有価証券報告書-第43期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 10:57
【資料】
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【項目】
71項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、資金運用において、短期的な安全性の高い金融資産で運用し、資金調達については、銀行等金融機関からの借入による方針であります。デリバティブ取引は、外貨建輸入取引の範囲内で、外貨建営業債務に係る将来の為替レートの変動リスクを回避する目的で為替予約取引を利用し、投機的な目的での取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。
投資有価証券は、株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
ショッピングセンター等への出店による差入保証金は、賃借先である家主自身の経営環境の変化による未返還のリスクに晒されております。
輸入取引から生じる外貨建営業債務は、為替の変動リスクに晒されております。為替予約取引の契約先は信用度の高い国内の銀行であり、契約不履行によるリスクは極めて少ないと認識しております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
営業債権である売掛金のリスクに関しては、当社の販売管理規程及び与信管理取扱規程等に従い、取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに期日管理及び残高管理を行うとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
投資有価証券の市場価格の変動リスクに関しては、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、四半期毎に把握された時価や発行体の財務状況を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
差入保証金のリスクに関しては、取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに回収管理及び残高管理を行うとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
輸入取引から生じる外貨建営業債務の為替の変動リスクは、そのほとんどが1年以内の支払期日であり、デリバティブ取引(為替予約取引)を外貨建輸入取引実行時にすみやかに行うことにより外国為替相場の変動リスクを極力抑えております。また、デリバティブの利用に当たっては、信用リスクを軽減するために、格付けの高い金融機関とのみ取引を行っております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため異なる前提条件を採用することにより当該価額が変動することがあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価等を把握することが極めて困難と認められるものは、含まれておりません。((注)2 参照)
前事業年度(平成27年3月31日)
貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金42,13542,135-
(2)売掛金1,0591,059-
(3)投資有価証券
その他有価証券791791-
(4)差入保証金161161△0

当事業年度(平成28年3月31日)
貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金38,46538,465-
(2)売掛金950950-
(3)投資有価証券
その他有価証券462462-
(4)差入保証金2152150

(注)1 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
(1)現金及び預金、(2)売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3)投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「有価証券関係」注記をご参照願います。
(4)差入保証金
これらの時価は、返済期日までの期間及び信用リスクを加味した利率で割引いた現在価値により算定しております。
2 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
区 分前事業年度
(平成27年3月31日)
当事業年度
(平成28年3月31日)
金額(百万円)金額(百万円)
非上場株式(*)188
子会社株式(*)21313
差入保証金(*)34,1623,977

(*)1 市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため(3)投資有価証券 その他有価証券には含めておりません。
(*)2 市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため時価開示の対象とはしておりません。
(*)3 償還予定が合理的に見積れず、時価を把握することが極めて困難と認められるため(4)差入保証金には含めておりません。
3 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
前事業年度(平成27年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超5年以内
(百万円)
5年超10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金42,135---
売掛金1,059---
差入保証金(*)63898-
合計43,258898-

(*) 差入保証金のうち償還予定が合理的に見積ることができない 4,162百万円は含めておりません。
当事業年度(平成28年3月31日)
1年以内
(百万円)
1年超5年以内
(百万円)
5年超10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金38,465---
売掛金950---
差入保証金(*)991114-
合計39,5151114-

(*) 差入保証金のうち償還予定が合理的に見積ることができない 3,977百万円は含めておりません。