有価証券報告書-第128期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 10:34
【資料】
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【項目】
114項目

有報資料

(1)業績
当連結会計年度のわが国経済は、政府主導の各種政策の効果もあり、雇用・所得環境の改善を背景にした個人
消費の持ち直しなどにより、景気は緩やかな回復基調が続きました。
このような情勢のなか、当社では沿線の観光資源をPRし、積極的にお客さま誘致に取り組んだほか、不動産業の一層の拡充にも注力しました。また、山陽百貨店では、魅力的なテナントを誘致することにより他店との差別化をはかり、収益拡大に努めました。
この結果、当連結会計年度の営業収益は47,938百万円と前連結会計年度に比べ377百万円(0.8%)の減収、営業
利益は3,402百万円と前連結会計年度に比べ270百万円(7.4%)の減益、経常利益は3,354百万円と前連結会計年度
に比べ253百万円(7.0%)の減益となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は2,115百万円と前連結会計
年度に比べ266百万円(14.4%)の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 運輸業
鉄道事業におきましては、駅前再開発事業により生まれ変わった明石や世界文化遺産・姫路城のほか、須磨
エリアでの桜のイベント「敦盛桜」ど沿線観光スポットを広くPRし、さらなるお客さま誘致に努めました。近年
増加しているインバウンド需要に対しては、訪日外国人旅行者向けの「HIMEJI TOURIST PASS」
の販売強化に引き続き注力しました。また、一部駅においてタブレット端末を用いた通訳システムを導入すると
ともに、山陽姫路駅では日・英・中の3か国語対応可能なコンシェルジュの配置に加え、ご利用しやすい駅窓口と
すべくリニューアル工事を実施するなど、お客さまへのサービス向上に努めました。設備面におきましては、3000
系車両の代替となる省電力型の6000系車両への更新工事を引き続き行い快適性の向上を高めるとともに、須磨浦
公園駅西方での法面防護工事や、踏切支障報知装置とATS(自動列車停止装置)との連動化工事、全踏切照明の
LED化工事にも取り組むなかで、さらなる安全性向上をはかりました。
バス事業におきましては、営業開始から80周年を迎えた山陽バスでは、山陽電車の6000系車両をデザインした
ラッピングバスを導入するなど、様々な記念企画を実施いたしました。また、新路線の開設を通じて事業エリアに
おけるきめ細やかな路線網づくりを推進いたしました。
運輸業全体の営業収益につきましては、姫路城のグランドオープンの効果が前期と比べて薄まったことなどに
より、19,114百万円と前連結会計年度に比べ45百万円(0.2%)の減収となりましたが、諸経費の減少により営業
利益は1,173百万円と前連結会計年度に比べ22百万円(2.0%)の増益となりました。
(イ)提出会社の運輸成績表
種別単位当連結会計年度
(自 平成28年4月 至 平成29年3月)
対前期増減率
(%)
営業日数365△0.3
営業キロキロ63.2-
客車走行キロ千キロ31,729△1.2
定期千人34,6351.8
輸送人員定期外千人22,203△1.4
千人56,8380.5
定期百万円5,7461.5
旅客運輸収入定期外百万円6,483△1.8
百万円12,230△0.3
運輸雑収百万円1,256△1.0
運輸収入合計百万円13,486△0.4
乗車効率%21.5-

(注) 乗車効率の算出は、延人キロによります。
客車走行キロ×平均定員

(ロ)業種別営業成績
業種別当連結会計年度
(自 平成28年4月 至 平成29年3月)
営業収益(百万円)対前期増減率(%)
鉄道事業13,092△0.3
自動車事業4,3600.7
その他1,675△1.9
消去△13-
19,114△0.2

② 流通業
流通業におきましては、競争が激化している姫路駅前地区において、山陽百貨店では、他店との差別化をはかる
ため、婦人服売場には大人の女性に向けた上質なブランド「セオリーリュクス」や「ローレンラルフローレン」
を、婦人雑貨売場には洗練されたシンプルなデザインと確かな品質で支持されているジュエリーブティック
「4℃」等を導入しました。また、食料品売場においては、鶏惣菜専門店「鶏太郎」を導入するとともに、生鮮
コーナーのリニューアルも実施いたしました。また、催事におきましては、金製品の仏具・縁起物の置物等を
多数取り揃えた初企画「山陽の黄金展」や人気の写真家岩合光昭氏の写真展「ねこ」などの話題性のある企画展を
開催し集客をはかりました。このほか、山陽フレンズでは、コンビニエンスストア「ローソン+フレンズ」を神戸
市垂水区小束山地区に新たに出店しました。
流通業全体の営業収益につきましては、山陽百貨店においても全国的な衣料品不振の影響を受けたことなどに
より、20,506百万円と前連結会計年度に比べ232百万円(1.1%)の減収となり、営業利益は41百万円と前連結会計
年度に比べ26百万円(38.9%)の減益となりました。
業種別営業成績
業種別当連結会計年度
(自 平成28年4月 至 平成29年3月)
営業収益(百万円)対前期増減率(%)
百貨店業19,198△1.8
売店業1,30910.9
消去△0-
20,506△1.1

③ 不動産業
不動産業のうち分譲事業におきましては、姫路市中心部で分譲マンション「エスコート姫路ザ・レジデンス」、明石市の西二見地区で戸建分譲「エステラス西二見」の建設・販売を進めました。賃貸事業では、明石市の西新町
駅前に総合病院を誘致したほか、神戸市垂水区小束山地区に学生マンション「エス・キュート パル小束台」を
建設するなど、保有土地の有効活用に努めました。また、明石駅前再開発事業により建設された再開発ビル
「パピオスあかし」の当社所有区画には、飲食店等のテナントを誘致するなど、収益拡大に取り組みました。
不動産業全体の営業収益につきましては、前期に比べマンション分譲の規模が小さかったことなどにより、
4,802百万円と前連結会計年度に比べて134百万円(2.7%)の減収となり、営業利益は2,022百万円と前連結会計
年度に比べ206百万円(9.2%)の減益となりました。
業種別営業成績
業種別当連結会計年度
(自 平成28年4月 至 平成29年3月)
営業収益(百万円)対前期増減率(%)
不動産賃貸業3,0654.7
不動産分譲業1,737△13.5
4,802△2.7

④ レジャー・サービス業
レジャー・サービス業におきましては、山上から瀬戸内海の大パノラマを一望できる須磨浦山上遊園で、引き続
き鉄道と連携した企画乗車券「すまうらロープウェイお楽しみきっぷ」を発売したほか、行楽シーズンにご家族連
れでお楽しみいただける各種イベントを開催して新規顧客の掘り起こしに努めました。舞子ホテルでは、和洋が融
合した邸宅と美しい日本庭園を活かしたウェディングプランを積極的にPRするとともに、新たにコース仕立ての
デザートの提供にも取り組みました。
レジャー・サービス業全体の営業収益につきましては、飲食業で売上が増加したことなどにより、2,353百万円
と前連結会計年度に比べ48百万円(2.1%)の増収となり、営業損失は4百万円と前連結会計年度に比べ23百万円
改善しました。
業種別営業成績
業種別当連結会計年度
(自 平成28年4月 至 平成29年3月)
営業収益(百万円)対前期増減率(%)
飲食業1,3451.1
遊園事業5693.5
その他4423.7
消去△4-
2,3532.1

⑤ その他の事業
一般労働者派遣業、設備の整備業などのその他の事業におきましては、外部顧客の獲得に努めたものの、営業
収益は1,161百万円と前連結会計年度に比べ13百万円(1.2%)の減収となり、営業利益は134百万円と前連結
会計年度に比べ20百万円(13.4%)の減益となりました。
業種別営業成績
業種別当連結会計年度
(自 平成28年4月 至 平成29年3月)
営業収益(百万円)対前期増減率(%)
一般労働者派遣業335△16.3
業務請負業1362.8
ビル管理・営業管理業12215.0
設備の保守・整備・工事業・
情報業ほか
6072.3
消去△41-
1,161△1.2

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益及び減価
償却費の計上、長期前受工事負担金等受入及び長期借入による収入等があったことにより、前連結会計年度末より
2,885百万円の増加となり、当連結会計年度末には8,769百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、法人税等の支払による支出等があったものの、税金等
調整前当期純利益、減価償却費の計上等により6,614百万円となりましたが、前連結会計年度と比べて489百万円の減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により支出した資金は、長期前受工事負担金等受入による収入等があったもの
の、設備投資による有形固定資産の取得による支出等により3,790百万円となりましたが、前連結会計年度と比べ
て3,138百万円の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により得られた資金は、社債の償還や長期借入金の返済による支出があった
ものの、社債の発行による収入や長期借入れによる収入等により61百万円となり前連結会計年度に比べ
3,421百万円の増加となりました。

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