有価証券報告書-第36期(平成28年12月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/02/26 9:45
【資料】
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【項目】
75項目

業績等の概要

(1)業績
当期における我が国経済は、実質GDP成長率が継続して緩やかなプラス成長を示すなど回復基調が継続しました。また、雇用、所得環境の改善も継続的に推移しましたが、個人消費はやや伸び悩みました。
このような事業環境のなか、当社の売上高は前期比5.5%増、6億78百万円増の130億18百万円となりました。第1四半期に小売店での年末年始の冬物商戦がやや伸び悩みましたが、その後、卸販売やEコマースを中心に売上が伸長しました。
返品調整引当金の繰入が1億48百万円(前期は、2億48百万円の戻入)生じたことにより返品調整引当金調整後の差引売上総利益は、前期比2億36百万円増加の59億71百万円(前期比4.1%増)となりました。
販売費及び一般管理費は、売上増加に伴う配送料、賃貸料並びに10月開業した大阪旗艦店等の開業費及び店舗運営費が増加したため前期比3億36百万円増加の55億89百万円(前期比6.4%増)となりました。
また、特別損益項目として、移転価格の税務調査の結果を踏まえて親会社であるリーバイ・ストラウス・アンド・カンパニーとの協議の結果、過年度に支払ったロイヤリティの返還を5億95百万円受け特別利益に計上しました。
この結果、営業利益及び経常利益は、それぞれ3億81百万円、4億5百万円となり、当期純利益は8億21百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金および現金同等物(以下「資金」という)は、10億75百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益9億81百万円、減価償却費1億9百万円、返品調整引当金1億48百万円並びに仕入債務1億27百万円の増加等による収入、売上債権3億61百万円の増加並びに法人税等の支払額1億17百万円等による支出があったため、8億38百万円の資金の収入(前期は1億7百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出1億97百万円並びに敷金の差入による支出76百万円等のにより2億85百万円の資金の支出(前期は2億24百万円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入れの返済等により2億48百万円の資金の支出(前期比1億69百万円の増加)となりました。