貨物自動車運送事業におきましては、中期経営計画のもと、その基本施策である『①輸配送サービス事業の収益確保、②物流サービス事業の積極展開、③人材と物流ノウハウの育成、④経営品質の向上』の実現に向けて、「物流サービス開発センター」で策定した具体的な行動計画を着実に実行することで収入の拡大と利益の確保に努めてまいりました。
トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、国内の貨物輸送量が増加傾向にあるなか、輸送品質の維持向上に努めるとともに、適正な水準への運賃改定と諸料金の収受に向けた営業活動を積極的に進めてまいりました。運賃改定の取り組みにつきましては、宅配業者の運賃値上げや物量抑制の動きもあり、荷主企業の物流コスト、特に運賃への関心も高まったこと等を背景に、全荷主企業を対象に適正運賃収受に向けた活動を進めてまいりました。これまでに全体の約30%のお客様にご理解いただき、運賃改定を実施しましたが、営業収益への寄与率は1%にとどまりました。また、貨物輸送量増加への取り組みとして、港湾地区における海貨貨物や量販店向けの一般消費財の貸切輸送の取り込みや㈱エスラインギフの東日本・中部・西日本の3本部内に設置した「引越・貸切部門」と昨年3月に㈱エスラインギフの中部本部内に開設した「総合配車センター」との連携により、特別積み合せ貨物以外の輸送貨物である引越しや貸切輸送の拡大に努めてまいりました。この結果、輸送量では前期比9%増、収入では前期比14%増を確保することができました。
大型商品等の個人宅配を行うホームサービス部門では、従来からお取引のある家電量販店の販売増加により、家電製品の配送および設置業務の作業依頼が増加したことや、当社グループの輸送網を活かした家電・家具の配送等大型商品の倉庫から配送センターまでの幹線輸送業務を受託したこと等により増収となりました。引き続き、ツーマン配送が必要な大型商品、特に家具関係の取扱量拡大に向けた営業活動を進めてまいります。また、引越しサービスの拡大につきましては、輸送サービス事業でお取引のある企業の社員の転勤等に伴う単身者や家族の引越しの受注をはじめ、企業の工場や事務所および各種施設の移転等、企業向け引越しに力を入れてまいりました。この結果、単身引越しで前期比58%、企業向け引越しで前期比78%、引越し全体で前期比62%(金額では約39百万円)の増加となりました。さらに積極的な営業展開を進め「スワロー引越便」の認知度を高め、増収に取り組んでまいります。また、昨年12月には今期、新たに設置した「引越研修センター」で、当社グループ内の引越スタッフを対象に費用見積もりや大型商品の設置作業の実技、接客マナー向上に向けた講習を行いました。今後も引越スタッフ、家電配送スタッフの教育・訓練を行い、お客様から信頼して頂けるような作業品質の維持向上に努めてまいります。
2018/02/13 9:51