有価証券報告書-第63期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/21 11:31
【資料】
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【項目】
114項目

有報資料

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の足踏み状態が長期化しているものの、企業収益、雇用・所得環境の改善がみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、新興国を中心とした経済成長の減速懸念や英国のEU離脱問題、米国のトランプ新政権による保護主義的な政策の影響等、世界の政治、経済の先行きは不透明感が高まっております。
ステンレス鋼業界におきましては、昨年夏場以降ニッケルやクロムなどの原料価格が上昇したことにより、メーカー各社の値上姿勢が顕著となりました。一部に需要回復の動きも出始め、国内の鋼板受注実績は、建設用、船舶用が前年を下回ったものの、自動車用、産業用機器用、電気機器用等を中心に前年を上回りました。また、輸出においてもアジア向けを含めて前年を上回りました。この結果、平成28年(暦年)のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、278万トンと前年実績の276万トンから1.0%の増加となりました。
このような状況のなか、当社企業集団の連結業績は、主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、在庫販売に重点をおいた営業活動を推進する一方、休眠顧客の掘起しや新規顧客の開拓にも注力しました。また、高付加価値商品の販売等にも積極的に取り組み、受注・販売量の確保に努めました。しかしながら、販売価格の低下により売上高は前連結会計年度に比べ3.2%減少の40,335,357千円となりました。利益面につきましては、仕入価格の上昇に対応し販売価格の改定に注力した結果、売上総利益率が上昇し、前連結会計年度に比べ営業利益は21.8%増加の793,378千円、経常利益は37.6%増加の807,573千円を計上しました。また、当社及び一部の連結子会社が加入していた東京金属事業厚生年金基金が平成29年3月22日に解散したため、特別損失176,920千円並びにこれに伴う法人税等調整額△54,255千円を計上しました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ106.6%増加の461,660千円となりました。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
ステンレス鋼の販売において、販売数量が前期に比べ2.1%増加したものの販売価格が4.1%低下したこと等により、売上高は前連結会計年度に比べ3.2%減少の38,596,507千円となりました。営業利益は、在庫販売及び加工品等の高付加価値商品の販売に注力した結果、売上総利益率が上昇し、前連結会計年度に比べ26.0%増加の608,293千円を計上しました。
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
国内建築分野のステンレス加工品販売の出荷高は高水準であった前期には届かず、中国の造管事業においても為替変動の影響を受けたことから、売上高は前連結会計年度に比べ5.7%減少の1,093,539千円、営業利益は前連結会計年度に比べ3.8%減少の158,310千円となりました。
機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
食品及び公共関連向けの大型物件の受注があったことから、売上高は前連結会計年度に比べ1.7%増加の645,312千円となりました。営業利益は、製造原価の低減により売上総利益率が向上したことに加え、販売費及び一般管理費の抑制もあり18,109千円(前連結会計年度は10,840千円の損失)を計上しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により1,101,060千円の収入、投資活動により91,780千円の支 出、財務活動により177,179千円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物は換算差額も含め816,501千円の増加となり、期末残高は前連結会計年度末に比べ40.5%増加し2,832,439千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上638,670千円、減価償却費の計上344,288千円などにより1,101,060千円の収入となりました。(前連結会計年度は581,566千円の収入)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得76,176千円などにより91,780千円の支出となりました。(前連結会計年度は394,505千円の支出)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより177,179千円の支出となりました。(前連結会計年度は198,364千円の支出)

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