有価証券報告書-第170期(2023/04/01-2024/03/31)
(ⅱ) 戦略
気候変動の顕在化はガス事業を行う当社グループにとって大きなリスクになるものの、これまで進めてきたESG関連の取組みを拡大することで、省エネ・省CO2に貢献する機会にもなります。
下記は、当社グループにおける気候変動に関わるリスク、機会とその対応策の一例であります。
(注) 1 参照シナリオ:「NZE2050」(IEA WEO2020)、2℃シナリオ「SDS」(IEA WEO2020)、
4℃シナリオ「STEPS」(IEA WEO2020)、IPCCが選択するRCPシナリオ
2 2℃シナリオにおける物理リスクとその影響は、4℃シナリオに比べて小さく推移する見通しであります。
これらの気候変動のリスクと機会は、事業活動そのもののリスクや機会であるため、その他のリスクとともに中期経営計画に組み込まれております。
気候変動の顕在化はガス事業を行う当社グループにとって大きなリスクになるものの、これまで進めてきたESG関連の取組みを拡大することで、省エネ・省CO2に貢献する機会にもなります。
下記は、当社グループにおける気候変動に関わるリスク、機会とその対応策の一例であります。
| 分類 | 影響 (リスク/機会) | 対応策 |
| 政 策 ・ 法 規 制 | 炭素税の導入 リスク:ガス体エネルギーへの炭素税負担 機 会:ガス体エネルギー需要の増加 | ・重油、石炭等と比較し、相対的に低炭素な天然ガス、LPガスシフトの推進 |
| カーボンニュートラル・再生可能エネルギー導入政策の推進 リスク:電化シフトによるガス販売量の減少 機 会:再生可能エネルギーの導入、需要拡大 | ・再生可能エネルギー電源の導入推進(バイオマス発電、太陽光発電、小水力発電等) ・グリーン電力の使用及び小売 ・森林保全によるCO2削減貢献 | |
| 技 術 | AI/IoTの進展 機 会:AI/IoTを用いたエネルギーサービス拡大 | ・スマートエネルギーシステムの普及構築 ・仮想発電所の構築 |
| 脱炭素化技術のイノベーション リスク:技術への投資額増加 機 会:新規技術を活用した新たな事業展開 | ・次世代エネルギー(メタネーション・水素)技 術の可能性調査 | |
| 既存製品の低炭素技術への入れ替え 機 会:低炭素設備・機器の需要増加、導入拡大 | ・エネファーム、ガスコージェネレーションシ ステムをはじめとした高効率機器の普及 | |
| 市場 | 非化石エネルギーへの転換 リスク:ガス販売量の減少、化石燃料の使用の制限・禁止 が制度化 機 会:非化石エネルギーの導入、活用 | ・e-メタンの導入・拡大 ・カーボンフリー電源導入及び電力調達 |
| 天然ガス需要の増加 リスク:LNG調達コスト上昇 機 会:国内外におけるLNG取扱量の増加 レジリエンス強化、エネルギー分散化に資する天然ガスの普及拡大 | ・調達先の多様化 ・天然ガスの普及拡大 | |
| エネルギー間競争の激化 リスク:お客さまの離脱やガス販売価格低下 機 会:お客さま獲得やグループシェア拡大 | ・天然ガス、LPガスの普及拡大 | |
| 評判 | 投資基準の変化(低・脱炭素事業重視) リスク:ガス関連事業における資金調達力減少 機 会:再生可能エネルギー事業における資金調達力増加 | ・収益力、財務体質の一層の向上 ・IR活動の実施(投資家への説明、情報公開) |
| 急性 | 気象の激甚化 リスク:製造・供給設備への被害 設備修繕費の増加 | ・防災対策専門組織の新設(2021.4) ・災害対策拠点(防災センタービル)の整備 ・設備の耐震化、被害低減化の推進 |
| 慢性 | 気温上昇 リスク:ガス販売量(給湯・暖房需要)減少 機 会:ガス販売量(空調)増加 | ・需要増加が見込まれる分野の拡大 |
(注) 1 参照シナリオ:「NZE2050」(IEA WEO2020)、2℃シナリオ「SDS」(IEA WEO2020)、
4℃シナリオ「STEPS」(IEA WEO2020)、IPCCが選択するRCPシナリオ
2 2℃シナリオにおける物理リスクとその影響は、4℃シナリオに比べて小さく推移する見通しであります。
これらの気候変動のリスクと機会は、事業活動そのもののリスクや機会であるため、その他のリスクとともに中期経営計画に組み込まれております。