ステンレス鋼業界におきましては、国内市場では需要が盛り上がらず、鋼板受注実績は、産業用機器用、船舶用は前年を上回ったものの建設用、自動車用、電気機器用等を中心に前年を下回りました。また、輸出においてもアジア向けを含めて前年を下回りました。この結果、平成27年(暦年)のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、276万トンと前年実績の300万トンから8.0%の減少となりました。価格面につきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が低下傾向となり、ステンレス鋼市況は軟調に推移しました。
このような状況のなか、当社企業集団の連結業績は、主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、受注・販売量の確保に注力するとともに休眠顧客の掘起しや高付加価値商品の販売など積極的な営業展開を図った結果、売上高は前連結会計年度に比べ1.3%増加の41,675,356千円となりました。利益面では、原価の上昇を十分に販売価格に転嫁することができず売上総利益率が低下し、販売費及び一般管理費を削減したものの、営業利益は前連結会計年度に比べ2.8%減少の651,358千円、経常利益は前連結会計年度に比べ14.8%減少の586,935千円を計上しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、保有株式の評価損計上に加え、繰延税金資産について、税制改正に伴う税率を適用するとともに欠損金に係る部分について回収可能性を検討した結果、法人税等調整額186,883千円を計上したことにより前連結会計年度に比べ67.4%減少の223,411千円となりました。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
2016/06/21 13:14