有価証券報告書-第46期(令和2年9月1日-令和3年8月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、経営ビジョンを『世界一のスポーツの伝道者となる』と定めております。
その実現のため、独自の企業活動を通じて、あらゆるボーダーを超えたスポーツ文化の定着と発展を図ること、多様化するライフスタイルにおけるスポーツの役割を考え続けること、お客様に最適な商品・サービスを提供すること、スポーツと商品に対する知識と技術を高め続けることをミッションとしております。
また、長期経営方針である『Sustainable Sporting Life(サステナブル・スポーティング・ライフ)』を提唱し、「既存の販売事業を進化させる」・「スポーツに触る・語る環境の開発および運営」・「スポーツすることを続けられるスポーツサステナビリティ事業の開発」の3つの戦略活動を通じて、その実現に向けて努めてまいります。
(2)経営戦略等
当社グループは、2024年8月期を最終年度とする中期経営計画を策定いたしました。
本中期経営計画期間(2022年8月期から2024年8月期)は、ウィズ/アフターコロナの環境に適合すべく、「ECおよび既存店の販売力の強化と新規出店による規模の成長」を第一優先の戦略目標といたします。加えて、長期の投資活動により盤石な経営基盤を築きつつ、新規事業開発と収益化を推進します。以上により、長期成長への道筋を作るための期間と位置付け、以下の重点戦略を遂行してまいります。
①既存事業の収益性向上にむけた戦略
・スタッフとDIGITALを基軸としたお客様購買体験レベルの向上
スタッフの能力開発とデジタルツールの積極的な活用により、スポーツの持つ可能性や世界観を体験し、喜びが感じられる商品構成や店舗づくりを実現させ、従来のお客様はもとより新規のお客様の獲得も積極的に行う。そのためのスタッフへの能力開発投資及びデジタル関連への投資を重点的に行う。
・新規出店戦略
不採算店舗の整理の局面が終了し、今後はより多くのお客様に当社のサービスを提供するため、大都市商圏や未出店エリアへの積極的な出店を行う。
・カテゴリー別の専門業態の開発
従来の総合スポーツ取扱いの店舗運営だけでなく、スポーツの奥深さをより表現するためにカテゴリーに特化した専門的な業態を開発し、出店先におけるお客様に対する役割を増やし、より多くのお客様へより幅広く深いサービスレベルを提供する。
・EC、フルフィルメント全体での収益化
実店舗だけでなく、ECでの収益基盤をさらに強固なものとするために、全社的な観点からフルフィルメントを含めた改善を実行し、システム関連への投資も積極的に実行することで今後需要がより一層高まるEC市場での成長を目指す。
②持続成長可能な組織体制の構築と経営基盤の強化
人事制度改革により、従業員の主体性と成果の向上を実現する組織風土『HIMARAYA3.0』を醸成します。次世代経営者育成を含め、全ての従業員の成長と活躍を促す「ヒトの力の熟成」を目指すとともに、従業員の業績貢献に対する還元強化に努めてまいります。
また、サステナビリティへの取組みと、コーポレートガバナンスの強化に努めることにより、企業価値の向上を目指してまいります。
(3)経営環境
当社グループは、スポーツ、レジャー用品の販売を主たる事業とする株式会社ヒマラヤと、インターネット販売におけるフルフィルメント事業を行う子会社コアブレイン株式会社で構成されております。
当社グループが属するスポーツ用品小売市場は、新型コロナウイルス感染拡大影響下において不調なカテゴリーはあるものの、アウトドア・ゴルフをはじめとする成長カテゴリーがそれを補っております。
今後は、新しい生活様式の浸透に伴う健康志向への高まりが予測されます。マラソンやウォーキングなどの参入しやすい分野から、早期の市場回復にむけた取り組みが重要となります。
競合環境については、従来の同業他社に加え、メーカーによる自社ECサイトでの直販、衣料を中心とした商品群についての異業種からの市場参入などの動きも顕著となってきております。
販売チャネルについては、SNSなどを介した購買意思決定プロセスの多様化が進んでおります。リアル店舗、EC店舗それぞれの強みを活かし、効果的なタッチポイントを増やすことが重要となります。
(4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
コロナ禍による経済活動への影響の長期化等、依然先行きの不透明感が強い状況であります。休業要請やイベント・部活動の制限も、需要を大幅抑制するリスク要因となっております。また、従来からの少子高齢化による国内のオーバーストア化・DX化等の技術革新によるお客様の購買行動の変化も重要な課題であります。
これらの対処すべき課題に対して、当社グループは中期経営計画における戦略目標等に基づく、以下の取り組みを行ってまいります。
①本質的な競争力の強化
「新しい生活様式」と親和性が高いゴルフやアウトドア、およびEC事業は好調に推移していることから、かかる好調カテゴリーや事業を推進力としながら、新規出店とEC事業の成長を軸に収益の拡大と安定化を図ってまいります。同時に、アフターコロナに向け、主力である一般スポーツの強化と新規事業の開発および収益化を図り、人材の育成を中心に据えた経営基盤の強化に努めることにより、長期成長に向けた体制整備を推進してまいります。
②店舗販売力の強化
サービスの高付加価値化を目指し、人材、デジタルインフラ、店舗改修のための積極的な投資を行ってまいります。人による店舗運営力と商品知識力の強化、デジタルインフラ整備による店舗オペレーションの改革を図ります。スタッフの総合的な接客力向上を図り、顧客のファン化を促進するとともに、スポーツを通じた「ヒトの力の熟成」を目指します。あわせて、メンバーシッププログラムの開発とロイヤリティ化を促進し、ヒマラヤファンであることの価値を高めてまいります。
新規出店についても、大都市圏の大型店舗や専門業態を中心に積極的に展開してまいります。
③商品力の強化
担当者の専門性を高め、仕入先企業との密なコミュニケーションを通して、その世界観を尊重し、最適な表現方法を追求します。並行して、自社商品をも含めた全体的な商品構成を最適化します。現在好調なアウトドアブランドである「VISION PEAKS」を始めとするPB(プライベートブランド)については、専任部署の設置と生産管理体制の強化を行い、ブランド価値を高めながら規模の拡大を図ってまいります。
④EC販売力の強化
拡大するEC事業については、将来の成長ステージに応じた人材の育成、マーケティング戦略、物流機能の拡張計画を設定し、子会社であるコアブレイン株式会社と連携を行いながら、適切なタイミングでの段階的な投資により、ECの規模の拡大と収益性の向上の両立を図ってまいります。
⑤人材の強化
従業員が主体性をもって業務に取り組み成果を出せる組織風土を目指し、人事制度の見直しを行っております。評価基準や評価表を刷新することで従業員の業務成果を公正に測定し、担当職務に求められる成果責任を明示することで成長戦略に紐づいた努力方向を明らかにしてまいります。
⑥新規事業の開発及び収益化
サステナブル・スポーティング・ライフ事業では、より多くの人々がスポーツすることを通じて健やかな心と体を手に入れ、同時に、地球の未来を築くライフスタイル『Sustainable Sporting Life(サステナブル・スポーティング・ライフ)』を楽しめるための事業開発を行い、新たなノウハウの獲得とビジネスチャンスの拡大を図ってまいります。
⑦サステナビリティへの取組み
当社グループは、『地球環境の改善と保全を意識した生活をする。そして、そのなかでスポーツが持つポジティブな価値を楽しみ、活用していくことが、豊かな生活の実現につながる』との考えに基づき、このスタイルを通じて、豊かな社会と地球環境の創造に貢献していくことを目指しております。
SDGs達成への貢献に向けた3つの重要課題として、「気候変動対応等を通じた既存事業の地球環境との共生」「全従業員活躍の実現と多様性の尊重」「地域貢献活動等を通じた『Sustainable Sporting Life(サステナブル・スポーティング・ライフ)』の浸透」を掲げ、サステナビリティ委員会の運営を通じて実効性を担保するとともに、コーポレートガバナンスの強化を図ってまいります。
⑧目標とする経営指標
当社グループは、中長期経営戦略目標である売上高1,000億円、経常利益50億円の達成に向けて、本中期経営計画期間の最終年度である2024年8月期の連結業績目標を売上高750億円、経常利益30億円、当期純利益17.5億円、ROE9.5%と定めております。
また、翌連結会計年度の目標値として、売上高595億円、経常利益22.5億円、当期純利益14.4億円、ROE9.2%を見込んでおります。
(1)経営方針
当社グループは、経営ビジョンを『世界一のスポーツの伝道者となる』と定めております。
その実現のため、独自の企業活動を通じて、あらゆるボーダーを超えたスポーツ文化の定着と発展を図ること、多様化するライフスタイルにおけるスポーツの役割を考え続けること、お客様に最適な商品・サービスを提供すること、スポーツと商品に対する知識と技術を高め続けることをミッションとしております。
また、長期経営方針である『Sustainable Sporting Life(サステナブル・スポーティング・ライフ)』を提唱し、「既存の販売事業を進化させる」・「スポーツに触る・語る環境の開発および運営」・「スポーツすることを続けられるスポーツサステナビリティ事業の開発」の3つの戦略活動を通じて、その実現に向けて努めてまいります。
(2)経営戦略等
当社グループは、2024年8月期を最終年度とする中期経営計画を策定いたしました。
本中期経営計画期間(2022年8月期から2024年8月期)は、ウィズ/アフターコロナの環境に適合すべく、「ECおよび既存店の販売力の強化と新規出店による規模の成長」を第一優先の戦略目標といたします。加えて、長期の投資活動により盤石な経営基盤を築きつつ、新規事業開発と収益化を推進します。以上により、長期成長への道筋を作るための期間と位置付け、以下の重点戦略を遂行してまいります。
①既存事業の収益性向上にむけた戦略
・スタッフとDIGITALを基軸としたお客様購買体験レベルの向上
スタッフの能力開発とデジタルツールの積極的な活用により、スポーツの持つ可能性や世界観を体験し、喜びが感じられる商品構成や店舗づくりを実現させ、従来のお客様はもとより新規のお客様の獲得も積極的に行う。そのためのスタッフへの能力開発投資及びデジタル関連への投資を重点的に行う。
・新規出店戦略
不採算店舗の整理の局面が終了し、今後はより多くのお客様に当社のサービスを提供するため、大都市商圏や未出店エリアへの積極的な出店を行う。
・カテゴリー別の専門業態の開発
従来の総合スポーツ取扱いの店舗運営だけでなく、スポーツの奥深さをより表現するためにカテゴリーに特化した専門的な業態を開発し、出店先におけるお客様に対する役割を増やし、より多くのお客様へより幅広く深いサービスレベルを提供する。
・EC、フルフィルメント全体での収益化
実店舗だけでなく、ECでの収益基盤をさらに強固なものとするために、全社的な観点からフルフィルメントを含めた改善を実行し、システム関連への投資も積極的に実行することで今後需要がより一層高まるEC市場での成長を目指す。
②持続成長可能な組織体制の構築と経営基盤の強化
人事制度改革により、従業員の主体性と成果の向上を実現する組織風土『HIMARAYA3.0』を醸成します。次世代経営者育成を含め、全ての従業員の成長と活躍を促す「ヒトの力の熟成」を目指すとともに、従業員の業績貢献に対する還元強化に努めてまいります。
また、サステナビリティへの取組みと、コーポレートガバナンスの強化に努めることにより、企業価値の向上を目指してまいります。
(3)経営環境
当社グループは、スポーツ、レジャー用品の販売を主たる事業とする株式会社ヒマラヤと、インターネット販売におけるフルフィルメント事業を行う子会社コアブレイン株式会社で構成されております。
当社グループが属するスポーツ用品小売市場は、新型コロナウイルス感染拡大影響下において不調なカテゴリーはあるものの、アウトドア・ゴルフをはじめとする成長カテゴリーがそれを補っております。
今後は、新しい生活様式の浸透に伴う健康志向への高まりが予測されます。マラソンやウォーキングなどの参入しやすい分野から、早期の市場回復にむけた取り組みが重要となります。
競合環境については、従来の同業他社に加え、メーカーによる自社ECサイトでの直販、衣料を中心とした商品群についての異業種からの市場参入などの動きも顕著となってきております。
販売チャネルについては、SNSなどを介した購買意思決定プロセスの多様化が進んでおります。リアル店舗、EC店舗それぞれの強みを活かし、効果的なタッチポイントを増やすことが重要となります。
(4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
コロナ禍による経済活動への影響の長期化等、依然先行きの不透明感が強い状況であります。休業要請やイベント・部活動の制限も、需要を大幅抑制するリスク要因となっております。また、従来からの少子高齢化による国内のオーバーストア化・DX化等の技術革新によるお客様の購買行動の変化も重要な課題であります。
これらの対処すべき課題に対して、当社グループは中期経営計画における戦略目標等に基づく、以下の取り組みを行ってまいります。
①本質的な競争力の強化
「新しい生活様式」と親和性が高いゴルフやアウトドア、およびEC事業は好調に推移していることから、かかる好調カテゴリーや事業を推進力としながら、新規出店とEC事業の成長を軸に収益の拡大と安定化を図ってまいります。同時に、アフターコロナに向け、主力である一般スポーツの強化と新規事業の開発および収益化を図り、人材の育成を中心に据えた経営基盤の強化に努めることにより、長期成長に向けた体制整備を推進してまいります。
②店舗販売力の強化
サービスの高付加価値化を目指し、人材、デジタルインフラ、店舗改修のための積極的な投資を行ってまいります。人による店舗運営力と商品知識力の強化、デジタルインフラ整備による店舗オペレーションの改革を図ります。スタッフの総合的な接客力向上を図り、顧客のファン化を促進するとともに、スポーツを通じた「ヒトの力の熟成」を目指します。あわせて、メンバーシッププログラムの開発とロイヤリティ化を促進し、ヒマラヤファンであることの価値を高めてまいります。
新規出店についても、大都市圏の大型店舗や専門業態を中心に積極的に展開してまいります。
③商品力の強化
担当者の専門性を高め、仕入先企業との密なコミュニケーションを通して、その世界観を尊重し、最適な表現方法を追求します。並行して、自社商品をも含めた全体的な商品構成を最適化します。現在好調なアウトドアブランドである「VISION PEAKS」を始めとするPB(プライベートブランド)については、専任部署の設置と生産管理体制の強化を行い、ブランド価値を高めながら規模の拡大を図ってまいります。
④EC販売力の強化
拡大するEC事業については、将来の成長ステージに応じた人材の育成、マーケティング戦略、物流機能の拡張計画を設定し、子会社であるコアブレイン株式会社と連携を行いながら、適切なタイミングでの段階的な投資により、ECの規模の拡大と収益性の向上の両立を図ってまいります。
⑤人材の強化
従業員が主体性をもって業務に取り組み成果を出せる組織風土を目指し、人事制度の見直しを行っております。評価基準や評価表を刷新することで従業員の業務成果を公正に測定し、担当職務に求められる成果責任を明示することで成長戦略に紐づいた努力方向を明らかにしてまいります。
⑥新規事業の開発及び収益化
サステナブル・スポーティング・ライフ事業では、より多くの人々がスポーツすることを通じて健やかな心と体を手に入れ、同時に、地球の未来を築くライフスタイル『Sustainable Sporting Life(サステナブル・スポーティング・ライフ)』を楽しめるための事業開発を行い、新たなノウハウの獲得とビジネスチャンスの拡大を図ってまいります。
⑦サステナビリティへの取組み
当社グループは、『地球環境の改善と保全を意識した生活をする。そして、そのなかでスポーツが持つポジティブな価値を楽しみ、活用していくことが、豊かな生活の実現につながる』との考えに基づき、このスタイルを通じて、豊かな社会と地球環境の創造に貢献していくことを目指しております。
SDGs達成への貢献に向けた3つの重要課題として、「気候変動対応等を通じた既存事業の地球環境との共生」「全従業員活躍の実現と多様性の尊重」「地域貢献活動等を通じた『Sustainable Sporting Life(サステナブル・スポーティング・ライフ)』の浸透」を掲げ、サステナビリティ委員会の運営を通じて実効性を担保するとともに、コーポレートガバナンスの強化を図ってまいります。
⑧目標とする経営指標
当社グループは、中長期経営戦略目標である売上高1,000億円、経常利益50億円の達成に向けて、本中期経営計画期間の最終年度である2024年8月期の連結業績目標を売上高750億円、経常利益30億円、当期純利益17.5億円、ROE9.5%と定めております。
また、翌連結会計年度の目標値として、売上高595億円、経常利益22.5億円、当期純利益14.4億円、ROE9.2%を見込んでおります。