訂正有価証券報告書-第92期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)
有報資料
今後の見通しとしましては、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減が懸念されるものの、堅調な内需や円安、株高に加え、米国を中心とした海外経済の回復に伴う輸出の伸び等に支えられ、景気は回復基調が続くものと期待されます。
当社グループを取り巻く環境としましては、主力のガス事業においては、新しい「エネルギー基本計画」の策定や、昨秋の電気事業法改正による電力システム改革の進展に続き、供給インフラ整備や競争活性化による料金抑制等を目的としたガスシステム改革の議論が本格化し、エネルギー事業のあり方が大きく変化することが想定されます。
また、不動産事業においては、マンション販売戸数が堅調に推移するなど、回復が期待されますが、消費税率の引き上げによる消費者動向への影響など、景況に対する懸念要因があります。
このような状況のなか、当社グループは、環境変化に的確に対処し成長し続けるため、昨年、ガス事業及び不動産事業において、中長期の経営計画を策定しました。そして、計画初年度である本年、以下の重点課題にスピード感を持って取り組みます。
ガス事業において、営業面では、家庭用分野におけるお客さま戸数とガス販売量の増加を目指し、家庭用燃料電池等の戦略商品の提案や都市ガス未普及地域への開発を強化します。また、サーラグループ一丸となって注力する「サーラのリフォーム」の取組みを強化するとともに、体験型ショールーム「サーラプラザ」、お客さま情報を一元管理する「統合顧客システム」といったサーラグループ共通基盤の利活用を進め、お客さまとの絆をさらに深めます。業務用分野では、天然ガスのさらなる普及拡大を目指し、省エネ診断を絡めたソリューション営業の推進に加え、静浜幹線稼働によって供給可能となる潜在需要の早期顕在化及び現供給地域における燃料転換需要の確実な捕捉による需要開発に積極的に取り組むとともに、地域や行政による分散型エネルギーシステムや再生可能エネルギー活用などの計画に参画します。
供給面では、静浜幹線の全線供用開始に向けた建設工事を安全かつ着実に進めるとともに、経年ガス管の入替促進や、地震・津波対策等の安全高度化対策をさらに強化し、ガス事業の根幹である保安の確保に努めます。
管理面では、人材育成や労働環境整備を通した活力のある企業風土づくり、環境保全・コンプライアンス活動やリスク管理体制の強化といったCSR経営を推進し、企業品質の向上をはかります。
不動産事業においては、コアビジネスとなる仲介・資産マネジメント部門の拡充をはかるため、コンサルティングを柱とした不動産のプロ集団として仲介事業のシェア拡大に努めるとともに、新たな収益の柱として伸張が期待される買取再販事業に注力します。また、サーラグループの不動産セグメントとして、サーラグループ各社の総合力を結集したスマートタウン構想への参画や、中心市街地の再開発・活性化事業として、期中に販売を開始する予定の新規分譲マンションへの着工などを通じ、魅力ある「まち」「地域」づくりを目指します。
以上の取組みを通して、当社グループは各事業のシナジーを発揮するとともに、「より魅力あるグループへ」をテーマに昨年新たな中期経営計画を策定したサーラグループの一員として、株式会社サーラコーポレーション、サーラ住宅株式会社等のグループ各社とともに、お客さまの暮らしや地域社会に根ざした事業を展開し、持続的な成長をはかります。
[中部瓦斯株式会社 新長期経営計画「第13次5ヶ年計画」の概要]
1.当社の目指す姿(ビジョン)
~地域社会から信頼され選ばれ続けるために~
天然ガスのさらなる普及拡大をコアに、地域のお客さまの多様なニーズに応える
暮らしとエネルギーのベストパートナー企業となる
2.計画策定の考え方
当社は、平成20年に「第12次5ヶ年計画(平成21年12月期~平成25年12月期)」を策定し、天然ガスの普及拡大を通して、環境負荷低減をはじめとした地域への貢献と、新しい価値提案や安心の提供による持続的な拡大成長を目指して鋭意取り組みました。
その期間中に発生した東日本大震災、電力・ガスシステム改革の進展、為替の変動などにより、当社を取り巻く事業環境は大きく変化しています。
こうした状況を踏まえ、当社は、今後の5年間を“本格的なエネルギー競争時代を迎える前により強固な事業基盤を築く5年間”と位置付け、今般、新たな長期経営計画「第13次5ヶ年計画(平成26年12月期~平成30年12月期)」を策定しました。
当社は、本計画を着実に実行することによりガス事業のさらなる拡大成長をはかり、コアビジネスでのお客さまからの信用・信頼をより強固にするとともに、サーラグループ一体となったサービス提供により周辺事業領域への業容拡大を進め、お客さまの多様なニーズにワンストップで応える企業となることで、将来にわたって地域社会から信頼され選ばれ続ける企業となることを目指します。
3.ビジョン実現に向けた基本方針
[基本方針1 天然ガスエネルギーシェアの拡大]
重点方針(1) 大口ガス販売量の拡大
① 省エネ診断等のソリューション提案や地域社会との協働による大口潜在需要の確実な獲得
② 地域や行政等との連携による天然ガス利用の促進
重点方針(2) 家庭用分野における競争力・基盤の強化によるシェアアップ
① エネファームの販売拡大とサブユーザー連携による新築獲得強化
② 重点地区における積極的なエリア開発
③ 既設お客さまの囲い込み活動の強化
重点方針(3) 業務用分野における競争力・基盤の強化によるシェアアップ
① 業種別の特性に応じた最適提案によるガス化推進
② 空調リニューアル需要の確実な捕捉
[基本方針2 お客さまのニーズに応える事業領域の拡張]
重点方針(1) 生活サポート事業の強化及び拡大
① リフォーム・水事業の取組強化
② 先進的なシステムを活用した新たなサービスメニューの実施
重点方針(2) エネルギー・環境政策の動向にあわせた新規事業の事業化推進
① 電力ビジネスの事業化推進
② 自動車(燃料電池自動車等)用燃料など新用途分野の普及推進
[基本方針3 安全・安心の確保とエネルギーの安定供給]
重点方針(1) 安全高度化の推進
① 南海トラフ巨大地震・津波対策強化
② 着実な保安活動の推進
重点方針(2) 安定供給と供給体制の整備
① 安定かつ効率的な設備運用
② 供給ネットワークの変化に対応した設備の再構築
[基本方針4 競争力ある価値提供のための仕組みづくり推進]
重点方針(1) 天然ガス供給コスト低減
① 原料調達の柔軟性向上と調達価格の低減
② 導管投資の採算性向上とコスト低減
重点方針(2) 既設お客さま市場におけるサービス展開方法の最適化
① お客さまから選ばれ続けるサービス提供体制の構築
② 共同化の強化推進
重点方針(3) 効率的な事業運営の推進
① 事業環境の変化に対応した競争力の確保
② IT活用による業務高度化
③ さらなる業務効率化の推進
[基本方針5 持続的な成長を支える人材の育成と組織の活性化・企業品質の向上]
重点方針(1) 活力ある企業風土づくり
① 事業戦略に沿った組織・体制づくりと社員のキャリアアップ・成長の支援
② 全員参加型社会に適応した労働環境の整備
重点方針(2) CSR経営の推進
① あらゆるステークホルダーを対象とした広報活動の強化
② 環境経営の推進と社会貢献活動の活性化
③ コンプライアンスに通じる企業活動の遂行
④ 全社的リスク管理対策
4.主要な数値目標(個別)
以上
当社グループを取り巻く環境としましては、主力のガス事業においては、新しい「エネルギー基本計画」の策定や、昨秋の電気事業法改正による電力システム改革の進展に続き、供給インフラ整備や競争活性化による料金抑制等を目的としたガスシステム改革の議論が本格化し、エネルギー事業のあり方が大きく変化することが想定されます。
また、不動産事業においては、マンション販売戸数が堅調に推移するなど、回復が期待されますが、消費税率の引き上げによる消費者動向への影響など、景況に対する懸念要因があります。
このような状況のなか、当社グループは、環境変化に的確に対処し成長し続けるため、昨年、ガス事業及び不動産事業において、中長期の経営計画を策定しました。そして、計画初年度である本年、以下の重点課題にスピード感を持って取り組みます。
ガス事業において、営業面では、家庭用分野におけるお客さま戸数とガス販売量の増加を目指し、家庭用燃料電池等の戦略商品の提案や都市ガス未普及地域への開発を強化します。また、サーラグループ一丸となって注力する「サーラのリフォーム」の取組みを強化するとともに、体験型ショールーム「サーラプラザ」、お客さま情報を一元管理する「統合顧客システム」といったサーラグループ共通基盤の利活用を進め、お客さまとの絆をさらに深めます。業務用分野では、天然ガスのさらなる普及拡大を目指し、省エネ診断を絡めたソリューション営業の推進に加え、静浜幹線稼働によって供給可能となる潜在需要の早期顕在化及び現供給地域における燃料転換需要の確実な捕捉による需要開発に積極的に取り組むとともに、地域や行政による分散型エネルギーシステムや再生可能エネルギー活用などの計画に参画します。
供給面では、静浜幹線の全線供用開始に向けた建設工事を安全かつ着実に進めるとともに、経年ガス管の入替促進や、地震・津波対策等の安全高度化対策をさらに強化し、ガス事業の根幹である保安の確保に努めます。
管理面では、人材育成や労働環境整備を通した活力のある企業風土づくり、環境保全・コンプライアンス活動やリスク管理体制の強化といったCSR経営を推進し、企業品質の向上をはかります。
不動産事業においては、コアビジネスとなる仲介・資産マネジメント部門の拡充をはかるため、コンサルティングを柱とした不動産のプロ集団として仲介事業のシェア拡大に努めるとともに、新たな収益の柱として伸張が期待される買取再販事業に注力します。また、サーラグループの不動産セグメントとして、サーラグループ各社の総合力を結集したスマートタウン構想への参画や、中心市街地の再開発・活性化事業として、期中に販売を開始する予定の新規分譲マンションへの着工などを通じ、魅力ある「まち」「地域」づくりを目指します。
以上の取組みを通して、当社グループは各事業のシナジーを発揮するとともに、「より魅力あるグループへ」をテーマに昨年新たな中期経営計画を策定したサーラグループの一員として、株式会社サーラコーポレーション、サーラ住宅株式会社等のグループ各社とともに、お客さまの暮らしや地域社会に根ざした事業を展開し、持続的な成長をはかります。
[中部瓦斯株式会社 新長期経営計画「第13次5ヶ年計画」の概要]
1.当社の目指す姿(ビジョン)
~地域社会から信頼され選ばれ続けるために~
天然ガスのさらなる普及拡大をコアに、地域のお客さまの多様なニーズに応える
暮らしとエネルギーのベストパートナー企業となる
2.計画策定の考え方
当社は、平成20年に「第12次5ヶ年計画(平成21年12月期~平成25年12月期)」を策定し、天然ガスの普及拡大を通して、環境負荷低減をはじめとした地域への貢献と、新しい価値提案や安心の提供による持続的な拡大成長を目指して鋭意取り組みました。
その期間中に発生した東日本大震災、電力・ガスシステム改革の進展、為替の変動などにより、当社を取り巻く事業環境は大きく変化しています。
こうした状況を踏まえ、当社は、今後の5年間を“本格的なエネルギー競争時代を迎える前により強固な事業基盤を築く5年間”と位置付け、今般、新たな長期経営計画「第13次5ヶ年計画(平成26年12月期~平成30年12月期)」を策定しました。
当社は、本計画を着実に実行することによりガス事業のさらなる拡大成長をはかり、コアビジネスでのお客さまからの信用・信頼をより強固にするとともに、サーラグループ一体となったサービス提供により周辺事業領域への業容拡大を進め、お客さまの多様なニーズにワンストップで応える企業となることで、将来にわたって地域社会から信頼され選ばれ続ける企業となることを目指します。
3.ビジョン実現に向けた基本方針
[基本方針1 天然ガスエネルギーシェアの拡大]
重点方針(1) 大口ガス販売量の拡大
① 省エネ診断等のソリューション提案や地域社会との協働による大口潜在需要の確実な獲得
② 地域や行政等との連携による天然ガス利用の促進
重点方針(2) 家庭用分野における競争力・基盤の強化によるシェアアップ
① エネファームの販売拡大とサブユーザー連携による新築獲得強化
② 重点地区における積極的なエリア開発
③ 既設お客さまの囲い込み活動の強化
重点方針(3) 業務用分野における競争力・基盤の強化によるシェアアップ
① 業種別の特性に応じた最適提案によるガス化推進
② 空調リニューアル需要の確実な捕捉
[基本方針2 お客さまのニーズに応える事業領域の拡張]
重点方針(1) 生活サポート事業の強化及び拡大
① リフォーム・水事業の取組強化
② 先進的なシステムを活用した新たなサービスメニューの実施
重点方針(2) エネルギー・環境政策の動向にあわせた新規事業の事業化推進
① 電力ビジネスの事業化推進
② 自動車(燃料電池自動車等)用燃料など新用途分野の普及推進
[基本方針3 安全・安心の確保とエネルギーの安定供給]
重点方針(1) 安全高度化の推進
① 南海トラフ巨大地震・津波対策強化
② 着実な保安活動の推進
重点方針(2) 安定供給と供給体制の整備
① 安定かつ効率的な設備運用
② 供給ネットワークの変化に対応した設備の再構築
[基本方針4 競争力ある価値提供のための仕組みづくり推進]
重点方針(1) 天然ガス供給コスト低減
① 原料調達の柔軟性向上と調達価格の低減
② 導管投資の採算性向上とコスト低減
重点方針(2) 既設お客さま市場におけるサービス展開方法の最適化
① お客さまから選ばれ続けるサービス提供体制の構築
② 共同化の強化推進
重点方針(3) 効率的な事業運営の推進
① 事業環境の変化に対応した競争力の確保
② IT活用による業務高度化
③ さらなる業務効率化の推進
[基本方針5 持続的な成長を支える人材の育成と組織の活性化・企業品質の向上]
重点方針(1) 活力ある企業風土づくり
① 事業戦略に沿った組織・体制づくりと社員のキャリアアップ・成長の支援
② 全員参加型社会に適応した労働環境の整備
重点方針(2) CSR経営の推進
① あらゆるステークホルダーを対象とした広報活動の強化
② 環境経営の推進と社会貢献活動の活性化
③ コンプライアンスに通じる企業活動の遂行
④ 全社的リスク管理対策
4.主要な数値目標(個別)
| 平成26年 12月期 | 平成27年 12月期 | 平成28年 12月期 | 平成29年 12月期 | 平成30年 12月期 | |
| ガス販売量(百万㎥) | 310 | 350 | 380 | 410 | 500 |
| お客さま戸数(千件) | 232 | 233 | 235 | 237 | 239 |
| 総売上高(百万円) | 44,100 | 46,700 | 48,700 | 50,900 | 57,000 |
| 経常利益(百万円) | 1,800 | 500 | 1,100 | 1,500 | 2,100 |
| 総資産当期純利益(ROA)(%) | 2.4 | 0.6 | 1.2 | 1.9 | 2.7 |
以上