半期報告書-第144期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
業績等の概要
(1) 業績
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げによる景気への影響が懸念されたものの、企業収益や雇用情勢が改善傾向にあるなど、緩やかな回復基調で推移しておりますが、原油高の影響もあり、依然として厳しい状況で推移しました。
このような状況のもとで、当社グループは、全事業にわたり積極的な営業活動を展開するとともに、経営の効率化を図り、収益力と旅客サービスの向上に努めました。
この結果、当中間連結会計期間の全事業営業収益は78億5,644万3千円で、前年同期に比べ、1.6%(1億2,661万2千円)の減収となりましたが、全事業営業利益は4億6,919万4千円で、前年同期に比べ、45.6%(1億4,688万6千円)の増益となりました。経常利益は4億262万9千円で、前年同期に比べ、54.8%(1億4,259万1千円)の増益となりましたが、中間純利益は2億6,031万9千円で、前年同期に比べ、12.2%(3,605万9千円)の減益となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりです。
① (運輸業)
鉄道事業では、常総線において大田郷駅改修工事を行いサービスの向上を図ったほか、PC枕木同種交換、法面保護工事、道床交換工事等を行い安全輸送の確保に努めました。また、沿線自治体との共同主催による「駅からウォーク」や「ビール列車」等を開催し、旅客誘致と増収に努めました。
バス事業では、一般路線において、不採算路線の廃止及びつくばみらい市コミュニティバスのルート再編を実施しました。高速バス路線では、「鹿島神宮駅~羽田空港線」においてICカードサービスの提供を開始し、利便性の向上を図りました。一方、「土浦駅~東京ディズニーリゾート・東京テレポート駅線」を輸送需要に合わせ減便し輸送の効率化を図りました。貸切バスでは、関鉄観光バス株式会社において収支改善を図るため、事業再建計画を実施しました。また、江戸川学園取手小学校スクールバス及び稲敷市新利根地区スクールバスを新規受託し、増収に努めました。
タクシー事業では、新規顧客とチケット契約を結び増収と稼働率の向上を図ったほか、ハイブリッドタクシーを増備するなどサービスの向上と燃料費の節減に努めました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は60億817万8千円で、前年同期に比べ2.9%(1億6,839万6千円)の増収となり、営業利益は2億6,809万9千円で、前年同期に比べ2億433万1千円の増益となりました。
(業種別営業成績表)
提出会社の鉄道事業運輸成績表
(注) 乗車効率の算出方法
乗車効率=延人キロ(駅間通過人員×駅間キロ程)/(客車走行キロ×平均定員)×100
② (不動産業)
分譲業では、「土浦市おおつ野」4区画を販売しました。
賃貸業では土浦ビルⅠ・水海道駅前貸店舗3号店など空室解消に努めました。
建設業では、関連会社の社屋改修工事、賃貸建物修繕工事などを受注しました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は4億7,994万円で、前年同期に比べ16.1%(9,241万2千円)の減収となり、営業利益は2億382万4千円で、前年同期に比べ4.1%(795万3千円)の増益となりました。
(業種別営業成績表)
③ (流通業)
バラスト用砕石やタイヤ販売など積極的な営業活動を展開し、販売力強化を図りました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は2億8,102万1千円で、前年同期に比べ2.6%(756万1千円)の減収となり、営業利益は443万円で、前年同期に比べ185万3千円の減益となりました。
(業種別営業成績表)
④ (レジャー・サービス業)
情報サービス業では、新規顧客の開拓やソフト開発、携帯電話販売等を中心に積極的な営業活動を展開しましたが、携帯電話販売の減少等もあり、厳しい状況が続きました。
旅行業では、特別謝恩セール「房総勝浦温泉の旅」や「ミステリーツアー」「女性限定ツアー」など募集型企画旅行を中心に旅客誘致に努めました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は10億5,959万円で、前年同期に比べ13.7%(1億6,816万2千円)の減収となり、営業損失は1,543万3千円で、前年同期に比べ3,293万8千円の減益となりました。
(業種別営業成績表)
⑤ (自動車車両整備業)
自動車車両整備業では、整備情報提供システムに加入し、車種ごとの整備マニュアル等が閲覧できるようになったほか、大型リフト1基の代替を行い作業の効率化と安全性の向上を図りました。営業面では、車検整備の受注を中心に積極的な営業活動に努めました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は2億4,535万3千円で、前年同期に比べ13.7%(3,907万3千円)の減収となり、営業利益は1,646万7千円で、前年同期に比べ2,181万1千円の減益となりました。
(業種別営業成績表)
(2) キャッシュ・フロー
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、14億2,555万3千円で、期首に比べ1億2,962万5千円減少しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動の結果得られた資金は9億4,814万3千円で、前年同期に比べ1億6,761万4千円の増加となりました。
これは、主に未収入金において、工事負担金や補助金の入金により増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動の結果支出した資金は2億5,517万5千円で、前年同期に比べ2億277万1千円の増加となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動の結果支出した資金は、8億2,259万3千円で、前年同期に比べ3億6,392万4千円の増加となりました。
これは、主に借入金が減少したことによるものです。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げによる景気への影響が懸念されたものの、企業収益や雇用情勢が改善傾向にあるなど、緩やかな回復基調で推移しておりますが、原油高の影響もあり、依然として厳しい状況で推移しました。
このような状況のもとで、当社グループは、全事業にわたり積極的な営業活動を展開するとともに、経営の効率化を図り、収益力と旅客サービスの向上に努めました。
この結果、当中間連結会計期間の全事業営業収益は78億5,644万3千円で、前年同期に比べ、1.6%(1億2,661万2千円)の減収となりましたが、全事業営業利益は4億6,919万4千円で、前年同期に比べ、45.6%(1億4,688万6千円)の増益となりました。経常利益は4億262万9千円で、前年同期に比べ、54.8%(1億4,259万1千円)の増益となりましたが、中間純利益は2億6,031万9千円で、前年同期に比べ、12.2%(3,605万9千円)の減益となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりです。
① (運輸業)
鉄道事業では、常総線において大田郷駅改修工事を行いサービスの向上を図ったほか、PC枕木同種交換、法面保護工事、道床交換工事等を行い安全輸送の確保に努めました。また、沿線自治体との共同主催による「駅からウォーク」や「ビール列車」等を開催し、旅客誘致と増収に努めました。
バス事業では、一般路線において、不採算路線の廃止及びつくばみらい市コミュニティバスのルート再編を実施しました。高速バス路線では、「鹿島神宮駅~羽田空港線」においてICカードサービスの提供を開始し、利便性の向上を図りました。一方、「土浦駅~東京ディズニーリゾート・東京テレポート駅線」を輸送需要に合わせ減便し輸送の効率化を図りました。貸切バスでは、関鉄観光バス株式会社において収支改善を図るため、事業再建計画を実施しました。また、江戸川学園取手小学校スクールバス及び稲敷市新利根地区スクールバスを新規受託し、増収に努めました。
タクシー事業では、新規顧客とチケット契約を結び増収と稼働率の向上を図ったほか、ハイブリッドタクシーを増備するなどサービスの向上と燃料費の節減に努めました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は60億817万8千円で、前年同期に比べ2.9%(1億6,839万6千円)の増収となり、営業利益は2億6,809万9千円で、前年同期に比べ2億433万1千円の増益となりました。
(業種別営業成績表)
業種別 | 当中間連結会計期間 (26.4.1~26.9.30) | |
営業収益 | 対前年同期比増減率 | |
鉄道事業 | 1,210,279 千円 | 1.5 % |
バス事業 | 4,286,952 | 3.5 |
タクシー業 | 534,890 | 0.8 |
消去 | △23,944 | ― |
営業収益計 | 6,008,178 | 2.9 |
提出会社の鉄道事業運輸成績表
業種別 | 単位 | 当中間会計期間 (26.4.1~26.9.30) | ||
対前年同期比増減率 | ||||
営業日数 | 日 | 183 | 0.0 % | |
営業キロ | 千キロ | 55.6 | 0.0 | |
客車走行キロ | 千キロ | 1,735 | △2.0 | |
輸送人員 | 定期 | 千人 | 3,507 | 7.6 |
定期外 | 〃 | 2,033 | △0.8 | |
計 | 〃 | 5,540 | 4.3 | |
旅客運輸収入 | 定期 | 千円 | 561,461 | 3.3 |
定期外 | 〃 | 576,261 | △0.7 | |
計 | 〃 | 1,137,723 | 1.3 | |
運輸雑収 | 〃 | 72,556 | 4.8 | |
収入合計 | 〃 | 1,210,279 | 1.5 | |
一日平均収入 | 〃 | 6,613 | 1.5 | |
乗車効率 | % | 13.2 | ― |
(注) 乗車効率の算出方法
乗車効率=延人キロ(駅間通過人員×駅間キロ程)/(客車走行キロ×平均定員)×100
② (不動産業)
分譲業では、「土浦市おおつ野」4区画を販売しました。
賃貸業では土浦ビルⅠ・水海道駅前貸店舗3号店など空室解消に努めました。
建設業では、関連会社の社屋改修工事、賃貸建物修繕工事などを受注しました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は4億7,994万円で、前年同期に比べ16.1%(9,241万2千円)の減収となり、営業利益は2億382万4千円で、前年同期に比べ4.1%(795万3千円)の増益となりました。
(業種別営業成績表)
業種別 | 当中間連結会計期間 (26.4.1~26.9.30) | |
営業収益 | 対前年同期比増減率 | |
不動産分譲業 | 28,629 千円 | △75.3 % |
不動産賃貸業 | 500,472 | 0.5 |
消去 | △49,160 | ― |
営業収益計 | 479,940 | △16.1 |
③ (流通業)
バラスト用砕石やタイヤ販売など積極的な営業活動を展開し、販売力強化を図りました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は2億8,102万1千円で、前年同期に比べ2.6%(756万1千円)の減収となり、営業利益は443万円で、前年同期に比べ185万3千円の減益となりました。
(業種別営業成績表)
業種別 | 当中間連結会計期間 (26.4.1~26.9.30) | |
営業収益 | 対前年同期比増減率 | |
砕石業 | 87,279 千円 | △18.2 % |
タイヤ業 | 128,838 | 11.9 |
物品販売業 | 64,903 | △2.6 |
消去 | ― | ― |
営業収益計 | 281,021 | △2.6 |
④ (レジャー・サービス業)
情報サービス業では、新規顧客の開拓やソフト開発、携帯電話販売等を中心に積極的な営業活動を展開しましたが、携帯電話販売の減少等もあり、厳しい状況が続きました。
旅行業では、特別謝恩セール「房総勝浦温泉の旅」や「ミステリーツアー」「女性限定ツアー」など募集型企画旅行を中心に旅客誘致に努めました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は10億5,959万円で、前年同期に比べ13.7%(1億6,816万2千円)の減収となり、営業損失は1,543万3千円で、前年同期に比べ3,293万8千円の減益となりました。
(業種別営業成績表)
業種別 | 当中間連結会計期間 (26.4.1~26.9.30) | |
営業収益 | 対前年同期比増減率 | |
情報サービス業 | 1,037,928 千円 | △7.1 % |
ゴルフ練習場業 | 16,964 | △5.4 |
旅行業 | 69,937 | △26.6 |
消去 | △65,238 | ― |
営業収益計 | 1,059,590 | △13.7 |
⑤ (自動車車両整備業)
自動車車両整備業では、整備情報提供システムに加入し、車種ごとの整備マニュアル等が閲覧できるようになったほか、大型リフト1基の代替を行い作業の効率化と安全性の向上を図りました。営業面では、車検整備の受注を中心に積極的な営業活動に努めました。
この結果、当中間連結会計期間においては、営業収益は2億4,535万3千円で、前年同期に比べ13.7%(3,907万3千円)の減収となり、営業利益は1,646万7千円で、前年同期に比べ2,181万1千円の減益となりました。
(業種別営業成績表)
業種別 | 当中間連結会計期間 (26.4.1~26.9.30) | |
営業収益 | 対前年同期比増減率 | |
自動車車両整備業 | 245,353 千円 | △13.7 % |
消去 | ― | ― |
営業収益計 | 245,353 | △13.7 |
(2) キャッシュ・フロー
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、14億2,555万3千円で、期首に比べ1億2,962万5千円減少しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動の結果得られた資金は9億4,814万3千円で、前年同期に比べ1億6,761万4千円の増加となりました。
これは、主に未収入金において、工事負担金や補助金の入金により増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動の結果支出した資金は2億5,517万5千円で、前年同期に比べ2億277万1千円の増加となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動の結果支出した資金は、8億2,259万3千円で、前年同期に比べ3億6,392万4千円の増加となりました。
これは、主に借入金が減少したことによるものです。