訂正有価証券報告書-第15期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2026/05/13 15:51
【資料】
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【項目】
145項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社の目指す姿として「経営理念」、「経営ビジョン」、「行動指針」を以下のとおり定めております。
<経営理念>グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな 未来を支えます
<経営ビジョン>すべてのお客さまに高品質の商品・サービスをお届けし、一人ひとりのお客さまからの確かな信頼を基に発展 する企業を創造します
<行動指針>『お客さま第一』:わたしたちは、常にお客さまの安心と満足のために、行動します
『誠実』:わたしたちは、あらゆる場面で、あらゆる人に、誠実、親切、公平・公正に接します
『チームワーク』:わたしたちは、お互いの個性と意見を尊重し、知識とアイデアを共有して、ともに成長します
『革新』:わたしたちは、ステークホルダーの声に耳を傾け、絶えず自分の仕事を見直します
『プロフェッショナリズム』:わたしたちは、自らを磨き続け、常に高い品質のサービスを提供します
『地域密着』:わたしたちは、常に、地域社会とのつながりを大切にします
『情熱』:わたしたちは、あらゆる場面で、熱い情熱を持って取り組みます
(2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社(単体)の「正味収入保険料」、「正味損害率」及び「正味事業費率」の2025年度見込み及び2024年度実績は次のとおりであります。
2025年度見込み(2024年度実績)
正味収入保険料1兆4,710億円(1兆4,303億円)
正味損害率67.7%(66.6%)
正味事業費率33.2%(33.7%)

(3) 経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
今後のわが国を含む世界経済は、景気の緩やかな回復が持続することが期待される一方、米国の通商政策の動向、欧米における高金利の継続、中国における不動産市場の停滞の継続に加え、複数の地域で進行する地政学的な緊張の高まりによる影響など、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクが懸念されます。
保険業界においては、保険料調整行為等の不適切事案の発生を受けて、金融庁において「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」及び金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」が開催され、保険市場に対する信頼の確保とその健全な発展に向けた方策について議論が重ねられました。今後、これらの議論を踏まえた保険業法の改正等に業界として適切に対応し、お客さまと社会からの信頼回復に向けた取組みを推進するとともに、引き続き保険とその周辺サービスの提供を通じて社会のレジリエンスを高める社会インフラとしての役割を果たしていくことが求められております。
このような中、MS&ADインシュアランスグループとしても、グループの「ミッション・ビジョン・バリュー」に立ち返って、全役職員及び代理店の行動を見直し、「ビジネススタイルの大変革」を進めるとともに、お客さまの信頼回復に全力で取り組んでまいります。そのうえで、デジタル技術の進展や人手不足の進行などの事業環境の変化を踏まえ、中期経営計画(2022-2025)に掲げた基本戦略やその基盤取組みを進めてまいります。
また、「お客さま第一の業務運営」「ガバナンスの強化」「コンプライアンス」を基礎に据えて、「提供価値の変革」「事業構造の変革」「生産性・収益性の変革」を柱とするビジネススタイルの大変革を進めつつ、お客さまと真摯に向き合い、お客さまと社会の課題を解決していくことにより、CSVの実現と持続的な成長を引き続き追求することとしております。レジリエントでサステナブルな社会を支える企業グループを実現するため、3つの基本戦略「Value(価値の創造)」「Transformation(事業の変革)」「Synergy(グループシナジーの発揮)」とこれらの基本戦略を支える4つの基盤「サステナビリティ」「品質」「人財」「ERM」それぞれについても着実に取組みを進めてまいります。
当社においては、MS&ADインシュアランスグループの中核事業会社として、中期経営計画第2ステージ(2024年度~2025年度)では、企業保険分野における保険料調整行為、大手中古車販売店における保険金不正請求、ならびに保険代理店と保険会社間で発生した情報漏えい事案を厳粛に受け止め、当社が目指してきたミッション・ビジョン・バリューに今一度立ち返り、真にお客さま本位の企業へと生まれ変わるとともに、当社の基本戦略である社会との共通価値を生み出すCSV×DXの推進を更に加速させ、お客さま・社会からの信頼回復に向けて取り組むこととしております。「お客さま一人ひとりからの信頼回復、その先にあるゲームチェンジの実現」に向けて、「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)への原点回帰」「選択と集中」「保険引受事業のサステナブル化」「新たな収益基盤構築」の重要課題についても着実に取組みを進めてまいります。
<中期経営計画第2ステージの重要課題>
1ミッション・ビジョン・バリューへの
原点回帰
・「お客さま第一」の再徹底
・ビジネスパートナーである代理店・扱者と真のパートナーシップを築く
・これら取組みに社員が安心して専念できるマネジメント・評価への変革
2選択と集中・代理店・扱者とともにお客さまへ向き合い、お客さまの期待に応え、 利益を拡大させる取組みへの資源・態勢の集中を徹底
・とりわけ海外事業は早期黒字化に向け、選択と集中を徹底
3保険引受事業のサステナブル化・トップライン・マーケットシェア最優先を変革
・CSV×DXによる高付加価値戦略の具現化
・リスクに見合った保険料設定と過不足ない適正支払いの追
4新たな収益基盤構築・代理店・扱者とともにお客さまに向き合うデジタルマーケティングの加速、デジタル・データを中心とした保険以外の事業収益基盤構築

そして、目指す姿として掲げる「CSV×DXを通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづける」企業の実現に向け、当社が生まれ変わったことをお客さま・地域・社会に届け、その先にある「ゲームチェンジ」を果たしてまいります。
加えて、サステナビリティの推進に向けて、引き続き自社のGHG排出量削減に取り組むとともに、カーボンニュートラルの実現につながる商品・サービスの提供やESG投融資の継続等により脱炭素社会への移行に貢献してまいります。
これら取組みにより、MS&ADインシュアランスグループの一員としてグローバルに事業展開する世界トップ水準の保険・金融グループを創造してまいります。
なお、当社の100%出資子会社であるあいおいニッセイ同和損害調査株式会社は、2025年4月1日付で吸収分割※により当社に統合することといたしました。修理費不正請求への対応が課題となる中、調査業務におけるデジタル活用強化を図るとともに、安定的な損害調査体制を構築することにより、お客さまや社会からの信頼を回復し、お客さま本位の高品質な損害調査を提供してまいります。
また、当社は、三井住友海上火災保険株式会社と、2027年4月を目処に合併するため、今後、具体的な検討・対応準備を進めることを決定しました。当社グループのビジョンである「世界トップ水準の保険・金融グループの創造」を実現し、レジリエントでサステナブルな経済・社会の発展を支えるため、より強固な国内損害保険事業体制を構築してまいります。
※吸収分割後のあいおいニッセイ同和損害調査株式会社には、他社からの損害調査受託事業(外販事業)の窓口機能を存置します。

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