有価証券報告書-第28期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/19 15:00
【資料】
PDFをみる

注記事項-初度適用、連結財務諸表(IFRS)

38.初度適用(IFRSへの移行に関する開示)
当社は、第1四半期連結累計期間(2018年4月1日から2018年6月30日まで)より、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しています。米国会計基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は、2018年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、米国会計基準からIFRSへの移行は、2017年4月1日を移行日として行われました
(1) IFRS第1号の免除規定
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社に対して、原則的にIFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めています。ただし、IFRS第1号はIFRSで要求される基準の一部について、強制的に免除規定を適用しなければならないものと、任意に免除規定を適用するものを定めています。これらの規定の適用に基づく影響は、移行日において利益剰余金またはその他の資本の構成要素において調整しています。
当社グループが適用した主な任意の免除規定は以下のとおりです。
・企業結合
IFRS第1号では、過去に生じた企業結合については、IFRS第3号「企業結合」を遡及適用しないことを選択することができます。
当社グループは、2002年4月1日よりも前に生じた企業結合については、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しています。したがって、2002年4月1日よりも前に生じた企業結合によるのれんの金額については、米国会計基準に基づく帳簿価額により認識しています。なお、当該のれんについては、減損の兆候の有無にかかわらず移行日時点で減損テストを実施しています。
・みなし原価
IFRS第1号では、有形固定資産について、移行日現在の公正価値を当該日におけるみなし原価として使用することを選択することができます。当社グループは、一部の有形固定資産について、移行日現在の公正価値を当該日におけるみなし原価として使用しています。
・為替換算差額
IFRS第1号では、移行日現在の為替換算差額累計額をゼロとみなすことを選択することができます。当社グループは、移行日現在で為替換算差額累計額をゼロとみなすことを選択し、利益剰余金で認識しています。
・収益
IFRS第1号では、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」のC5項の経過措置を適用することができます。当社グループは、IFRS第15号C5項(d)の実務上の便法を用いてIFRS第15号を遡及的に適用し、最初のIFRS報告期間の期首より前の表示するすべての報告期間について、残存履行義務に配分した対価の金額及び当社グループが当該金額をいつ収益として認識すると見込んでいるかの説明を開示していません。
・IFRS第9号適用における比較情報修正再表示の免除
IFRS第1号では、初度適用企業の最初のIFRS報告期間が2019年1月1日よりも前に開始し、かつIFRS第9号(2014年版)を適用する場合、IFRS第9号の範囲に含まれる項目に関する比較情報には、IFRS第7号及びIFRS第9号に準拠して修正再表示を行わず、従前の会計基準を適用することを認めています。
当社グループは、この免除規定を選択し、比較年度の連結財務諸表のうち、IFRS第9号の範囲に含まれる項目について米国会計基準により認識及び測定を行っています。
(2) IFRS第1号の遡及適用に対する強制的な例外規定
IFRS第1号では、「見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」及び「金融資産の分類及び測定」等について、IFRSの遡及適用を禁止しています。当社グループはこれらの項目について移行日より(IFRS第9号の範囲に含まれる項目に関しては最初のIFRS報告期間の期首より)将来に向かって適用しています。
(3) 調整表
IFRS第1号にて求められる調整表は次のとおりです。なお、調整表の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない調整を、「認識及び測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす調整を含めています。
移行日(2017年4月1日)の資本に対する調整
連結財政状態計算書
(単位:百万円)
米国会計基準表示科目米国会計
基準
表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産資産の部
流動資産流動資産
現金及び現金同等物289,610-△1,701287,910現金及び現金同等物
短期投資301,070741,109302,253その他の金融資産
売上債権239,1371,676,9447321,916,813営業債権及びその他の債権
売却目的債権936,748△936,748--
クレジット未収債権347,557△347,557--
未収入金398,842△398,842--
貸倒引当金△19,51719,517--
棚卸資産153,388-968154,356棚卸資産
前払費用及びその他の流動資産108,412△13,388△18,81776,206EFその他の流動資産
流動資産合計2,755,247-△17,7092,737,538流動資産合計
非流動資産
有形固定資産
無線通信設備5,084,923△5,084,923--
建物及び構築物906,177△906,177--
工具、器具及び備品441,513△441,513--
土地198,980△198,980--
建設仮勘定204,413△204,413--
小計6,836,006△6,836,006--
減価償却累計額△4,295,1114,295,111--
有形固定資産合計(純額)2,540,895△2,540,895--
-2,540,895△47,7062,493,188B有形固定資産
投資その他の資産
関連会社投資373,758-6,584380,342AG持分法で会計処理されている投資
市場性のある有価証券及びその他の投資198,650214,274△24412,900有価証券及びその他の金融資産
無形固定資産(純額)608,776-△1,940606,836B無形資産
営業権230,971-△151,65979,312Aのれん
--268,018268,018E契約コスト
その他の資産434,312△214,274△112,984107,054CEその他の非流動資産
繰延税金資産310,465-△31,435279,030ABCEFG繰延税金資産
投資その他の資産合計2,156,9332,540,895△71,1474,626,680非流動資産合計
資産合計7,453,074-△88,8567,364,218資産合計


(単位:百万円)
米国会計基準表示科目米国会計
基準
表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債負債の部
流動負債流動負債
1年以内返済予定長期借入債務60,2171,6236761,906短期借入債務
短期借入金1,623△1,623--
仕入債務853,53822,531525876,594営業債務及びその他の債務
未払人件費59,187△59,187--
-11,323△9311,230その他の金融負債
未払法人税等105,997-△188105,809未払法人税等
-79,685109,685189,370E契約負債
-1,11633,63634,753E引当金
その他の流動負債194,438△55,4682,414141,385EFその他の流動負債
流動負債合計1,275,001-146,0461,421,047流動負債合計
固定負債非流動負債
長期借入債務160,040--160,040長期借入債務
-1,60928,93130,540その他の金融負債
ポイントプログラム引当金94,63911,243△97,1158,766E引当金
退職給付に係る負債193,985-4,762198,747C確定給付負債
--18,95518,955E契約負債
その他の固定負債145,321△12,851△122,5239,946Eその他の非流動負債
固定負債合計593,985-△166,991426,994非流動負債合計
負債合計1,868,986-△20,9451,848,041負債合計
償還可能非支配持分22,942-△22,942-
資本資本の部
株主資本当社株主に帰属する持分
資本金949,680--949,680資本金
資本剰余金326,621-△178,881147,740A資本剰余金
利益剰余金4,656,139-71,8474,727,986ABCDEFG利益剰余金
その他包括利益(△損失)累積額24,631-67,09191,723ACDGその他の資本の構成要素
自己株式△426,442-△1△426,443自己株式
株主資本合計5,530,629-△39,9455,490,685当社株主に帰属する持分合計
非支配持分30,517-△5,02425,492非支配持分
資本合計5,561,146-△44,9695,516,177資本合計
負債・資本合計7,453,074-△88,8567,364,218負債及び資本合計

前連結会計年度末(2018年3月31日)の資本に対する調整
連結財政状態計算書
(単位:百万円)
米国会計基準表示科目米国会計
基準
表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産資産の部
流動資産流動資産
現金及び現金同等物392,749-△2,281390,468現金及び現金同等物
短期投資370,627551,401372,083その他の金融資産
売上債権243,6841,733,178△1471,976,715営業債権及びその他の債権
売却目的債権901,483△901,483--
クレジット未収債権432,082△432,082--
未収入金408,400△408,400--
貸倒引当金△24,89924,899--
棚卸資産187,402-30187,432棚卸資産
前払費用及びその他の流動資産125,618△16,168△19,30590,145EFその他の流動資産
流動資産合計3,037,146-△20,3033,016,843流動資産合計
非流動資産
有形固定資産
無線通信設備5,133,128△5,133,128--
建物及び構築物917,216△917,216--
工具、器具及び備品448,760△448,760--
土地199,202△199,202--
建設仮勘定202,963△202,963--
小計6,901,269△6,901,269--
減価償却累計額△4,305,2394,305,239--
有形固定資産合計(純額)2,596,030△2,596,030--
-2,596,030△47,8132,548,216B有形固定資産
投資その他の資産
関連会社投資384,890-6,556391,446AG持分法で会計処理されている投資
市場性のある有価証券及びその他の投資199,478235,863△83435,257有価証券及びその他の金融資産
無形固定資産(純額)599,147-△1,023598,124B無形資産
営業権224,264-△151,81772,448Aのれん
--276,282276,282E契約コスト
その他の資産478,503△235,863△133,123109,516CEその他の非流動資産
繰延税金資産228,832-△22,026206,806ABCEFG繰延税金資産
投資その他の資産合計2,115,1142,596,030△73,0484,638,095非流動資産合計
資産合計7,748,290-△93,3517,654,938資産合計


(単位:百万円)
米国会計基準表示科目米国会計
基準
表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債負債の部
流動負債流動負債
1年以内返済予定長期借入債務110,0001,632△403111,230短期借入債務
短期借入金1,632△1,632--
仕入債務888,72221,984252910,958営業債務及び
その他の債務
未払人件費60,574△60,574--
-12,23815,80928,047その他の金融負債
未払法人税等155,037-△11155,026未払法人税等
-90,344125,136215,480E契約負債
-1,42636,49237,919E引当金
その他の流動負債278,193△65,418△24,477188,298EFその他の流動負債
流動負債合計1,494,158-152,7991,646,957流動負債合計
固定負債非流動負債
長期借入債務50,000--50,000長期借入債務
-1,5307,9239,453その他の金融負債
ポイントプログラム引当金99,30510,452△100,6829,075E引当金
退職給付に係る負債202,663-4,129206,792C確定給付負債
--29,58729,587E契約負債
その他の固定負債166,584△11,982△143,75510,847Eその他の非流動負債
固定負債合計518,552-△202,798315,754非流動負債合計
負債合計2,012,710-△50,0001,962,710負債合計
償還可能非支配持分23,436-△23,436-
資本資本の部
株主資本当社株主に帰属する持分
資本金949,680--949,680資本金
資本剰余金326,356-△173,241153,115A資本剰余金
利益剰余金4,789,229-119,1434,908,373ABCDEFG利益剰余金
その他包括利益
(△損失)累積額
63,547-38,795102,342ACDGその他の資本の構成要素
自己株式△448,403--△448,403自己株式
株主資本合計5,680,409-△15,3035,665,107当社株主に帰属する持分合計
非支配持分31,735-△4,61427,121非支配持分
資本合計5,712,144-△19,9165,692,228資本合計
負債・資本合計7,748,290-△93,3517,654,938負債及び資本合計

前連結会計年度(2017年4月1日から2018年3月31日まで)の包括利益に対する調整
連結損益計算書
(単位:百万円)
米国会計基準表示科目米国会計
基準
表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
営業収益営業収益
通信サービス3,137,870-△45,1313,092,739E通信サービス
端末機器販売755,138-34,707789,845E端末機器販売
その他の営業収入876,4015,397△2,113879,685Eその他の営業収入
営業収益合計4,769,4095,397△12,5374,762,269営業収益合計
営業費用営業費用
サービス原価1,348,100△1,348,100--
端末機器原価833,714△833,714--
減価償却費485,502△485,502--
減損損失12,088△12,088--
販売費及び一般管理費1,116,741△1,116,741--
-289,142△1,027288,115C人件費
-2,556,889△25,6322,531,257BEF経費
-485,5021,048486,550BE減価償却費
-12,088△25611,833減損損失
-389,586804390,390E通信設備使用料
-66,83333167,163BE固定資産除却費
営業費用合計3,796,1453,895△24,7323,775,309営業費用合計
営業利益973,2641,50212,194986,960営業利益
営業外損益
支払利息6333,342△26,8486,557B金融費用
受取利息4997,1201,5779,196金融収益
仲裁裁定金収入147,646--147,646仲裁裁定金収入
その他(純額)(△費用)△24,72124,721--
-△12,22916,6754,446DG持分法による投資損益
(△損失)
-1,084,39757,2941,141,690BCDEFG税引前当期利益
法人税等及び持分法による投資損益(△損失)前利益1,096,625△1,096,625--
法人税等
当年度分282,055△282,055--
繰延税額55,720△55,720--
法人税等合計337,775△337,775--
337,77511,458349,234法人税等
持分法による投資損益(△損失)△12,22912,229--
当期純利益746,621-45,836792,456当期利益
当期利益の帰属
当社に帰属する当期純利益744,542-46,288790,830当社株主
非支配持分に帰属する当期純利益2,079-△4521,626非支配持分

連結包括利益計算書
単位:百万円)
米国会計基準表示科目米国会計
基準
表示の組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
当期純利益746,621-45,836792,456当期利益
その他の包括利益(△損失)その他の包括利益(税引後)
純損益に振り替えられることのない項目
--1,2271,227確定給付制度の再測定
--△216△216G持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分
--1,0111,011純損益に振り替えられることのない項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
売却可能有価証券未実現保有利益(△損失)11,319-△9,4141,904売却可能有価証券未実現保有利益(△損失)
未実現キャッシュ・フロー・ヘッジ利益(△損失)△36-36-
為替換算調整額25,455-△29,458△4,003D為替換算差額
年金債務調整額2,309-△2,309-
--12,85012,850G持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分
--10,75110,751純損益に振り替えられる可能性のある項目合計
その他の包括利益(△損失)合計39,047-△27,28511,762その他の包括利益(税引後)合計
包括利益785,668-18,551804,218当期包括利益合計

(4) 表示の組替に関する注記
a 金融資産・金融負債の区分掲記
IFRSでは、表示規定に基づき、その他の金融資産及びその他の金融負債を区分掲記しています。
b 営業費用の表示
米国会計基準では「営業費用」の項目を費用機能法に基づき表示していましたが、IFRSでは費用性質法による表示に変更しています。
(5) 認識及び測定の差異に関する注記
利益剰余金に関する差異調整の主な項目は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
米国会計基準の利益剰余金4,656,1394,789,229
A 企業結合及び持分法投資11,55511,555
B 有形固定資産及び無形資産△33,847△33,355
C 従業員給付△41,215△39,040
D 為替換算差額累計額△14,03112,875
E 収益154,083160,114
F 賦課金△20,608△19,951
G 関連会社17,68229,817
その他△1,771△2,872
認識及び測定の差異合計71,847119,143
IFRSの利益剰余金4,727,9864,908,373

税引前当期利益に関する差異調整の主な項目は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2017年4月1日から
2018年3月31日まで)
米国会計基準の税引前利益1,084,397
A 企業結合及び持分法投資-
B 有形固定資産及び無形資産718
C 従業員給付1,382
D 為替換算差額累計額45,224
E 収益9,152
F 賦課金1,046
G 関連会社1,253
その他△1,481
認識及び測定の差異合計57,294
IFRSの税引前当期利益1,141,690


A 企業結合及び持分法投資
米国会計基準では、2009年3月31日以前に生じた子会社持分の追加取得は、取得法により会計処理しており、取得価額は公正価値に基づいて算定された識別可能な資産及び負債に配分したうえで、超過額をのれんとして計上しています。一方、IFRSでは、親会社の子会社に対する所有持分の変動のうち、親会社の子会社に対する支配の喪失とならないものは、資本取引として会計処理しています。
また、米国会計基準では、段階的な取得によって持分法投資になった場合、既存持分は取得時に遡及して持分法を適用しています。一方、IFRSでは、段階的な取得によって持分法投資になった場合、当該投資を追加取得の対価と既存持分の公正価値の合計で評価し、既存持分に持分法を遡及していません。
さらに、米国会計基準では、企業結合時に、被取得企業に対する非支配持分を公正価値で測定しています。一方、IFRSでは、企業結合時に、被取得企業に対する非支配持分を、個々の企業結合取引ごとに、公正価値または被取得企業の識別可能な純資産に対する非支配持分の比例的持分のいずれかで測定することを選択しています。
当該変更による影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
(連結財政状態計算書)
のれん△127,883△127,883
持分法で会計処理されている投資2,2502,250
繰延税金資産△18,238△18,238
資本剰余金156,523156,523
その他の資本の構成要素△1,097△1,097
利益剰余金調整額11,55511,555


B 有形固定資産及び無形資産
一部の有形固定資産について、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用する選択可能な免除規定を適用しています。IFRS移行日において、みなし原価を使用した有形固定資産の従前の帳簿価額は87,577百万円、公正価値は42,518百万円です。
また、有形固定資産及び無形資産にかかる借入コストについて、米国会計基準で資産化していた借入コストのうち、IFRSにおける適格資産の要件を満たさないものについて資産計上をとりやめています。
さらに、米国会計基準で費用処理をしていた研究開発に係る支出のうち一部の開発費については、IFRSでは資産計上の要件を満たすため、連結財政状態計算書に資産として認識し、見積耐用年数にわたり定額法で償却しています。
当該変更による影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
(連結財政状態計算書)
有形固定資産△48,068△48,237
無形資産△1,272△386
繰延税金資産15,49315,268
利益剰余金調整額△33,847△33,355

(単位:百万円)
前連結会計年度
(2017年4月1日から
2018年3月31日まで)
(連結損益計算書)
経費2,468
減価償却費873
固定資産除却費△70
金融費用△2,553
税引前当期利益調整額718


C 従業員給付
米国会計基準では、確定給付制度による退職後給付について、勤務費用、利息費用及び期待運用収益を純損益として認識しています。また、当該制度から生じた数理計算上の差異及び過去勤務費用のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識しなかった部分をその他の包括利益累計額として認識し、その後、将来の一定期間にわたり純損益として認識しています。
一方、IFRSでは、確定給付制度による退職後給付について、当期勤務費用及び過去勤務費用は純損益として認識し、純利息費用は確定給付負債(資産)の純額に割引率を乗じた金額を純損益として認識しています。また、確定給付制度の再測定はその他の包括利益として認識し、発生時にその他の資本の構成要素から、純損益を通さずに、直接利益剰余金に振り替えています。なお、確定給付制度の再測定は、確定給付制度債務に係る数理計算上の差異、制度資産に係る収益(制度資産に係る利息収益の金額を除く)により構成されています。
当該変更による影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
(連結財政状態計算書)
繰延税金資産1,4961,306
確定給付負債△4,765△4,161
その他の資本の構成要素△37,946△36,186
利益剰余金調整額△41,215△39,040

(単位:百万円)
前連結会計年度
(2017年4月1日から
2018年3月31日まで)
(連結損益計算書)
人件費1,382
税引前当期利益調整額1,382

D 為替換算差額累計額
IFRS適用にあたってIFRS第1号にある為替換算差額累計額の免除規定を適用し、移行日現在で為替換算差額累計額をゼロとみなすことを選択し、利益剰余金で認識しています。
上記の結果、移行日現在のその他の包括利益累計額のうち為替換算調整額18,148百万円を全額「利益剰余金」に振り替えています。
また、2017年10月31日、当社はTata Sons Limited(以下「タタ・サンズ」)から仲裁裁定金の受領と同時に、当社が保有するTata Teleservices Limited(以下「TTSL」)株式の全てを、タタ・サンズ及び同社が指定する会社へ引渡しています。当該株式譲渡に伴い、当社はTTSLを持分法の適用範囲から除外し、米国会計基準では、前連結会計年度の連結損益計算書において、持分法による投資損失15,383百万円を、為替換算調整勘定の組替修正に伴う関連会社投資譲渡損29,841百万円を営業外損益のその他(純額)に計上していましたが、IFRSでは、移行日の為替換算差額累計額をゼロとみなすことを選択しているため、当該持分法による投資損失及び関連会社投資譲渡損は発生していません。
E 収益
通信事業において提供する通信サービスに係るそれらのコストについては、米国会計基準では、初期一括収入を上限として資産計上し見積り平均契約期間で償却していましたが、IFRSでは、それらのコスト全額を資産計上することになるため、従来は費用処理していた一部の販売手数料等を追加的に資産計上することとなります。また、サービスの利用に応じて顧客が獲得したポイントについて、米国会計基準では引当金を計上していましたが、IFRSでは、ポイントを進呈した時点でサービスの取引対価の一部を「契約負債」として計上し、ポイントを行使した時点で収益が認識されることとなります。
また、通信事業における契約事務手数料などの初期一括収入については繰延べ、米国会計基準では、サービスごとに顧客の見積平均契約期間にわたって収益として認識していました。IFRSでは、顧客に対して更新に関する重要な権利を提供するものについて、「契約負債」として繰延べられ、顧客に重要な権利を提供する期間にわたって、収益として認識しています。
当該変更による影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
(連結財政状態計算書)
その他の流動資産△15,533△17,981
契約コスト268,018276,282
繰延税金資産△70,015△73,167
その他の非流動資産△107,406△117,566
契約負債(流動)△109,685△125,136
引当金(流動)△32,461△34,955
その他の流動負債18,10225,618
契約負債(非流動)△18,955△29,587
引当金(非流動)108,068121,450
その他の非流動負債113,950135,156
利益剰余金調整額154,083160,114

(単位:百万円)
前連結会計年度
(2017年4月1日から
2018年3月31日まで)
(連結損益計算書)
営業収益△20,476
経費32,368
減価償却費△1,655
通信設備使用料△828
固定資産除却費△257
税引前当期利益調整額9,152


F 賦課金
納付義務の発生した固定資産税等の賦課金に該当する項目について、米国会計基準では会計年度にわたり費用処理していましたが、IFRSでは納付義務の発生した時期に全額費用計上しています。
当該変更による影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
(連結財政状態計算書)
その他の流動負債△30,129△29,083
繰延税金資産9,5219,132
利益剰余金調整額△20,608△19,951

(単位:百万円)
前連結会計年度
(2017年4月1日から
2018年3月31日まで)
(連結損益計算書)
経費1,046
税引前当期利益調整額1,046

G 関連会社
当社グループの関連会社の留保利益に対する当社持分について、米国会計基準では投資を売却した場合の一時差異解消方法に基づいて繰延税金負債を計上していましたが、IFRSでは将来の配当金として受領する際に係る税金を見積って計上しています。
また、持分法適用会社がIFRS第15号を適用したことにより、持分法適用会社の資本が変動しています。
当該変更による影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度末
(2018年3月31日)
(連結財政状態計算書)
持分法で会計処理されて
いる投資
4,3694,368
繰延税金資産28,32042,570
その他の資本の構成要素△15,007△17,121
利益剰余金調整額17,68229,817

(単位:百万円)
前連結会計年度
(2017年4月1日から
2018年3月31日まで)
(連結損益計算書)
持分法による投資損益1,253
税引前当期利益調整額1,253

(6) 連結キャッシュ・フロー計算書に対する重要な調整
IFRSに準拠し作成した連結キャッシュ・フロー計算書は、米国会計基準に準拠し作成した連結キャッシュ・フロー計算書に比べ、営業活動によるキャッシュ・フローが12,940百万円減少し、投資活動によるキャッシュ・フローが12,840百万円増加、財務活動によるキャッシュ・フローが362百万円減少しています。
これは、主に米国会計基準では投資活動によるキャッシュ・フローに含めていた金融サービスに係るキャッシュ・フローを営業活動によるキャッシュ・フローに含めていることによる影響です。
  • 有価証券報告書-第28期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。