有価証券報告書-第44期(2025/03/01-2026/02/28)
(3)リスク管理
当社グループは、持続的な企業価値の向上と、新中期経営計画(2026年度~2030年度)を実現するため、事業戦略の進化に伴い拡大・複雑化するリスク群に対し、予防的・能動的に対処することを基本方針としています。
新中期経営計画では、戦略的M&Aの本格的な活用、戦略的レバレッジ活用、海外展開及び新規事業領域への注力等を打ち出しており、当社グループが直面するリスクの範囲・性質は従来から大きく変化しています。
当社グループは、リスクの全体像を「事業戦略・市場環境」「法規制・制度」「商品・サービス」「自然災害・感染症等」「情報セキュリティ」「人財・組織」「コンプライアンス・レピュテーション」「サプライチェーン」「投資・財務」の9大分類に整理し、業界共通の枠組みに準拠した網羅的な管理体制を構築しています。
リスク管理体制は、取締役会が内部統制システムの整備・運用状況を監督し、代表取締役社長の下にサステナビリティ委員会、リスク委員会、投融資委員会、情報セキュリティ委員会、開示委員会を設置しています。リスク委員会は社内の委員に加えて、社外取締役及び外部の有識者で構成され、国内外の上述の各リスク項目のリスクを管理しています。投融資委員会は、社内の専門部署からの委員を拡充し、投融資案件の精査・PMI状況のモニタリングを強化しています。各委員会では、優先度を整理のうえ取締役会に報告し、対応方針の決議を経たうえで、PDCAサイクルにより継続的に改善を図っています。また、危機発生時には、別途「緊急対策本部」を設置し、迅速かつ適切に対応できる体制を整えています。
管理すべきリスクの主な事例
当社グループは、持続的な企業価値の向上と、新中期経営計画(2026年度~2030年度)を実現するため、事業戦略の進化に伴い拡大・複雑化するリスク群に対し、予防的・能動的に対処することを基本方針としています。
新中期経営計画では、戦略的M&Aの本格的な活用、戦略的レバレッジ活用、海外展開及び新規事業領域への注力等を打ち出しており、当社グループが直面するリスクの範囲・性質は従来から大きく変化しています。
当社グループは、リスクの全体像を「事業戦略・市場環境」「法規制・制度」「商品・サービス」「自然災害・感染症等」「情報セキュリティ」「人財・組織」「コンプライアンス・レピュテーション」「サプライチェーン」「投資・財務」の9大分類に整理し、業界共通の枠組みに準拠した網羅的な管理体制を構築しています。
リスク管理体制は、取締役会が内部統制システムの整備・運用状況を監督し、代表取締役社長の下にサステナビリティ委員会、リスク委員会、投融資委員会、情報セキュリティ委員会、開示委員会を設置しています。リスク委員会は社内の委員に加えて、社外取締役及び外部の有識者で構成され、国内外の上述の各リスク項目のリスクを管理しています。投融資委員会は、社内の専門部署からの委員を拡充し、投融資案件の精査・PMI状況のモニタリングを強化しています。各委員会では、優先度を整理のうえ取締役会に報告し、対応方針の決議を経たうえで、PDCAサイクルにより継続的に改善を図っています。また、危機発生時には、別途「緊急対策本部」を設置し、迅速かつ適切に対応できる体制を整えています。
管理すべきリスクの主な事例
| 大分類 | 中分類 | リスクの主な事例 |
| 1. 事業戦略・ 市場環境に 関するリスク | 競争環境の変化 | ・同業他社・異業種(EC、コンビニ、食品スーパー等)との競争激化 ・大規模M&Aによる業界再編・寡占化の進展 ・ドラッグストア業態の同質化、価格競争の激化 |
| 市場・出店環境 | ・少子高齢化、人口動態の変化に伴う商圏縮小 ・新規出店の遅延、出店候補地の取得難 ・既存店の競争力低下 | |
| M&A・投資 | ・M&A・新規事業投資の効果未発現 ・のれん等の減損 | |
| 2. 法規制・ 制度に関する リスク | 医薬品・医療制度 | ・薬価改定・調剤報酬改定による収益性の悪化 ・医薬品医療機器等法(薬機法)等の改正に伴う対応コストの増加 |
| 関連法規制 | ・食品衛生法、景品表示法、個人情報保護法等の改正 ・税制・会計基準の改正による業績影響 | |
| 3. 商品・ サービスに 関するリスク | 商品の品質・安全性 | ・取扱商品(PB商品含む)の不良・異物混入・表示不備によるリコール ・医薬品・健康食品等の副作用、健康被害 ・製造物責任(PL)に基づく損害賠償 |
| サービス品質・安全性 | ・調剤過誤、医薬品の販売・管理に関する事故 ・顧客対応に起因するクレーム | |
| 4.自然災害・感染症等に関するリスク | 大規模自然災害 | ・地震・津波・台風・豪雨等による店舗、物流、本社機能、システムの被害 ・保有資産の毀損、サプライチェーン寸断による営業活動の停止 |
| 気候変動 | ・気象パターン変化による商品需要の変動、農産物・原材料調達への影響 ・GHG排出規制強化等に伴う対応コストの増加(TCFD提言を踏まえた開示) | |
| 感染症等 | ・感染症の流行に伴う経済活動の停滞、来店客数の減少 ・従業員の感染拡大による店舗・物流の営業継続困難 | |
| 5.情報セキュリティ・システムに関するリスク | システム障害 | ・基幹システム・店舗POS・EC・調剤システム等の障害による業務停止 |
| サイバー攻撃・情報漏洩 | ・外部からの不正アクセス、ランサムウェア等のサイバー攻撃 ・顧客個人情報・調剤情報・従業員情報等の漏洩 | |
| 6.人財・組織に関するリスク | 人財の確保・育成 | ・薬剤師・登録販売者等の専門人財の確保難、人件費の高騰 ・経営人財・DX人財の不足 |
| 労務・人権 | ・長時間労働、ハラスメント等の労務問題 ・労働安全衛生上の問題、ダイバーシティ推進への対応遅れ | |
| 7.コンプライアンス・レピュテーションに関するリスク | 法令違反・不正 | ・役員・従業員による法令違反、不正行為 ・薬機法、独占禁止法、取適法、個人情報保護法等の違反 |
| レピュテーション | ・不適切な情報発信、SNS等を契機とした風評の発生・拡散による信用毀損 | |
| 8.サプライチェーンに関するリスク | 調達・物流 | ・主要仕入先・物流委託先の事業継続性、供給途絶 ・原材料・エネルギー価格、為替変動に伴う仕入コスト上昇 |
| 人権・環境 | ・サプライチェーン上の人権・環境問題(強制労働、児童労働等)の顕在化 | |
| 9.投資・財務に関するリスク | 資産価値の変動 | ・保有不動産(店舗・賃借物件含む)の減損、固定資産評価の下落 ・保有有価証券の価値下落 |
| 資金調達 | ・金利環境・金融市場の変動に伴う資金調達コストの増加 |