このような状況のもと、当社グループでは「航空分野における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(定期航空協会及び全国空港ビル事業者協会共同作成)に基づき、空港利用者の安全・安心の確保に努めております。これまでにターミナル内の換気能力の向上や館内各所への消毒液や飛沫感染防止シートの設置、保安検査場での体温測定用サーモグラフィー導入などに取り組んでまいりました。さらに第3ターミナルでは、国によるPCR検査体制拡充の動きに合わせて一部エリアを検査用スペースとして提供していることに加えて、東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニックでは海外渡航者向けにPCR検査を行い、最短2時間での陰性証明書発行が可能な体制を整えたほか、東京空港交通株式会社などと連携し宿泊ホテルまでの入国者専用バスの運行を開始するなど、さまざまな取り組みを進めております。
一方、営業収益が大幅に減少する中で商品売上の回復に向けて、旅客回復が続いていた国内線売店を中心に売上増進策を進め、「HANEDA CHOCOLATE JOURNEY」等の新たなオリジナルブランドの立ち上げによる羽田空港限定商品の展開強化などに取り組んでまいりました。またEC事業においても、既存ECサイトでの品ぞろえ強化に加え、他企業と連携し新たな越境ECサイトを立ち上げて、事業規模拡大に向けたさまざまな取り組みを進めております。なお、旅客数が著しく減少するなか、昨年4月以降、航空会社や入居テナント等に対する支援措置として家賃減免措置を、旅客動向を鑑みて減免内容を見直しながら実施しております。
また減収影響を最小限に留めるべく徹底的なコスト削減策を実施しており、これまでに不要不急コストの削減に加え、旅客動向に合わせたターミナルの一部閉鎖や運営方法の見直しによる施設維持管理費用の削減、業務内製化による外部委託費の削減を行ってまいりました。人件費についても役員報酬の一部返上や従業員賞与および臨時給料の削減などの固定的費用の削減を行っております。引き続き削減効果の維持に努めるとともに、今後の旅客回復に伴うコスト増加を抑制し、より効率的に利益創出する体制を構築すべくコスト構造の見直しに取り組んでまいります。
2021/02/12 14:17