当中間期における当社を取り巻く環境は、明るい兆しも感じられるが、実体経済としてはまだまだ厳しい状況が続いている。国内においては参院選においても勝利した安倍政権が安定的かつ長期的な視野に立って国政の運営を進めているが、日銀のいわゆる黒田バズーカと呼ばれる金融緩和にもかかわらず円高が進み、株価の下落要因となり、いわゆるアベノミクスの第三の矢の実行に影響が出ている状況である。そのため経済の回復の実感は私ども中小・零細の企業には届いておらず、景気が大きく上方に回復する見通しは立っていない。また、国外に目を向けるとヨーロッパではフランス等で大規模なテロが発生し、シリア等からの大量の難民の流入に対して主に経済的な問題等から民族主義、差別主義が益々台頭し、アメリカにおいても11月の大統領選に向けて孤立主義を唱える候補者の躍進もあり、加えて中国経済の伸び率の鈍化等、全世界的に政治・経済とも不透明感を増してきている。中部地区は円高によりトヨタ自動車の利益の伸び率には陰りが見えてきたとはいえまだまだ堅調ではあるが、それがゴルフ場入場者増に繋がるには時間が必要と考える。今年は春先から厳しい暑さの日も多く、夏は酷暑となりプレーヤーの来場意欲が削がれることも多くあった。また、ひきつづき老朽化した施設・機器の補修・入替え等に資産の投入を余儀なくされ収益性の改善には厳しい環境は続いているが、当中間決算期においては入場者数の増加により売上高を保ち、人員体制の改革が進み、経費の抑制と相まって結果として昨年同時期に比べ大幅に損失を圧縮することができた。
このような状況の中、ゴルフ部門は、メンバー来場者が3,799名と前中間期の3,555名から244名の増加、ビジターは12,730名と前中間期の11,923名から807名の増加であったが売上高は、前中間期の167百万円から166百万円と1.0百万円の減少となった。これに対して、売上原価は、166百万円から154百万円と11.8百万円減少、一般管理費は21.1百万円、営業外収益は、3.5百万円といずれも前中間期と同水準であったため、経常損失は前中間期の△16.6百万円から△5.6百万円と損失が10.9百万円減少した。一方、特別損益は前中間期の△6.5百万円に対し、3.1百万円と9.7百万円改善した結果、最終損益は、前中間期の△23.4百万円から△2.7百万円と20.7百万円中間純損失が減少した。
(2)キャッシュ・フローの状況
2016/09/28 10:18