㈱パレモにおいては、基幹事業の収益力回復を目指し「MD(マーチャンダイジング)変革」「サービス変革」を主なテーマに様々な施策に取り組むとともに、個店ごとのマーケット環境と今後の収益性を精査し不採算店舗の閉店を進めると同時にローコスト推進プロジェクトによる取り組みも強化することで赤字額を削減し、経営体質の改善につなげてまいりました。第3四半期におきましては、夏のシーズン商品が好調に推移したのに引き続き、秋物商品においても順調な立ち上がりとなった反面、冬物の動きが出遅れるなど一進一退の推移となり、既存店売上高は前年同期比4.4%減となりました。その結果、営業収益は208億21百万円(前年同期比13.5%減)、営業利益は97百万円(前年同期は営業損失6億19百万円)となりました。当四半期末店舗数は、出店5店舗、閉店91店舗により614店舗となりました。
<金融>金融の営業収益は145億61百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益29億69百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
㈱UCSにおいては、カード事業において包括信用購入あっせんはアピタ・ピアゴで実施しているポイント2倍デーやUCSカード会員向けに発行している割引チケットの拡大、グループ内外の加盟店との営業企画の実施や優待サービスの拡充等による取扱高の拡大に取り組みました。さらに、平成27年10月より株式会社サンリオの人気キャラクター「マイメロディ」をデザインしたクレジットカードを発行し、若年層の女性ユーザーなど新たな顧客の獲得に取り組んだことなどにより、取扱高は4,758億40百万円(前年同期比6.3%増)と好調に推移しております。一方、融資は貸金業法改正の影響が依然として残り、取扱高は99億47百万円(前年同期比6.7%減)と引き続き厳しい状況で推移しました。また、電子マネー「ユニコカード」は会員数149万人に達し、利用拠点拡大、アピタネットスーパーの割引開始、グループ営業企画やポイント企画の実施等により、取扱高は1,274億58百万円(前年同期比83.8%増)と堅調に推移しました。保険リース事業においても、ニーズに合わせた商品提案や営業力強化に加え、複数社の保険商品を取り扱う総合ショップへのリニューアルにより、店舗活性化および集客促進を図り、生命保険の拡大に取り組みました。以上の結果、㈱UCSの取扱高は6,132億47百万円(前年同期比16.2%増)となり、増収増益となりました。
2016/01/12 14:10