有価証券報告書-第41期(2025/04/01-2026/03/31)
有報資料
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月16日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営環境
当社グループを取り巻く経営環境については、DXやEVの普及、AIの応用拡大を背景として半導体市場の成長が見込まれる中、製品・サービスの多様化や新市場開拓を行う一方で、地政学的リスクへも注視が必要な状況が続くものと考えております。また、AIやEV 向けの需要の増加とともに技術革新が進み、半導体及び半導体製造装置市場も拡大基調で成長しつつある中、顧客のDX化とともにサイバーセキュリティが重要視され、AIや自動化技術の活用も求められてまいります。このような状況から、当社グループにおいても柔軟なソリューションの開発と顧客ニーズへの迅速な対応が引き続き不可欠なものとなってまいります。
(2) 経営方針
当社グループでは半導体や IT を中心とする最先端テクノロジーを通して社会課題に向き合い、期待を超える価値を持つ解決策を提供することで、社会の持続的発展に貢献することを経営方針としております。
(3) 中期経営計画
当社グループは、中期経営計画「VISION2030」(対象期間:2026年3月期~2030年3月期)を策定しており、半導体やITを中心とする最先端テクノロジーを通して社会課題に向き合い、期待を超える価値を持つ解決策を提供することで社会の持続的発展に貢献することをミッション(経営方針)に掲げ、そのVISIONとして「メーカーと技術商社の力で潜在的な社会課題を解決する会社」と制定しております。また、「VISION2030」達成に向けた全社方針といたしましては、当社グループが持つ「メーカー」と「技術商社」の力により潜在的社会課題である顧客課題の解決を図るとともに、ガバナンス体制の充実を重視した経営に取り組み、持続的な利益成長に資する行動を推進してまいります。
これらのミッション(経営方針)及びVISIONに基づく、各事業分野の主な事業戦略等は次のとおりとなります。
[半導体及び電子デバイス事業]
・産業機器、車載関連機器、クラウドサービス、OTセキュリティ分野などの成長マーケットに注力
・半導体の専門知識を生かし、ソリューション型ビジネスを展開
[プライベートブランド(PB)事業※]
・計測、検査技術を核に、ウェーハ検査装置を中心とした製品をグローバルに提供
・半導体関連技術と高品質な開発・製造基盤を生かし、基板OEM等のサービスを強化
※現在のセグメント区分上、プライベートブランド事業は半導体及び電子デバイス事業に含まれております。
[コンピュータシステム関連事業]
・顧客のニーズを理解し、DXを支えるソリューションとサービスを提供
・顧客のデジタル技術活用を支援し、顧客満足度を向上
なお、資本政策を含む当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容の詳細については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」をご参照ください。
(4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
中期経営計画「VISION2030」(対象期間:2026年3月期~2030年3月期)における財務モデル及び事業ポートフォリオについては、次のとおり設定しております。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、IoT・ロボット・AI・ビッグデータといった先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れて経済発展と社会的課題の解決を両立していく高効率スマート社会(Society 5.0)の到来を見据え、デジタルトランスフォーメーション、即ち「データとデジタル技術を活用した製品やサービス、ビジネスモデルの変革等」に貢献していくための製品・サービスを提供してまいります。
この方針のもと、当社グループは中期経営計画「VISION2030」を策定しており、詳細は「(3) 中期経営計画」をご参照ください。
また、中期経営計画「VISION2030」におけるサステナビリティへの取組みに関して、「会社が培ってきたリソースを活かしたサステナブルな社会への貢献」、「基本的人権の尊重を根幹に据えた労働環境・人事制度の構築」及び「社会と会社の持続可能な関係を継続させていくための環境負荷の軽減」の3項目をマテリアリティ(重要課題)として設定し、「サステナビリティ委員会」を主軸として取り組んでおります。
人的資本・多様性の観点では、グローバルな視点で顧客満足を追求できる人材を育成し、社員の向上意欲を支援していくために個々の能力を伸ばす環境を整備することに加え、次世代リーダーの育成に注力してまいります。
気候変動関連については、2050年度におけるカーボンニュートラルに向けて、2030年度の国内連結グループにおけるスコープ1・2 GHG総排出量の目標を2021年度対比で50%削減としておりました。その実現に向けた取組みの一環として、2023年10月よりエンジニアリングセンター(神奈川県横浜市)及び2024年10月より新宿サポートセンター(東京都新宿区)において実質再生可能エネルギー由来の電力への切り替えを実施しております。また、実質再生可能エネルギー由来の電力を使用しているビルへの移転を進めており、2024年10月に渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー(東京都渋谷区)に本社を移転するとともに、2025年10月にはイノゲート大阪(大阪府大阪市)へ大阪オフィスを移転しております。
これらの取組みの結果、2025年度において、2030年度の国内連結グループにおけるスコープ1・2 GHG総排出量の目標を前倒しで達成しております(注)。今後もGHG排出量を継続的にモニタリングし、課題解決に取り組むことで会社の持続的な発展(企業価値の向上)を目指してまいります。
当社グループにおけるサステナビリティへの方針及び取組みの詳細については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
なお、メーカーへの進化を志向する上で将来的な事業成長に必要な投資を実行していくために、まずは収益性の向上により一定の内部留保を蓄積するとともに、資本構成を考慮した最適な調達手段による資金確保が課題であると認識しております。
(注)有価証券報告書の作成時点におけるGHG総排出量データに基づくものであり、第三者保証機関の検証結果により2025年度の実績が変更となる可能性があります。
(1) 経営環境
当社グループを取り巻く経営環境については、DXやEVの普及、AIの応用拡大を背景として半導体市場の成長が見込まれる中、製品・サービスの多様化や新市場開拓を行う一方で、地政学的リスクへも注視が必要な状況が続くものと考えております。また、AIやEV 向けの需要の増加とともに技術革新が進み、半導体及び半導体製造装置市場も拡大基調で成長しつつある中、顧客のDX化とともにサイバーセキュリティが重要視され、AIや自動化技術の活用も求められてまいります。このような状況から、当社グループにおいても柔軟なソリューションの開発と顧客ニーズへの迅速な対応が引き続き不可欠なものとなってまいります。
(2) 経営方針
当社グループでは半導体や IT を中心とする最先端テクノロジーを通して社会課題に向き合い、期待を超える価値を持つ解決策を提供することで、社会の持続的発展に貢献することを経営方針としております。
(3) 中期経営計画
当社グループは、中期経営計画「VISION2030」(対象期間:2026年3月期~2030年3月期)を策定しており、半導体やITを中心とする最先端テクノロジーを通して社会課題に向き合い、期待を超える価値を持つ解決策を提供することで社会の持続的発展に貢献することをミッション(経営方針)に掲げ、そのVISIONとして「メーカーと技術商社の力で潜在的な社会課題を解決する会社」と制定しております。また、「VISION2030」達成に向けた全社方針といたしましては、当社グループが持つ「メーカー」と「技術商社」の力により潜在的社会課題である顧客課題の解決を図るとともに、ガバナンス体制の充実を重視した経営に取り組み、持続的な利益成長に資する行動を推進してまいります。
これらのミッション(経営方針)及びVISIONに基づく、各事業分野の主な事業戦略等は次のとおりとなります。
[半導体及び電子デバイス事業]
・産業機器、車載関連機器、クラウドサービス、OTセキュリティ分野などの成長マーケットに注力
・半導体の専門知識を生かし、ソリューション型ビジネスを展開
[プライベートブランド(PB)事業※]
・計測、検査技術を核に、ウェーハ検査装置を中心とした製品をグローバルに提供
・半導体関連技術と高品質な開発・製造基盤を生かし、基板OEM等のサービスを強化
※現在のセグメント区分上、プライベートブランド事業は半導体及び電子デバイス事業に含まれております。
[コンピュータシステム関連事業]
・顧客のニーズを理解し、DXを支えるソリューションとサービスを提供
・顧客のデジタル技術活用を支援し、顧客満足度を向上
なお、資本政策を含む当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容の詳細については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」をご参照ください。
(4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
中期経営計画「VISION2030」(対象期間:2026年3月期~2030年3月期)における財務モデル及び事業ポートフォリオについては、次のとおり設定しております。
| VISION2030 (2030年3月期) | |||
| 売上高 | 300,000~350,000百万円 | ||
| (事業別構成比) | コンピュータシステム関連事業 | 15% | |
| 半導体及び電子デバイス事業 | 75% | ||
| プライベートブランド事業 | 10% | ||
| 経常利益率 | ≧ 8% | ||
| (事業別経常利益率) | コンピュータシステム関連事業 | 12% | |
| 半導体及び電子デバイス事業 | 7% | ||
| プライベートブランド事業 | 10% | ||
| ROE(株主資本利益率) | ≧ 20% | ||
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、IoT・ロボット・AI・ビッグデータといった先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れて経済発展と社会的課題の解決を両立していく高効率スマート社会(Society 5.0)の到来を見据え、デジタルトランスフォーメーション、即ち「データとデジタル技術を活用した製品やサービス、ビジネスモデルの変革等」に貢献していくための製品・サービスを提供してまいります。
この方針のもと、当社グループは中期経営計画「VISION2030」を策定しており、詳細は「(3) 中期経営計画」をご参照ください。
また、中期経営計画「VISION2030」におけるサステナビリティへの取組みに関して、「会社が培ってきたリソースを活かしたサステナブルな社会への貢献」、「基本的人権の尊重を根幹に据えた労働環境・人事制度の構築」及び「社会と会社の持続可能な関係を継続させていくための環境負荷の軽減」の3項目をマテリアリティ(重要課題)として設定し、「サステナビリティ委員会」を主軸として取り組んでおります。
人的資本・多様性の観点では、グローバルな視点で顧客満足を追求できる人材を育成し、社員の向上意欲を支援していくために個々の能力を伸ばす環境を整備することに加え、次世代リーダーの育成に注力してまいります。
気候変動関連については、2050年度におけるカーボンニュートラルに向けて、2030年度の国内連結グループにおけるスコープ1・2 GHG総排出量の目標を2021年度対比で50%削減としておりました。その実現に向けた取組みの一環として、2023年10月よりエンジニアリングセンター(神奈川県横浜市)及び2024年10月より新宿サポートセンター(東京都新宿区)において実質再生可能エネルギー由来の電力への切り替えを実施しております。また、実質再生可能エネルギー由来の電力を使用しているビルへの移転を進めており、2024年10月に渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー(東京都渋谷区)に本社を移転するとともに、2025年10月にはイノゲート大阪(大阪府大阪市)へ大阪オフィスを移転しております。
これらの取組みの結果、2025年度において、2030年度の国内連結グループにおけるスコープ1・2 GHG総排出量の目標を前倒しで達成しております(注)。今後もGHG排出量を継続的にモニタリングし、課題解決に取り組むことで会社の持続的な発展(企業価値の向上)を目指してまいります。
当社グループにおけるサステナビリティへの方針及び取組みの詳細については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
なお、メーカーへの進化を志向する上で将来的な事業成長に必要な投資を実行していくために、まずは収益性の向上により一定の内部留保を蓄積するとともに、資本構成を考慮した最適な調達手段による資金確保が課題であると認識しております。
(注)有価証券報告書の作成時点におけるGHG総排出量データに基づくものであり、第三者保証機関の検証結果により2025年度の実績が変更となる可能性があります。