有価証券報告書-第127期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 14:53
【資料】
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【項目】
105項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における我が国の経済は、政府による経済対策や日銀による金融緩和策の下支えもあり緩やかな回復傾向が続いた。しかしながら、中国をはじめとする新興国経済の減速や、英国のEU離脱問題を発端とした欧米経済の先行き不安も続き、国内の景気見通しは不透明な状況が続いている。
このような情勢の中、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、引き続き安全輸送対策の推進や地球環境への対応等、積極的に取り組みながら、経営の効率化や改善に努めた結果、売上高は3,197,559千円と前連結会計年度に比べ592千円減少となった。費用面においては、原油安による燃料費減少があったものの車両償却費の増加等となった結果、経常利益は163,991千円と前連結会計年度に比べ74,098千円減少となり、親会社株主に帰属する当期純利益は156,893千円と前連結会計年度に比べ49,404千円減少となった。
セグメントの業績は次のとおりである。
バス事業
当事業は、売上高が2,290,261千円(前年同期比1.1%減)となり、償却費等の増加により、営業利益は61,234千円(前年同期比44.0%減)となった。
航空代理店事業
当事業は、売上高が560,335千円(前年同期比6.5%増)となり、営業利益は126,179千円(前年同期比15.2
%増)となった。
駐車場事業
当事業は長期賃貸契約が主であり、売上高は98,439千円(前年同期比12.1%減)となり、営業利益は57,216千円(前年同期比29.3%減)となった。
その他
その他には、旅行斡旋、受注整備、物品等販売及び受託バス事業が含まれており、売上高は248,523千円(前年同期比2.2%増)となり、営業利益は42,883千円(前年同期比11.1%減)となった。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ47,355千円増加し、当連結会計年度末は573,167千円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は当連結会計年度では501,189千円(前年同期比18.5%減)であったが、これは税金等調整前当期純利益の計上が主な要因である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は当連結会計年度では5,491千円(前年同期比61.5%増)であったが、これは有形固定資産の取得による支出が主な要因である。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は当連結会計年度では448,342千円(前年同期比10.5%増)であったが、これは長期借入金の返済が主な要因である。