四半期報告書-第60期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/15 15:00
【資料】
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【項目】
37項目
11.金融商品
(1)公正価値の測定方法
金融商品の公正価値の主な測定方法は、以下のとおりであります。
尚、下記を除く金融商品は主に短期間で決済されるものであるなど、公正価値は帳簿価額に近似しているため、当該帳簿価額によっております。
① 敷金・保証金
敷金・保証金の公正価値は、償還予定時期を見積り、敷金・保証金の回収見込額を、安全性の高い長期の債券の利回りに信用リスクを勘案した割引率で割り引いた現在価値により測定しております。
② リース債権
リース債権の公正価値は、元金利の合計額である将来キャッシュ・フローを、安全性の高い長期の債券の利回りに信用リスクを勘案した割引率で割り引いた現在価値により測定しております。
③ 設備・工事未払金
1年内支払予定を除く割賦購入による未払金の公正価値は、安全性の高い長期の債券の利回りに信用リスクを勘案した割引率で割り引いた現在価値により測定しております。
④ 社債及び借入金
社債及び借入金のうち、固定金利によるものの公正価値は、元利金の合計額である将来キャッシュ・フローを、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。社債及び借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当社グループの信用状態は借入実行後大きな変動はないことから、契約上の金額である帳簿価額が公正価値となっております。
⑤ 優先株式
優先株式の公正価値は、優先配当金の合計額である将来キャッシュ・フローを、安全性の高い長期の債券の利回りに信用リスクを勘案した割引率で割り引いた現在価値により算定しております。
⑥ 株式
上場株式の公正価値は、市場における公表価格に基づいて測定しており、公正価値ヒエラルキーレベル1に区分されます。
非上場株式の公正価値は、類似上場企業比較法、純資産に基づく評価技法等を用いて測定しており、公正価値ヒエラルキーレベル3に区分されます。
⑦ デリバティブ
デリバティブは、金利スワップ契約で構成されています。
金利スワップ契約の公正価値は、将来キャッシュ・フローを割り引いた現在価値に基づき測定しており、公正価値ヒエラルキーレベル2に区分されます。
(2)償却原価で測定される金融商品の公正価値
償却原価で測定される金融商品の帳簿価額と公正価値は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当第2四半期
連結会計期間
(2021年9月30日)
帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値
(金融資産)
その他の金融資産
敷金・保証金21,06221,06219,92619,900
リース債権(注2)1,4731,5051,3421,383
合計22,53522,56721,26921,283
(金融負債)
営業債務及びその他の債務
設備・工事未払金(注2)6,8266,8736,7766,811
社債及び借入金
社債(注2)48,83149,09142,29042,437
借入金(注2)84,74184,94582,91982,806
その他の金融負債
優先株式200162200166
合計140,598141,071132,186132,220

(注1)上記表には、金融商品の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値である場合、それらの項目に関する情報は含まれておりません。
(注2)1年内回収、1年内返済及び償還予定の残高を含んでおります。
(3)公正価値で測定される金融商品
公正価値で測定される金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、レベル1からレベル3まで以下のように分類しております。
レベル1:活発な市場における同一の資産または負債の市場価格
レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接または間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察可能でないインプットを含む評価技法から算出された公正価値
① 公正価値のヒエラルキー
公正価値のヒエラルキーごとに分類された要約四半期連結財政状態計算書に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の公正価値ヒエラルキーは、以下のとおりであります。
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:百万円)

レベル1レベル2レベル3合計
(金融資産)
その他の金融資産
純損益を通じて公正価値で測定
株式--2,3842,384
その他--328328
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
株式259-52311
合計259-2,7643,022
(金融負債)
その他の金融負債
ヘッジ手段として指定されたデリバティブ負債-335-335
合計-335-335

(注) 前連結会計年度において、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替はありません。
当第2四半期連結会計期間(2021年9月30日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
(金融資産)
その他の金融資産
純損益を通じて公正価値で測定
株式--1,9701,970
その他--336336
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
株式238-52290
合計238-2,3582,596
(金融負債)
その他の金融負債
ヘッジ手段として指定されたデリバティブ負債-304-304
合計-304-304

(注) 当第2四半期連結会計期間において、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替はありません。
② レベル3に分類された金融商品
レベル3に分類された金融商品について、当第2四半期連結累計期間においては重要な変動は生じていません。