外国為替(以下、「FX」といいます。)市場におきましては、マイナス金利政策が続く日本円を調達して高金利の外貨で運用するキャリー取引の増加により円安の勢いが強まったとの見方もあり、円安基調が続きました。2023年4月に1米ドル=132円97銭で始まった米ドル/円相場は、世界的な金融システム不安への懸念が後退するにつれ、低リスク通貨である円を売る動きがみられる中、4月下旬の金融政策決定会合で日銀が大規模な金融緩和を維持する姿勢を示したことで、日米金利差の拡大を見据えた円売りドル買いが一段と加速し1米ドル=137円台となりました。5月に入ると米銀破綻による金融システム不安の再燃や、FRBの利上げ停止示唆により、一時1米ドル=133円台半ばまでドルが売られましたが、5月中旬に、米債務上限問題に対する警戒感が和らいだことでドルを買う動きが続きました。さらに、6月中旬に米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを見送ったものの年内2回の追加利上げの可能性を示唆したことで、ドルを買う動きが一層強まり、当第1四半期連結会計期間末は1米ドル=144円32銭で取引を終了しました。
このような市場環境のもと、当社グループの主力事業であるFX取引事業を中核とする金融商品取引事業は、子会社であるトレイダーズ証券株式会社(以下、「トレイダーズ証券」といいます。)において、『みんなのFX』(FX証拠金取引)、『LIGHT FX』(FX証拠金取引)、『みんなのシストレ』(自動売買ツールを利用したFX証拠金取引)及び『みんなのオプション』(FXオプション取引)、『みんなのコイン』(暗号資産証拠金取引)、『LIGHT FXコイン』(暗号資産証拠金取引)のサービスを提供し収益確保を図ってまいりました。FX収益を確保する上で重要な指標となるFX顧客からの預り資産は、当第1四半期連結会計期間末において882億36百万円(前連結会計年度末比78億69百万円増、9.8%増)となりました。当第1四半期連結累計期間のトレーディング損益は預り資産を順調に積み上げていった結果、27億46百万円(前年同期比4億63百万円増、20.3%増)と昨年を大きく上回りました。
また、子会社である株式会社FleGrowth(以下、「FleGrowth」といいます。)が営むシステム開発・システムコンサルティング事業は、トレイダーズ証券向けにFX取引システムの開発及び保守・運用を行うとともに、外部顧客向けにFX取引及び暗号資産証拠金取引に関連したシステム開発などのフィンテックサービス、物流や医療などの分野のDX支援、Web制作及びセールスコンサルティングを行い収益の確保を図ってまいりました。当第1四半期連結累計期間のシステム開発・システムコンサルティング事業における外部顧客に対する営業収益は、77百万円(前年同期比6百万円減、7.2%減)と前年をやや下回る結果となりました。
2023/08/14 15:16