訂正有価証券報告書-第23期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/12/06 16:12
【資料】
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【項目】
148項目

事業内容

当社グループは、当社および子会社11社で構成されております。なお、株式会社フジオフードシステム及び上海藤尾餐飲管理有限公司、株式会社グレートイースタンは連結子会社であります。
当社は各種業態の飲食店の経営及び飲食店のフランチャイズチェーン(以下、「FC」という。)本部の経営を、主な事業内容としております。
また、台湾におきましては、当社の子会社である FUJIO FOOD SYSTEM SINGAPORE PTE. LTD.が現地有力企業をパートナーとする合弁会社 美樂食餐飲股份有限公司を設立し、当該合弁企業を通して、当社ブランドの展開を行っております。
直営事業および海外事業として複数業態を運営している他、直営事業および海外事業での運営ノウハウをもとに「まいどおおきに食堂」「神楽食堂 串家物語」「手作り居酒屋 かっぽうぎ」「つるまる」の加盟店募集、店舗設計ノウハウの指導、店舗運営ノウハウの指導及び研修、PB商品の提供等を行うFC本部の運営を行っております。
なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。
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直営事業及びFC事業において展開する主な業態は次のとおりであります。
1.直営事業
直営事業は、当社グループの主力事業であり、当連結会計年度末の直営店舗数は530店舗(国内526店舗、海外4店舗)であります。
主な直営店には、家庭料理を中心にセルフスタイル方式で料理を提供する「まいどおおきに食堂」、お客様自身が自由にメニューを各テーブルで揚げていただく「神楽食堂 串家物語」、昼は定食屋、夜は低価格な居酒屋という「手作り居酒屋 かっぽうぎ」、セルフタイプのうどん屋「つるまる」の主力業態に加え、定食業態の「釜戸ごはん さち福や」、天麩羅専門店「天麩羅えびのや」、カフェ業態の「タルト&カフェ デリス」、喫茶業態の『日本の古き良き文化を伝える喫茶店』をコンセプトに充実したお食事とくつろげる空間を提供する地域の食卓・憩いの場として「喫茶店 ピノキオ」、洋食業態の「フジオ軒」、サバの旨みをラーメンで味わう「サバ6製麺所」、アメリカンスタイルのステーキをシェフの調理の演出やエキゾチックな内装で提供する「SAM'S」石臼挽き手打蕎麦専門店「土山人」などがあります。
2.FC事業
FC事業は、直営事業で培った数多くの直営店運営のノウハウをもとに自社業態への加盟店募集を行い、飲食店経営ノウハウの提供を行う事業であります。当連結会計年度末のFC店舗数は285店舗(国内281店舗、海外4店舗)です。
直営事業、FC事業の店舗状況は以下のとおりであります。
「まいどおおきに食堂」
「まいどおおきに食堂」につきましては、「できたて商品の提供」にこだわった既存店舗の改装の推進、季節メニューの導入、調理指導の強化、計画的な販促活動、店舗内経費の効率的な削減等により、店舗収益力の強化を図るとともに、時間帯別売上に基づく適切な営業時間での営業や適正人員での運営等の店舗管理に注力してまいりました。
また、テイクアウト対象店舗の拡大やメニューの充実に積極的に取り組み、新しい生活様式においてもお客様に満足していただける店舗運営に努めてまいりました。
海外におきましては、上海に3店舗を展開しております。中国を含めたアジアを中心として店舗展開を目指してまいります。
以上の結果、当連結会計年度中において1店舗(直営店(国内)1店舗)の新規出店を行い、期末店舗数は335店舗(直営店(国内)125店舗、FC店(国内)206店舗、直営店(海外)3店舗、FC店(海外)1店舗)と、直営部門の売上高は63億29百万円となりました。
「神楽食堂 串家物語」
「神楽食堂 串家物語」事業では、お客様自身が自由に串揚げを調理する方式の串揚げ料理店を展開しております。揚げる楽しさと出来立ての美味しさを安心して味わっていただけるよう感染症対策を徹底し、お客様に安心してご利用いただける体制作りに注力してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度中において1店舗(FC店(国内)1店舗)の新規出店を行い、期末店舗数は107店舗(直営店(国内)80店舗、FC店(国内)27店舗)となり、直営部門の売上高は59億31百万円となりました。
「手作り居酒屋 かっぽうぎ」
「手作り居酒屋 かっぽうぎ」につきましては、昼は定食での需要及び弁当での中食需要を、そして夜はアットホームな雰囲気の中でいわゆるお母さんの手作り料理と豊富な飲み物を低価格で提供する居酒屋需要の取り込みを図るとともに、調理指導の強化、計画的な販促活動、店舗内経費の効率的な削減により、店舗収益力の強化に努めてまいりました。
以上の結果、当連結会計年度末の店舗数は21店舗(直営店(国内)17店舗、FC店(国内)4店舗)となり、直営部門の売上高は5億50百万円となりました。
「つるまる」
「つるまる」につきましては、オフィス街を中心とした出店により低価格のうどんをご提供させていただく「麺乃庄つるまる饂飩」、店内で製麺したうどんをご提供させていただく「鶴丸饂飩本舗」を展開し、幅広いお客様層から変わらぬご支援をいただいております。
以上の結果、当連結会計年度末の店舗数は49店舗(直営店(国内)39店舗、FC店(国内)7店舗、FC店(海外)3店舗)となり、直営部門の売上高は12億84百万円となりました。
「その他ブランド」
「その他のブランド事業」につきましては、「日常食を取りそろえ、健康を食べていただく『第二の食卓』を実現します」をキャッチコピーとした「さち福や」、目の前で揚げる出来立ての天麩羅をお手軽に楽しめる専門店「天麩羅えびのや」、『日本の古き良き文化を伝える喫茶店』をコンセプトに充実したお食事とくつろげる空間を提供する地域の食卓・憩いの場として「喫茶店 ピノキオ」等を展開しております。
以上の結果、当連結会計年度中において23店舗(直営店(国内)23店舗)の新規出店を行い、当連結会計年度末の店舗数は303店舗(直営店(国内)265店舗、FC店(国内)37店舗、直営店(海外)1店舗)となり、売上高は101億91百万円となりました。
「FC事業」
「FC事業」につきましては、加盟企業との親密なコミュニケーションを図りながら問題点の洗い出し・解消を図り、さらなる集客・売上の向上を目指しております。
コロナの影響により集合会議等を自粛している状況の中、リモート会議、フランチャイズニュースの刊行、少人数による個別店舗案内をおこなうとともに、既存ブランドの店舗改装やメニュー提案、場合により業態変更の提案等をおこなってまいりました。
以上の結果、当連結会計年度中において2店舗(FC店(国内)1店舗、FC店(海外)1店舗)の新規出店を行い、当連結会計年度末の店舗数は285店舗(FC店(国内)281店舗、FC店(海外)4店舗)となり、売上高は11億66百万円となりました。
ブランド別の店舗数は以下のとおりであります。
直営店(国内)FC店(国内)直営店(海外)FC店(海外)合計
まいどおおきに食堂12520631335
神楽食堂 串家物語8027--107
手作り居酒屋 かっぽうぎ174--21
つるまる397-349
その他265371-303
合計52628144815

(注)「その他のブランド」は、「釜戸ごはん さち福や」「天麩羅えびのや」「フジオ軒」「タルト&カフェ デリス」「喫茶店 ピノキオ」「はらドーナッツ」「サバ6製麺所」「SAM'S」「土山人」などであります。