訂正有価証券報告書-第29期(平成28年6月1日-平成29年5月31日)

【提出】
2017/09/05 16:35
【資料】
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115項目

有報資料

(1)業績
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。
チチカカ事業の業績悪化に伴う事業構造改善に関する意思決定を取締役会(平成28年6月30日付)で行い、平成28年8月1日に株式会社チチカカの株式譲渡を完了しました。当連結会計年度より株式会社チチカカの連結除外及びTITICACA HONGKONG LIMITEDの事業縮小を行っております。
当連結会計年度(平成28年6月1日~平成29年5月31日)におけるわが国経済は、政府による経済政策は継続されるものの、新興国経済の減速やイギリスのEU離脱問題、アメリカ大統領選挙などを要因とした為替の急激な変動、日経平均株価の荒い値動きなど、今後の企業業績への影響が注視されております。
小売業界におきましては、消費の下支えとなる訪日観光客は、依然として増加基調ではありますが、消費に至っては商品購入における消費単価は低下、観光地訪問などのサービス消費へ向かう傾向がより強く表れてきております。国内の個人消費につきましても継続的な物価上昇に伴い家計消費支出は減少し、節約志向・選別消費の傾向は今後も継続していく状況であります。
このような状況の下、当社グループは、お客様の期待に応え、選ばれる店舗をめざし、店舗ごとに独創的な空間を創出することにより、「新しい発見」や「買い物の楽しさ」をお客様に提供する事業活動を継続して行ってまいりました。店舗運営における新規出店店舗については当社の魅力を再認識してもらえる店づくり及び業態の変革への取り組み、既存店舗についてはPOSシステムを活用した商品施策の継続、また、店舗集客を目的とした情報発信として店舗外でのイベント開催や魅力ある店舗づくりのコンテストを実施するなど、店舗運営におけるサポート体制の強化を図りつつ、新たな収益源の確保に向けた外販活動、既存店舗商品のWEB販売にも取り組むとともに、販売費及び一般管理費の削減にもつとめてまいりました。
店舗出店につきましては、インショップへの出店を中心に直営店19店を新規出店し、直営店27店を閉鎖しました。その結果、当社グループの当連結会計年度末の店舗数は、直営店379店、FC店10店の合計389店となりました。
このような事業活動の結果、当連結会計年度の売上高につきましては、客単価は対前年を上回りましたが、購買客数が対前年を下回ったこと及び株式会社チチカカの連結除外の影響により、35,680百万円と前連結会計年度と比べ11,078百万円の減収(23.7%減)となりました。売上総利益につきましては、仕入のコントロール、アウトレット店舗での在庫の消化を継続的に取り組んだものの、売上の減少が影響し14,045百万円と6,173百万円減少(30.5%減)いたしました。販売費及び一般管理費については削減及び効率化に取り組んだことにより、営業利益は215百万円(前連結会計年度は271百万円の営業損失)となりました。経常利益につきましては、子会社売却に伴う増資引受資金の調達及び運転資金の調達に伴う費用が発生したことにより95百万円(前連結会計年度は348百万円の経常損失)となりました。また、子会社売却に関する損失、売上の減少に起因する店舗損益の悪化による固定資産の減損損失、海外事業の事業整理に関する損失を特別損失として計上しました。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は618百万円(前連結会計年度は4,353百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメント別の業績につきましては、以下のとおりであります。
当連結会計年度において、「㈱チチカカ」セグメントの消滅及び「TITICACA HONGKONG LIMITED」セグメントの重要性が低下したため、報告セグメントを従来の「㈱ヴィレッジヴァンガードコーポレーション」、「㈱チチカカ」、「TITICACA HONGKONG LIMITED」及び「その他」の報告セグメントの区分から、「㈱ヴィレッジヴァンガードコーポレーション」の報告セグメントの区分に変更しております。以下の前期比較につきましては、前期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。
① ㈱ヴィレッジヴァンガードコーポレーション
㈱ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは、お客様に買い物を楽しんでいただくため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指しております。
各店舗では、書籍・SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)、食品、アパレル等の商材を融合させ、店舗独自の「提案」を展開しております。
主な業態店舗としては、「遊べる本屋」をコンセプトにした「ヴィレッジヴァンガード」、大人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、本格的なアメリカンハンバーガーを提供する飲食店「ヴィレッジヴァンガードダイナー」、食べるコトの楽しさを提案する「HOME COMING」「こととや」、他社とのコラボレーションによる飲食店「コラボカフェ」、アウトレット業態を運営しております。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は34,689百万円と前連結会計年度と比べ1,670百万円の減収(4.6%減)となりましたが、売上総利益につきましては、仕入のコントロール、アウトレット店舗での在庫の消化に継続的に取り組んだものの、売上の減少が影響し13,546百万円と972百万円減少(6.7%減)いたしました。売上総利益の減少の結果、営業利益は271百万円と前連結会計年度と比べ422百万円の減益(60.9%減)となりました。店舗数につきましては直営店19店の新規出店、直営店21店の閉鎖をし、当連結会計年度末の店舗数は直営店377店、FC店10店の合計387店となりました。
② その他
株式会社Village Vanguard Webbedは日本国内でオンラインでの書籍・SPICE及びニューメディアの販売を行っております。取扱商品といたしましては、社外のクリエイターが作成した商品、アーティストとのコラボ商品などを多く取り扱い、画一的でなく、面白味のある商品を多数取り扱っております。TITICACA HONGKONG LIMITEDは香港にて直営店2店を展開し、エスニック雑貨・衣料の企画販売を行っております。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は1,074百万円と前連結会計年度と比べ9,845百万円の減収(90.1%減)となりました。営業損失は70百万円(前連結会計年度は1,002百万円の営業損失)となりました。
なお、本セグメントに記載しております海外事業につきましては、賃貸借契約条件や今後の店舗損益を考慮して事業を撤退することを決定しております。比利缇卡(上海)商贸有限公司につきましては、平成28年3月末をもって店舗事業から撤退し、Village Vanguard(Hong Kong)Limitedにつきましても平成28年6月末をもって店舗を閉店し、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても平成29年6月末をもって店舗を閉店いたしております。また、Village Vanguard(Taiwan)Limitedにつきましては、会社清算をいたしました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,262百万円減少し、当連結会計年度末には2,728百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は781百万円(前連結会計年度は2,236百万円の収入)となりました。
これは、減価償却費493百万円、減損損失340百万円、たな卸資産の減少額311百万円があったものの、法人税等の支払額201百万円があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,422百万円(前連結会計年度は1,043百万円の支出)となりました。
これは、主に子会社株式の売却に伴う支出が2,871百万円、有形固定資産の取得による支出312百万円、無形固定資産の取得による支出156百万円があったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,379百万円(前連結会計年度は535百万円の収入)となりました。
これは、主に長期借入金の返済による支出が4,442百万円、短期借入金の純減額が299百万円、配当金の支払額が107百万円あったものの、長期借入れによる収入が6,402百万円あったためであります。

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