有価証券報告書-第66期(2023/01/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/25 9:54
【資料】
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【項目】
107項目

対処すべき課題

当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
(1) 経営方針
株式会社武蔵カントリー倶楽部の取締役会と、株主会員制の武蔵カントリークラブの理事会は表裏一体であり、当社の経営方針は、クラブの経営理念である「会員の、会員による、会員のためのクラブ」及び「伝統と文化の継承」の実現に向けて、経営資源の最適化、効率化を図り、円滑なゴルフ場を運営を継続していくこととしております。
(2) 経営環境
昨今のゴルフ場運営は、天候不順や、団塊の世代が2025年以降に後期高齢者となりゴルフ人口減少のおそれがある、いわゆる「2025年問題」など、様々な不安要素が重なっております。さらには、資材・諸経費の上昇や深刻な人手不足など、様々な構造的変化も起きております。当社の経営環境の認識としては、今後も先行きが見通しにくい状況が続くと考えております。
(3) 対処すべき課題
(自然災害への対応と施設の老朽化について)
近年、豪雨や台風などによる自然災害が増加しております。それらの被害を少しでも軽減するために、引き続き適切な樹木の管理や、コース内の水の流れなどの対策を進めてまいります。同時に、クラブハウスやコース内の設備にも経年劣化による不具合が随所に散見され、安全性が危惧される箇所もあるため、長期的視点に立って着実に改善に努めてまいります。
(運営環境の構造的変化について)
上記「(2) 経営環境」でも述べましたように、昨今様々な構造的変化が起きております。それらに対処するため、引き続き業務の効率化を推進すると共に、働きがいのある職場を通じて人材の確保と育成を図り、クラブの伝統と文化の継承に努め、会員およびご来場の皆様の信頼と期待に応えてまいります。