四半期報告書-第47期第3四半期(平成30年2月21日-平成30年5月20日)

【提出】
2018/07/02 15:24
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2017年8月21日~2018年5月20日)におけるわが国経済は、政府による各種政策の効果により、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移したものの、海外経済の不確実性や金融市場の変動の影響が懸念されるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移しております。
このような環境の中、前期事業計画を更に高度なものへと進化させた当期事業計画「ktkアドバンスドプランVer.2」を策定し、営業、生産、管理・経営、調達・物流の各部門に「営業量の拡大、選択と集中」「原価低減、ラインナップ拡充、品質改善、生産管理の見える化と次世代モノづくりの検討」「原価削減と現場強化、春日井工場商材の拡販サポート」「企業価値、業務効率の向上と教育制度の充実による社員のレベルアップ」「更なるコストダウンとサービスレベル&効率のアップ」を戦略に掲げ、全社一丸となって邁進してまいりました。
当第3四半期連結累計期間におきましては、モバイル機器(タブレット型PCやスマートフォン)の活用や社用車の一人一台専用化、社員の自宅近くに社用車専用駐車場を整備するなどの営業部門の直行直帰体制の強化等により、営業効率の向上と営業時間の拡大が図られ、売上は前年同四半期に比べ増加いたしました。利益面におきましては、売上が増加したことに加え、前事業計画に引き続き、製造コストと調達コストの削減を実現させたことにより拡大いたしました。しかしながら、特別損失に社葬費用を計上したことや、近年の収益改善から繰越欠損金の回収可能性が高まる中で、前期においては税効果による評価性引当金を取り崩し、法人税等が減少したこともあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,805,513千円(前年同四半期比1.6%増)、営業利益は256,365千円(前年同四半期比5.6%増)、経常利益は282,982千円(前年同四半期比1.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は191,404千円(前年同四半期比16.2%減)となりました。
なお、連結子会社である株式会社青雲クラウンの業績は、多くの顧客の年度末及び年度始めにあたる当社第3四半期連結会計期間以降に売上高が多く計上されるという季節的変動があります。
また、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ376,962千円増加し、8,651,722千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ286,455千円増加し、5,726,732千円となりました。これは、主に受取手形及び売掛金が611,691千円増加し、現金及び預金が379,269千円減少したこと等によります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ90,506千円増加し、2,924,989千円となりました。これは、主に有形固定資産が73,505千円、投資その他の資産が46,301千円増加し、無形固定資産が29,300千円減少したことによります。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ216,230千円増加し、4,990,696千円となりました。これは、主に短期借入金が230,911千円増加したこと等によります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ27,589千円増加し、692,994千円となりました。これは、主に長期借入金が17,107千円増加したこと等によります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ133,142千円増加し、2,968,031千円となりました。これは、主に利益剰余金が122,738千円増加したこと等によります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループでは、リサイクル新商品に関する研究開発活動を行っており、当第3四半期連結累計期間の研究開発費は13,315千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。