有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/23 14:55
【資料】
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【項目】
148項目
<戦略>当社グループのサステナビリティ戦略は、サステナビリティ方針である「Space for your Smile」に基づいて、経営や事業戦略と連動して策定しています。
地球環境や市場環境が大きく変動する中、当社グループを取り巻く経営環境もこの数年で大きく変化しています。このような不確実な中にあっても、当社グループが取り組むべき社会課題を明確にし、2030年にありたい姿と、そこから逆算して何を達成するべきかを設定しています。
今後取り組むべき課題については、事業活動の現状把握と分析、SDGsの169ターゲットやISO26000といったグローバルな指針やガイドラインへの照会、取引先企業・団体へのヒアリングや、外部有識者とのダイアログ等を通じ、社内の全部門によるディスカッションを行っています。マテリアリティ分析では、当社グループの持続的な成長への寄与の観点と、ステークホルダーや社会からの要請を反映した視点の両評価軸で行いました。
結果、取り組むべき9つの重要課題テーマを2021年4月に特定しました(下図)。
この9つの重要課題テーマは、持続可能な社会と環境に寄与するとともに、事業推進における基軸となるものです。2030年に向けた経済的価値と社会的価値の創出を目指して取り組みを進めていきます。

■重要課題テーマ① レジリエントな放送・通信インフラの構築、情報格差の解消
日本国内のみならず海外においても、海上・空路・島しょ部等地上回線が未整備の地域の情報格差をなくし、レジリエントな社会を構築しています。当社グループの放送・通信インフラは、インフラ系企業におけるBCP利用や、災害発生時には救援、医療、復旧支援にも活用されます。衛星放送に加え光回線経由の再送信サービスでも、安定した生活インフラ(放送・通信)を提供しています。今後、フルデジタル衛星・光中継衛星等の新技術を用いたサービスにより、提供価値をさらに高めてまいります。
■重要課題テーマ② 多様なコンテンツによる生活の豊かさの向上
スポーツや音楽等多様なコンテンツを、放送や配信、様々な顧客接点で提供し、生活を豊かにしています。一方で、安心してお楽しみいただくための取り組みとして、番組考査や視聴年齢制限を行っています。コンテンツ送出機能や番組制作ノウハウを生かし、多様なコンテンツ流通のためのハブ機能の構築にも取り組んでいます。
■重要課題テーマ③ 脱炭素社会と循環型経済実現に向けた環境への寄与
太陽光エネルギーで稼働する衛星通信・衛星放送の利用拡大による、地上のエネルギー効率の向上を目指すほか、自社利用及びパートナーへのソリューション提供を通じた再生可能エネルギーの利用拡大や環境に配慮した調達、3R(リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle))の推進により、脱炭素社会と循環型経済の実現に寄与します。
■重要課題テーマ④ 宇宙環境の改善
宇宙をビジネスフィールドとする企業として、宇宙環境も当社の取り組むべき環境問題の一つであると考え、その責任を果たすべく、パートナーとの協働により、レーザーを使用した宇宙ごみ除去衛星の設計・開発に取り組んでいます。
■重要課題テーマ⑤ 環境や社会に寄与するイノベーションの推進
衛星画像データとその他のデータソースを組み合わせて、災害状況や土木・建設構造物や水位、緑地等の環境変位状況等をモニタリングし、自然災害の多い我が国での防災・減災、環境保全等に活用しています。宇宙事業において、衛星通信に次ぐ新領域の伸長をも担っています。
NTN(非地上系ネットワーク)領域では、すべての空間を対象とした革新的な通信ネットワークを構築し、超スマート社会の実現を目指します。
また、日本で初めての衛星デジタル多チャンネルサービスの実現や放送の高度化に取り組んできた実績をもとに、放送のさらなる高度化やアクセシビリティの向上等、放送・配信の価値向上に取り組みます。
■重要課題テーマ⑥ パートナーシップの促進
他企業・組織との協業、人財交流(出向差出、受入等)や合同研修、プロジェクト・イニシアチブへの参画等を積極的に行い、新領域への進出を加速します。
パートナーシップの促進は全てのマテリアリティに関わるため、個別の目標・KPIは設定していません。
■重要課題テーマ⑦ 強靭な経営基盤の整備
官公庁や地方自治体への衛星通信回線提供や企業のBCPを担う等、公共性の高い事業を営む企業としてコーポレート・ガバナンスの向上による経営の透明性を確保します。同時に、コンプライアンス・リスクマネジメント・個人情報保護・情報セキュリティマネジメント等、事業を支える経営基盤のさらなる強化を図ります。
サステナビリティに関する定期的な報告、情報開示によりステークホルダーとの対話を促進し、信頼を確保します。グループ全体で人権尊重に向けた取り組みを推進します。
■重要課題テーマ⑧ 多様な人財の活躍
人財戦略である“変革の原動力となる人と組織の活性化”の実現に向けて、役職員ひとり一人が最大限に力を発揮して、全員が活躍している会社を目指しています。事業環境の変化に対応し、変革を推進しうる人財の確保・育成、多様な人財の活躍を促す DE&Iの促進や、組織を活性化するべく互いを尊重する安心安全な組織づくりを目指し、社内の環境や制度の整備を行っています。
詳細は、(3)「人的資本・多様性」の項目をご参照ください。
■重要課題テーマ⑨地域・コミュニティの発展
自社リソースの活用やNGOへの協賛を通じた東南アジアでの教育支援、児童・学生の社会科見学受入等次世代教育を支援しています。また、自社施設の地域防災拠点としての活用検討等、地域コミュニティの発展への寄与も目指します。番組・CM・放送枠等の当社の特徴を活かした社会貢献も検討を進めます。
<指標及び目標>9つの重要課題テーマのもとにマテリアリティを特定し、長期目標及び、年度ごとの短期目標・KPIを設定しています。1年間のPDCAサイクルを通じて、社内外の環境変化に対応しながら見直しています。2023年6月には以下の改訂を行いました。
・「2030年に向けて」ありたい姿、事業ビジョンの反映
・人的資本強化(人的資本投資とエンゲージメント向上)の反映
・「人権の尊重」への対応に関する明文化
2022年度のマテリアリティと実績、2023年度のマテリアリティと短期達成目標は、 WEBサイトのサステナビリティページ「重要課題(マテリアリティ)」項目をご参照ください。(2023年6月末公開予定)

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