有価証券報告書-第84期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 9:59
【資料】
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【項目】
98項目

有報資料

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境が総じて持ち直しの傾向にあります。企業の景況感は、一部に依然遅れが見られるものの、輸出の持ち直しや株高等を背景に改善しています。また、消費者マインドが底堅く推移したことを受け、個人消費にも緩やかながら回復の兆しが出ています。
紙パルプ業界におきましては、段ボールや白板紙など板紙の国内出荷量が全体で前期実績を上回りました。しかしながら、印刷用紙をはじめとする洋紙については、リオ五輪関連や映画ならびに高級不動産のパンフレット関連需要に動きがあったものの、ICT化による需要減少等で全体の販売量を押し上げるまでには至らず、全体の出荷量は前期実績を下回りました。
このような環境の中で、当社グループは第9次3ヶ年計画の2年目を迎え、安定的に収益をあげられる高収益基盤の確保を、最重要課題として取り組んでまいりました。しかしながら、消費者の根強い節約志向や産業構造の変化による紙需要へのマイナス影響等により、当社が主力としている特殊紙3品目のうちファインボードは前期実績を上回ったものの、ファンシーペーパーと高級印刷紙は前期実績を上回ることができませんでした。残る品目についても、ベーシックペーパーが前期実績を上回ったのみで、取扱商品の売上金額全体では前期実績を上回ることができませんでした。
その結果、売上高は195億77百万円(前期比3.6%減)となりました。利益面では経常利益が2億66百万円(前期比32.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億72百万円(前期比27.4%減)となりました。
<当社の商品別の概況>当社グループは、和洋紙の販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであり当社の和洋紙卸売業の売上高は連結売上高の90%超を占めるため、当社の商品別の概況を記載しております。
品目別前事業年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度
(自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
増減率(%)
金額(百万円)構成比
(%)
金額(百万円)構成比
(%)
ファンシーペーパー4,82625.24,50924.4△6.6
ファインボード2,09610.92,14811.62.5
高級印刷紙4,49123.54,30023.3△4.2
ベーシックペーパー5,15926.95,20628.20.9
技術紙2,25011.82,01910.9△10.3
その他3321.72851.6△14.1
合計19,157100.018,470100.0△3.6

(注) 上記の金額には、消費税等は含めておりません。
[ファンシーペーパー]
多様な色やテクスチュアを持つ装飾性の高い紙で、主に書籍、高級販促物、グリーティングカード等紙製品に使用されるファンシーペーパーにおいては、各種展示会の開催やデザイン企画部門へのPR活動を継続、新商品投入等の拡販施策を取りました。しかしながら、各種販促物、企業カレンダー等の商業印刷用途が低調に推移、書籍向けは低下傾向に歯止めが見えたものの、前期好調であった東アジア地区向けの販売量も減少したため、売上高は45億9百万円、前期比6.6%の減少となりました。
[ファインボード]
ファンシーペーパーの高紙厚品と各種表面加工紙を含むファインボードは、主に高級商品のパッケージ、各種販促物、書籍表紙等に使用されています。当期は化粧品や健康食品等の高級パッケージ用途が増加、小口の販促物用途も堅調に推移したことにより、売上高は21億48百万円、前期比2.5%の増加となりました。
[高級印刷紙]
一般的な印刷用紙よりも高価格レンジで、高級商品パンフレット、書籍、ポスター、カレンダー、名刺カード類に使用されている高級印刷紙は、新商品投入効果もあり、各種パンフレット等販促物、書籍用途が堅調に推移しましたが、名刺、封筒等紙製品や東南アジア向けの販売量が伸び悩み、売上高は43億円、前期比4.2%の減少となりました。
[ベーシックペーパー]
上質紙、コート紙、色上質紙、包装用紙、各種板紙等のベーシックペーパーは、カタログ等商業印刷物、封筒等紙製品用途、医薬品関連等が増加し、書籍本文向けも堅調に推移したため、売上高は52億6百万円、前期比0.9%の増加となりました。
[技術紙]
通常の紙にない特殊な機能を持つ技術紙は、耐水撥水性機能紙、合成紙、各種製造用原紙等の販売は増加しましたが、証券用紙や各種工業品製造用工程紙の需要変動が大きく影響し、売上高は20億19百万円、前期比10.3%の減少となりました。
[その他]
ペーパータオル等家庭紙の販売額は前年に比べて減少、製紙関連資材や各種紙加工製品等も盛り上がりに欠け、売上高は2億85百万円、前期比14.1%の減少となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて5億43
百万円増加し、28億11百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は4億15百万円(前期比404.9%増)となりました。これは主に、たな卸資産の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は28百万円(前期比75.8%増)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は99百万円(前期は3億25百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の増加によるものであります。

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