有価証券報告書-第87期(2024/01/01-2024/12/31)
(2)戦略
世界中の国や企業が目標達成に向けて取り組んでいるSDGs[Sustainable Development Goals]持続可能な開発目標は、2030年まであと10年を切り、具体的に取り組むことは、企業としての使命であり、社会的責任でもあります。気候や資源、未来のために当社グループとして、どう貢献していくかを真摯に考え、「Ex-com」において、長期的な視点で、環境(Environment) 社会(Social) ガバナンス(Governance)に配慮したESGを推進しSDGの目標達成に取りくむ当社のマテリアリティを以下のとおり定めております。
・ECO CO2削減
・地域貢献 社会福祉活動
・安心安全 人材育成
・地球環境を守る取り組み
・新たな価値創造と地域社会との共生
・見える化で信頼を高め企業の価値創出
当社グループは、旅行・観光業を通じて、お客様、パートナー、そしてすべてのステークホルダーと協力し、イノベーションを生み出し、未来の社会に貢献しています。世界共通の目標であるSDGsと、日本の伝統や文化、そして「美しい自然、美しい四季、美しい景色、美しい日本」という理念を融合させることで、私たちは持続可能な社会の実現を目指しています。具体的には、地域と環境の調和を図りながら、雇用と事業を創出し、人々を結びつけ、「自由で持続可能な旅」を提供することで、未来の社会に貢献していきます。COVID-19の影響を受けた4年間を経て2023年以降、状況は安定し、日本は再び海外からのお客様を迎えることができるようになりました。
私たちは、「美しい日本のコレクション」をすべてのお客様に提供するというビジョンのもと、不動産の景観を再構築し、素晴らしい空間を創造することで、お客様と従業員にインスピレーションを与えています。そのために、気候変動の影響を含めたサステナビリティへの取り組みを重要な課題と捉え、成長戦略とリスク軽減を両立させてきました。将来の予測は困難ですが、現時点で把握できる情報を最大限に活用し、長期的な視点に立った成長戦略を策定し、段階的に準備を進めていくことが重要です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行という厳しい時期においても、当社は事業の見直しと新たな展開を積極的に行いました。具体的には、アゴーラ金沢と今井荘の2施設を閉鎖する一方で、アゴーラ東京銀座、アゴーラ京都烏丸、アゴーラ京都四条、ONE@Tokyoの4施設を新規オープンしました。これは、外部環境の変化をチャンスと捉え、厳しい時期にも関わらず優良な資産を獲得、収益性の高いプロジェクトに資本を再投資といった戦略を実行した結果です。これらの戦略によって、2024年度には安定したキャッシュフローと資本の増加を実現し、投資収益を大幅に向上させました。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、最新の報告書(IPCC第6次評価報告書)において、「地球温暖化の主な原因が人間活動である可能性が極めて高い」と結論づけています。旅行・観光業は世界のGDPの10%以上を占める一方で、世界の温室効果ガス(GHG)排出量の8~11%を占めていると推定されています(World Travel & Tourism Council「A NET ZERO ROADMAP FOR TRAVEL & TOURISM」、2021年11月)。当社は、旅行・観光業に携わる企業として、地球温暖化ガス排出量の削減に取り組む責任は大きいと考えています。そのため、日本政府が表明している2050年までの「ネットゼロ目標」を共有し、その達成に向けた取り組みを推進していきます。
サステナビリティに関するもう一つの重要な課題は、事業所を設置している地域社会への貢献です。特に宿泊事業においては、地元との持続的な関係づくりが重要です。当社では、ホテルの新規開業をその地域への贈り物と捉え、ホテルにリボンを模したデコレーションなどを施しています。ホテルと地元が密接につながることで、観光振興、宿泊利用の促進、そして地域の人材確保にも繋がると考えています。現在、大阪府堺市で建設中のホテル(大浜北町プロジェクト)は、堺市所有の土地を借りて開発を行っており、堺市の旧港活性化プロジェクトの一環として位置付けられています。緑化計画なども堺市と連携して進めています。中世以降、国際貿易の中心地として栄えた旧堺港の活性化に貢献するため、堺市や関係者とともに、人の賑わい創出に協力し、ホテル利用促進と人材確保を目指します。さらに、ホテルの従業員が地元の調理師学校などで料理技術の講義を行う取り組みも進めています。これは、次世代の料理人を育成し、当ホテルへの就職希望者の興味関心を高めることを目的としています。
次に、当社は、人材の育成に関して注力しております。その人材育成と職場環境整備に関する方針は以下のとおりです。
1. 人材開発
個人の成長支援
・キャリアビジョンとキャリアプランの設定(人材開発部門がサポート)
・専門知識・能力向上のための研修制度
・資格取得支援制度
・モチベーション向上
・月次・年次表彰
・会社の目標・個人の課題達成と連動したキャリアアップ
・今後の目標
・個人の強みと弱みを明確に把握した上での研修実施
2. 前向きな職場環境
・多面的なトレーニング、スキルアップ、人事評価のプロセス
・会社の目標に沿った人材配置
・長期的に働ける快適な職場環境
・女性の昇進・昇給、管理職後継者の育成
エネルギッシュで活動に満ちた不動産・ホスピタリティ業界において、卓越性は成功の鍵です。組織や文化の壁を越え、業界に大きな影響を与えることは容易ではありません。しかし、私たちは常に卓越性を追求し、あらゆる状況において最善の結果を目指します。ホスピタリティビジネスにおいて、最も重要なのは「人」です。従業員のチームワークと仕事への献身こそ、卓越した業績を達成し、より強い企業へと成長するための原動力となります。そのため、人材の拡充と人材への投資が不可欠です。グローバルな視野と知識を持ちながら、温かい心を持ち、アットホームで質の高いサービスを提供できる人材の育成に注力していきます。
具体的には、
・新入社員研修、フォローアップ研修、アライアンスホテル間の交流研修
・業務遂行に必要な専門知識・能力向上のための研修
・必要な資格の取得を支援する制度
・全社員を対象とした月次・年次表彰制度
などを実施しています。
人事評価制度では、会社目標に対する計画や個人業務の達成プロセスを評価し、昇給・昇格によるキャリアアップを促進しています。今後は、上司と部下が互いの強みと弱みを理解した上で研修を実施できるよう改善していきます。これらの多面的な研修、スキルアップ支援、人事評価プロセスを通じて、社員のキャリアプランを支援し、会社の目標に合った人材配置に努めます。また、働きやすい職場環境を整備することで、社員が長く働き続けられる環境をつくり、女性の昇進・昇給や管理職後継者育成を促進していきます。
世界中の国や企業が目標達成に向けて取り組んでいるSDGs[Sustainable Development Goals]持続可能な開発目標は、2030年まであと10年を切り、具体的に取り組むことは、企業としての使命であり、社会的責任でもあります。気候や資源、未来のために当社グループとして、どう貢献していくかを真摯に考え、「Ex-com」において、長期的な視点で、環境(Environment) 社会(Social) ガバナンス(Governance)に配慮したESGを推進しSDGの目標達成に取りくむ当社のマテリアリティを以下のとおり定めております。
・ECO CO2削減
・地域貢献 社会福祉活動
・安心安全 人材育成
・地球環境を守る取り組み
・新たな価値創造と地域社会との共生
・見える化で信頼を高め企業の価値創出
当社グループは、旅行・観光業を通じて、お客様、パートナー、そしてすべてのステークホルダーと協力し、イノベーションを生み出し、未来の社会に貢献しています。世界共通の目標であるSDGsと、日本の伝統や文化、そして「美しい自然、美しい四季、美しい景色、美しい日本」という理念を融合させることで、私たちは持続可能な社会の実現を目指しています。具体的には、地域と環境の調和を図りながら、雇用と事業を創出し、人々を結びつけ、「自由で持続可能な旅」を提供することで、未来の社会に貢献していきます。COVID-19の影響を受けた4年間を経て2023年以降、状況は安定し、日本は再び海外からのお客様を迎えることができるようになりました。
私たちは、「美しい日本のコレクション」をすべてのお客様に提供するというビジョンのもと、不動産の景観を再構築し、素晴らしい空間を創造することで、お客様と従業員にインスピレーションを与えています。そのために、気候変動の影響を含めたサステナビリティへの取り組みを重要な課題と捉え、成長戦略とリスク軽減を両立させてきました。将来の予測は困難ですが、現時点で把握できる情報を最大限に活用し、長期的な視点に立った成長戦略を策定し、段階的に準備を進めていくことが重要です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行という厳しい時期においても、当社は事業の見直しと新たな展開を積極的に行いました。具体的には、アゴーラ金沢と今井荘の2施設を閉鎖する一方で、アゴーラ東京銀座、アゴーラ京都烏丸、アゴーラ京都四条、ONE@Tokyoの4施設を新規オープンしました。これは、外部環境の変化をチャンスと捉え、厳しい時期にも関わらず優良な資産を獲得、収益性の高いプロジェクトに資本を再投資といった戦略を実行した結果です。これらの戦略によって、2024年度には安定したキャッシュフローと資本の増加を実現し、投資収益を大幅に向上させました。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、最新の報告書(IPCC第6次評価報告書)において、「地球温暖化の主な原因が人間活動である可能性が極めて高い」と結論づけています。旅行・観光業は世界のGDPの10%以上を占める一方で、世界の温室効果ガス(GHG)排出量の8~11%を占めていると推定されています(World Travel & Tourism Council「A NET ZERO ROADMAP FOR TRAVEL & TOURISM」、2021年11月)。当社は、旅行・観光業に携わる企業として、地球温暖化ガス排出量の削減に取り組む責任は大きいと考えています。そのため、日本政府が表明している2050年までの「ネットゼロ目標」を共有し、その達成に向けた取り組みを推進していきます。
サステナビリティに関するもう一つの重要な課題は、事業所を設置している地域社会への貢献です。特に宿泊事業においては、地元との持続的な関係づくりが重要です。当社では、ホテルの新規開業をその地域への贈り物と捉え、ホテルにリボンを模したデコレーションなどを施しています。ホテルと地元が密接につながることで、観光振興、宿泊利用の促進、そして地域の人材確保にも繋がると考えています。現在、大阪府堺市で建設中のホテル(大浜北町プロジェクト)は、堺市所有の土地を借りて開発を行っており、堺市の旧港活性化プロジェクトの一環として位置付けられています。緑化計画なども堺市と連携して進めています。中世以降、国際貿易の中心地として栄えた旧堺港の活性化に貢献するため、堺市や関係者とともに、人の賑わい創出に協力し、ホテル利用促進と人材確保を目指します。さらに、ホテルの従業員が地元の調理師学校などで料理技術の講義を行う取り組みも進めています。これは、次世代の料理人を育成し、当ホテルへの就職希望者の興味関心を高めることを目的としています。
次に、当社は、人材の育成に関して注力しております。その人材育成と職場環境整備に関する方針は以下のとおりです。
1. 人材開発
個人の成長支援
・キャリアビジョンとキャリアプランの設定(人材開発部門がサポート)
・専門知識・能力向上のための研修制度
・資格取得支援制度
・モチベーション向上
・月次・年次表彰
・会社の目標・個人の課題達成と連動したキャリアアップ
・今後の目標
・個人の強みと弱みを明確に把握した上での研修実施
2. 前向きな職場環境
・多面的なトレーニング、スキルアップ、人事評価のプロセス
・会社の目標に沿った人材配置
・長期的に働ける快適な職場環境
・女性の昇進・昇給、管理職後継者の育成
エネルギッシュで活動に満ちた不動産・ホスピタリティ業界において、卓越性は成功の鍵です。組織や文化の壁を越え、業界に大きな影響を与えることは容易ではありません。しかし、私たちは常に卓越性を追求し、あらゆる状況において最善の結果を目指します。ホスピタリティビジネスにおいて、最も重要なのは「人」です。従業員のチームワークと仕事への献身こそ、卓越した業績を達成し、より強い企業へと成長するための原動力となります。そのため、人材の拡充と人材への投資が不可欠です。グローバルな視野と知識を持ちながら、温かい心を持ち、アットホームで質の高いサービスを提供できる人材の育成に注力していきます。
具体的には、
・新入社員研修、フォローアップ研修、アライアンスホテル間の交流研修
・業務遂行に必要な専門知識・能力向上のための研修
・必要な資格の取得を支援する制度
・全社員を対象とした月次・年次表彰制度
などを実施しています。
人事評価制度では、会社目標に対する計画や個人業務の達成プロセスを評価し、昇給・昇格によるキャリアアップを促進しています。今後は、上司と部下が互いの強みと弱みを理解した上で研修を実施できるよう改善していきます。これらの多面的な研修、スキルアップ支援、人事評価プロセスを通じて、社員のキャリアプランを支援し、会社の目標に合った人材配置に努めます。また、働きやすい職場環境を整備することで、社員が長く働き続けられる環境をつくり、女性の昇進・昇給や管理職後継者育成を促進していきます。