タクシー部門では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も一段落し、お客様における社会経済活動の正常化が進んだこと、また、更なるサービスの向上や乗務員の労働環境の改善を図るため2022年11月より東京都23区、武蔵野市、三鷹市におきまして運賃の値上げを実施したことにより、売上高は5,264百万円(前年同期比15.1%増)となりました。採用面では、新卒、中途問わず引き続きホームページ、SNSの活用や北海道を中心としたテレビコマーシャルの放映、大学訪問等の積極的な採用活動を実施し、入社後のフォローアップ、上場会社の安心感、福利厚生の充実等を説明し、一人でも多くの乗務員獲得に向けて注力しております。また、少子高齢化等による人手不足解消のために多様化するライフスタイルに合わせた働き方改革で乗務員のパートタイム制を導入いたしました。輸送においては、引き続きニューノーマルタクシーの維持管理に努め、お客様に安心・安全・快適な車内空間の提供を続けております。また、車窓モビリティサイネージサービス「Canvas」に対応したタクシーの運行やラッピングタクシー等により車両広告の拡販及びビジネスの推進を行いました。広報としては、地域の保育園児とラッピングタクシーとのふれあいイベントを企画開催し業界紙やホームページを通してPR活動を実施いたしました。タクシー車両に興味を持ってもらい、タクシー乗務員の存在、運転の楽しさ等を伝え、憧れられる職業として認知されるよう今後も未来の乗務員達に向けてもアピールしてまいります。環境面では、世界共通の課題であるカーボンニュートラル実現へ向けて、温室効果ガス削減のために電気自動車を多摩地区にて5台導入し稼働しております。人だけではなく環境にも配慮できる企業として認識されるべく今後も注力してまいります。また、2023年4月より十全交通株式会社(本社:東京都府中市)と業務提携を結び、北多摩交通圈への大和ブランドの浸透と信頼獲得へ向けグループ一丸となって、より一層のサービス提供を心掛け、選ばれるタクシーとして邁進してまいります。
ハイヤー部門では、お客様における社会経済活動の正常化が進んだことによりハイヤー需要が高まったことに加え、福祉輸送部門においても新規顧客獲得による売上貢献があり、ハイヤー部門全体での売上高は1,346百万円(前年同期比2.6%増)となりました。経費面では、人件費の増加や燃料費の単価上昇がみられたものの、回復基調が進みハイヤー事業での営業利益を増加させることができました。乗務員教育の面では、新人乗務員指導係及び職員による教育マニュアルの整備と同乗教育を行い、乗務員未経験者に対する教育体制を充実させハイヤー乗務員としてのレベルの向上に努めました。環境面においては、SDGs達成に向けてエコドライブの推進・実施による燃料消費量・温室効果ガス削減に取り組んでおります。
以上の結果、タクシー部門とハイヤー部門等の旅客自動車運送事業売上高は6,611百万円(前年同期比12.3%増)となりましたが、人件費の増加や採用活動に伴う宣伝広告費の発生などから営業損失は16百万円(前年同期は営業利益43百万円)となりました。旅客自動車運送事業の最重要課題である乗務員確保、高齢化社会の到来に伴い多様化する生活サポート・福祉関連ニーズの高まりに応えるため、大和グループの総力を挙げ、「安心・安全、おもてなし」の更なる向上に努めてまいります。
2023/11/14 15:37