訂正有価証券報告書-第46期(平成29年2月21日-平成30年2月20日)

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2018/06/01 15:31
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有報資料

(1) 業績
当連結会計年度(平成29年2月21日から平成30年2月20日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移いたしましたが、地政学的リスク、中国をはじめとするアジア新興国等の経済動向や欧米の政策動向による海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響により依然として先行き不透明な状態が続いております。
家具・インテリア業界におきましても、業態を越えた販売競争の激化及び物流コストの上昇等により引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような環境の中、当社グループ(当社及び当社の関係会社、以下同じ)は、平成29年12月に創業50周年の節目を迎えました。これまで「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」というロマン(大志)のもとで業界慣行や過去の成功体験にとらわれずに様々なチャレンジを続けてまいりました。これからも進化し成長し続ける企業であるために、創業以来大切にしてきた「現状否定の文化」のもと改革への挑戦を続けてまいります。
営業概況といたしましては、積極的な新規出店による人件費及び賃借料の増加や既存店の計画改装の推進による展示什器費等の増加、物流コストの増加により販管費率が上昇したものの、寝具・寝装品やベッドルーム家具、ソファが売上を牽引し、為替予約も荒利益率改善に寄与した結果、31期連続増収増益となりました。以上の結果、売上高は5,720億60百万円(前期比11.5%増)、営業利益は933億78百万円(前期比8.9%増)、経常利益は948億60百万円(前期比8.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は642億19百万円(前期比7.0%増)となりました。
① 家具・インテリア用品の販売
当社グループの取り組みといたしましては、バーティカルマーチャンダイジングを継続して推進し、原材料の集約化による原価低減と品質向上に取り組むほか、パッケージサイズの小型化や梱包材の改善により物流コストの低減に努めてまいりました。また、コーディネート提案に注力し、さまざまな色柄の組み合わせが低価格で楽しめるプライス・ブランド「DAY Value」に加え、本物の素材感やデザイン性と高い品質にこだわり“ワンランクアップ”を意識した新たなライフスタイルを提案するクオリティ・ブランド「&Style」の商品展開を開始し、客層拡大に努めております。
当連結会計年度における販売実績といたしましては、ホームファッション商品では、接触冷感素材を使用した「Nクール」及び吸湿発熱素材を使用した「Nウォーム」シリーズが、さらなる品質の向上及び品種の拡大と安定した商品供給体制の構築も手伝って前年を大きく上回る売上となりました。また、季節ごとにお部屋の模様替えを提案する商品企画「PARADISE」「Seaside Villa」「WINTER HOLIDAY」「WEEKEND TRIP」の各シリーズは、いずれも高いデザイン性とコーディネート提案がお客様に支持されて好調に推移いたしました。家具では、商品のバリエーションを増やした自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」が継続して好調に売上を牽引したほか、引っ掻きに強く耐摩耗性に優れた合成皮革「N-Shield」を使用したソファの販売も好調に推移いたしました。
EC事業におきましては、SNSの発信をはじめとしたデジタルコミュニケーションの活用や、スマートフォンアプリ「手ぶらdeショッピング」の導入等により店舗とECのシームレス化の推進を行っております。また、ニトリネットにおける売上も好調に推移しております。
物流面におきましては、発送配達費の高騰などにより物流コストが上昇傾向にある中、人材不足やEコマース市場拡大による物流需要の増加に対応する取り組みの一環として、コンテナ内の商品の積み下ろし作業負荷を軽減するデバンニングアシストマシーン「EL-De/VAN(エルデバン)」を村田機械株式会社と共同開発し導入いたしました。また、日本ロジスティクスシステム協会主催の全日本物流改善事例大会2017において、積み下ろし作業と車両運転の作業を分離することで車両不足の解消とドライバーの拘束時間の削減を実現した「スワップボディコンテナ」の導入効果が評価され「物流合理化努力賞」を受賞いたしました。これらの取り組みにより作業効率と労働安全衛生を向上させ、物流機能の強化を図ってまいります。
当連結会計年度における国内の出店状況につきましては、都心部では最大級の売場面積を展開する渋谷公園通り店の出店や東武池袋店をはじめとする百貨店への出店、新小型店フォーマット「ニトリEXPRESS」の出店など積極的に出店した結果、店舗数は39店舗増加し467店舗となりました。オリジナル商品の開発が進む小商圏フォーマット「デコホーム」では、順調に売上を伸ばすとともにローコストオペレーションの運営を徹底し、業績も好調に推移しております。海外の出店状況につきましては、台湾で出店2店舗、閉店2店舗、中国で13店舗を出店した結果、店舗数は台湾27店舗、米国5店舗、中国24店舗と合わせて56店舗となり、当連結会計年度末における国内・海外の合計店舗数は523店舗となりました。
中国事業におきましては、平成29年7月に上海3号店となる上海徐家ワイ店を中国における旗艦店として出店したほか、華北、華南及び西南地区への進出も果たし、安定した商品供給体制を構築すべく物流センターの開設も順次進めております。加速する出店と事業拡大に備え、貿易輸出入ライセンス取得による直輸入体制を構築し、輸入コスト削減も実現しております。
その他の活動といたしましては、平成29年5月に安価で良質な住宅の供給による「住まい方」変革を理念に掲げるリノベーション住宅販売の株式会社カチタスと資本業務提携をいたしました。これにより、人材やその他の経営資源を共用することによる相乗効果を上げ、商品販売チャネルの拡大とリフォーム事業における新たな価値の創造を図ってまいります。
CSRに関する取り組みといたしましては、北海道のさらなる観光発展に寄与するため、「小樽芸術村」に「旧三井銀行小樽支店」及び「似鳥美術館」を公開し、平成29年9月に本施設をグランドオープンいたしました。国内外の多くの方々が優れた文化・芸術に触れ、情操を育み、感動を共有できる場所にしてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の家具・インテリア用品の販売事業の売上高は、5,589億6百万円(前期比11.4%増)となりました。
② その他
不動産賃貸収入及び広告・宣伝事業等により、当連結会計年度のその他の事業の売上高は、131億53百万円(前期比15.7%増)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローにより768億40百万円増加し、新規出店及び設備の増強等の投資活動によるキャッシュ・フローにより827億51百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローにより6億55百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ51億11百万円減少し、609億23百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果増加した資金は、768億40百万円(前連結会計年度に比べ10億89百万円の収入の増加)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益927億83百万円(前連結会計年度に比べ49億61百万円の収入の増加)、法人税等の支払額300億85百万円(前連結会計年度に比べ7億74百万円の支出の増加)があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果減少した資金は、827億51百万円(前連結会計年度に比べ407億4百万円の支出の増加)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出608億88百万円(前連結会計年度に比べ259億22百万円の支出の増加)及び投資有価証券の取得による支出233億円(前連結会計年度に比べ233億円の支出の増加)、関係会社株式の売却による収入44億73百万円(前連結会計年度に比べ44億73百万円の収入の増加)があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果増加した資金は、6億55百万円(前連結会計年度に比べ70億69百万円の収入の増加)となりました。これは主として、長期借入れによる収入100億円(前連結会計年度に比べ100億円の収入の増加)及びストックオプションの行使による収入18億22百万円(前連結会計年度に比べ12億14百万円の収入の減少)、配当金の支払額102億72百万円(前連結会計年度に比べ25億19百万円の支出の増加)があったことによるものであります。

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