用義務化(利用が不可避) | 当グループ事業の生産工程で使用するエネルギーのうち、電力の占める割合は高く、再生可能エネルギー由来の電力購入は事業コストの増加につながる。 また、全世界でクリーンエネルギー需給の争奪が繰り広げられることでクリーンエネルギーが調達できないリスクもある。 | ・社会の再生可能エネルギーの普及が進むことに伴うCO2排出係数の低下 ・再生可能エネルギーの効率的な調達検討 | 長期 | |
| 市場リスク | ・低炭素製品の需要増、化石燃料由来原料に対する消費者意識の変化 ・環境負荷/廃棄コストがかからない製品需要の高まり | 環境配慮型製品開発の遅れ、化石燃料由来の原料に代わる代替原料開発の遅れによる売上減少リスクがある。また、これら製品開発に係る開発費増加。 | 環境負荷に配慮した製品開発、製造時のCO2排出量を削減することによる製品等付加価値向上、カーボンプライシングの負担減少によるリスク要因極小化 | 中期 | |
| 機会 | 廃棄コストを抑えるレンタルや耐久消費製品需要が拡大するとともに、環境配慮型製品への志向が高まる。 | ・更なる高品質な製品生産 ・レンタル需要増加を捉えた安定供給できる事業体制の構築 | 中期 |