有価証券報告書-第66期(2025/01/01-2025/12/31)
有報資料
当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)会社経営の基本方針
当社の経営理念は、人間にとって道徳が精神生活における柱であり、経済が物質生活の柱であるという道徳経済一体の理念に基づき、自分よし、相手よし、第三者よしの「三方よしの経営」を基本理念としております。
(2)目標とする経営指標
当社は重要な経営指標として、売上高営業利益率を安定的に2%以上確保する事と共に、年間来場者5%増の指標を掲げ企業体質強化に取り組んでおります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
①健全な会員制倶楽部の確立
会員制倶楽部の原点に戻り、会員の皆様に愛されるゴルフ倶楽部を目指すとともに、会員数の増加及び会員倶楽部活動の活性化に取り組んでおります。
②ゴルフコースの品質向上
業務委託により、常に最良のコースコンディションでお客様にプレーして頂けるよう、お客様目線のコース改修、アグロノミーに基づいたコース管理体制に務めております。
③計画的な設備投資及び高額修繕
経年劣化した施設の改修や機器の代替交換を計画的に実施し、突発的に発生する高額費用を抑え安定した運営及び財務体制を目指しております。
④サービスの向上
お客様に一日をより満足してお過ごしいただけるようサービス体制の向上及びスタッフのスキルアップを推進しております。
⑤安定経営のための原価管理
ゴルフ場運営に関わる全ての原価管理を行い、安定して営業利益が確保できるよう取り組んでおります。
⑥環境保全
健全な地球環境の保全を目指し、環境保全、省エネに取り組んでおります。
⑦コンプライアンスポリシーの確立及び遵守
関係法令の遵守及び人権の尊重を基本とし、スタッフ一人ひとりが社会の一員として健全な企業活動を行い健全なるスポーツであるゴルフの発展に貢献しております。
(4)経営環境及び会社の対処すべき課題
当社の第66期事業年度における経済は、長期化する地政学的リスク(ウクライナ情勢や中東地域の紛争等)による資源・エネルギー価格の高止まりに加え、グローバルサプライチェーンの再編が進むなど、依然として先行き不透明で不確実性の高い状況が継続いたしました。国内経済におきましては、長らく続いたデフレ経済から「金利のある世界」への本格的な移行期を迎え、日本銀行による段階的な金融政策の正常化に伴い、為替市場や金融資本市場において歴史的な変動が見られました。企業部門においては、過去最高水準の賃上げが実現するなど、長年の課題であった「物価と賃金の好循環」に向けた前向きな動きが社会全体へ波及しつつあります。しかしながらその一方で、原材料費や物流費の上騰、および為替変動に端を発する物価上昇圧力は根強く、実質賃金の伸び悩みから消費者の生活防衛意識や節約志向は一段と高まりを見せ、国内の個人消費全体としては力強さを欠く状況で推移いたしました。さらに、あらゆる産業において構造的かつ深刻な人手不足が顕在化しており、人材獲得競争の激化に伴う採用コストや労務費の急激な上昇が、企業収益を強く圧迫する要因となっております。このように、当事業年度は総じて緩やかな景気回復の兆しが見られたものの、物価高、金利上昇、慢性的な人手不足といった複合的なコスト増要因が重くのしかかり、企業経営においては極めて難しい舵取りを迫られる厳しい経営環境となりました。
ゴルフ業界におきましても、コロナ禍における「安全な屋外スポーツ」としての特需が完全に落ち着き、国内外の旅行をはじめとする他レジャーへの回帰が進んだことで、顧客獲得競争が再び激化しております。これに加え、コース維持に不可欠な砂、肥料、薬剤等の農業資材費や水道光熱費の高騰のみならず、最低賃金の引き上げに伴うパートやスタッフの人件費上昇が、採算性に大きな影響を及ぼしております。さらに、近年の気候変動に伴う夏場の記録的な猛暑や局地的な豪雨等の異常気象は、お客様の来場動向を左右するだけでなく、芝の育成・管理においてもかつてない困難をもたらしております。このような環境下において、ゴルフ場経営にはこれまで以上に徹底したコスト管理や作業効率の向上、そして天候リスクに対応できる持続可能なコースメンテナンス体制の構築が不可欠となっております。
当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、いかにサービスの質を落とさずに必要最少の人数で顧客満足が得られるかです。
当倶楽部が位置する東濃地方におきましては、多数のゴルフ場がひしめき合っており、近隣コースとの集客競争や低価格化の波は依然として厳しい状況にあります。これに加え、昨今の労務費や各種資材の高騰、慢性的な人手不足、さらには深刻化する気候変動といった複合的な課題に直面しております。このような環境下において、当社は健全な会員倶楽部の確立を目指し、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。
①伝統の継承と高付加価値化による他倶楽部との差別化
激しい価格競争とは一線を画し、歴史と伝統を守り豊かなクラブライフを満喫できる格調高いゴルフ場づくりに邁進いたします。メンバー本位の倶楽部運営を堅持し、お客様に心から安心してプレーを楽しんでいただけるQOLの高い環境をご提供することで、他クラブとの明確な差別化を図り、当倶楽部の確固たるポジションを確立いたします。
②柔軟な運営体制の構築と業務効率化の推進
深刻化する労働力不足に対応するため、運営業務全般の見直しを図り、お客様の利便性向上とスタッフの業務効率化に努めます。また、新たに定休日を設け、その休場日を活用したセルフプレー営業を導入するなど、時代に即した柔軟な運営体制を構築し、収益機会の確保と従業員の労働環境改善(働き方改革)を両立させます。
③気候変動への適応と最良のコースコンディションの維持
近年の記録的な猛暑や局地的な豪雨など、極端な気象条件がコースに与える影響は甚大です。当倶楽部では、継続してコースメンテナンスの業務委託を効果的に活用し、異常気象下においても常に最良の状態でお客様をお迎えできるよう徹底した品質管理を行い、これまで以上に顧客満足度の向上に積極的に取り組んでまいります。
④ゴルフ人口の裾野拡大と地域社会への貢献
次世代のゴルフブームの担い手である若年層や女性層への営業を強化するとともに、麗澤瑞浪中高の体育授業や「ゴルフの町みずなみ」のキッズ向け体験ゴルフ会にコース施設を貸し出すなど、ゴルフを通じた地域貢献・裾野拡大にも引き続き尽力いたします。
上記の課題を今期におきましても社全体に通じる第一のテーマとして、商いの質の向上を目指してまいります。道徳経済一体「三方よしの経営」の精神を基本に、営業社員を中心として全社員の意識を高め、お客様に安心してご利用いただけるゴルフ場になるよう努力していこうと考えます。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)会社経営の基本方針
当社の経営理念は、人間にとって道徳が精神生活における柱であり、経済が物質生活の柱であるという道徳経済一体の理念に基づき、自分よし、相手よし、第三者よしの「三方よしの経営」を基本理念としております。
(2)目標とする経営指標
当社は重要な経営指標として、売上高営業利益率を安定的に2%以上確保する事と共に、年間来場者5%増の指標を掲げ企業体質強化に取り組んでおります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
①健全な会員制倶楽部の確立
会員制倶楽部の原点に戻り、会員の皆様に愛されるゴルフ倶楽部を目指すとともに、会員数の増加及び会員倶楽部活動の活性化に取り組んでおります。
②ゴルフコースの品質向上
業務委託により、常に最良のコースコンディションでお客様にプレーして頂けるよう、お客様目線のコース改修、アグロノミーに基づいたコース管理体制に務めております。
③計画的な設備投資及び高額修繕
経年劣化した施設の改修や機器の代替交換を計画的に実施し、突発的に発生する高額費用を抑え安定した運営及び財務体制を目指しております。
④サービスの向上
お客様に一日をより満足してお過ごしいただけるようサービス体制の向上及びスタッフのスキルアップを推進しております。
⑤安定経営のための原価管理
ゴルフ場運営に関わる全ての原価管理を行い、安定して営業利益が確保できるよう取り組んでおります。
⑥環境保全
健全な地球環境の保全を目指し、環境保全、省エネに取り組んでおります。
⑦コンプライアンスポリシーの確立及び遵守
関係法令の遵守及び人権の尊重を基本とし、スタッフ一人ひとりが社会の一員として健全な企業活動を行い健全なるスポーツであるゴルフの発展に貢献しております。
(4)経営環境及び会社の対処すべき課題
当社の第66期事業年度における経済は、長期化する地政学的リスク(ウクライナ情勢や中東地域の紛争等)による資源・エネルギー価格の高止まりに加え、グローバルサプライチェーンの再編が進むなど、依然として先行き不透明で不確実性の高い状況が継続いたしました。国内経済におきましては、長らく続いたデフレ経済から「金利のある世界」への本格的な移行期を迎え、日本銀行による段階的な金融政策の正常化に伴い、為替市場や金融資本市場において歴史的な変動が見られました。企業部門においては、過去最高水準の賃上げが実現するなど、長年の課題であった「物価と賃金の好循環」に向けた前向きな動きが社会全体へ波及しつつあります。しかしながらその一方で、原材料費や物流費の上騰、および為替変動に端を発する物価上昇圧力は根強く、実質賃金の伸び悩みから消費者の生活防衛意識や節約志向は一段と高まりを見せ、国内の個人消費全体としては力強さを欠く状況で推移いたしました。さらに、あらゆる産業において構造的かつ深刻な人手不足が顕在化しており、人材獲得競争の激化に伴う採用コストや労務費の急激な上昇が、企業収益を強く圧迫する要因となっております。このように、当事業年度は総じて緩やかな景気回復の兆しが見られたものの、物価高、金利上昇、慢性的な人手不足といった複合的なコスト増要因が重くのしかかり、企業経営においては極めて難しい舵取りを迫られる厳しい経営環境となりました。
ゴルフ業界におきましても、コロナ禍における「安全な屋外スポーツ」としての特需が完全に落ち着き、国内外の旅行をはじめとする他レジャーへの回帰が進んだことで、顧客獲得競争が再び激化しております。これに加え、コース維持に不可欠な砂、肥料、薬剤等の農業資材費や水道光熱費の高騰のみならず、最低賃金の引き上げに伴うパートやスタッフの人件費上昇が、採算性に大きな影響を及ぼしております。さらに、近年の気候変動に伴う夏場の記録的な猛暑や局地的な豪雨等の異常気象は、お客様の来場動向を左右するだけでなく、芝の育成・管理においてもかつてない困難をもたらしております。このような環境下において、ゴルフ場経営にはこれまで以上に徹底したコスト管理や作業効率の向上、そして天候リスクに対応できる持続可能なコースメンテナンス体制の構築が不可欠となっております。
当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、いかにサービスの質を落とさずに必要最少の人数で顧客満足が得られるかです。
当倶楽部が位置する東濃地方におきましては、多数のゴルフ場がひしめき合っており、近隣コースとの集客競争や低価格化の波は依然として厳しい状況にあります。これに加え、昨今の労務費や各種資材の高騰、慢性的な人手不足、さらには深刻化する気候変動といった複合的な課題に直面しております。このような環境下において、当社は健全な会員倶楽部の確立を目指し、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。
①伝統の継承と高付加価値化による他倶楽部との差別化
激しい価格競争とは一線を画し、歴史と伝統を守り豊かなクラブライフを満喫できる格調高いゴルフ場づくりに邁進いたします。メンバー本位の倶楽部運営を堅持し、お客様に心から安心してプレーを楽しんでいただけるQOLの高い環境をご提供することで、他クラブとの明確な差別化を図り、当倶楽部の確固たるポジションを確立いたします。
②柔軟な運営体制の構築と業務効率化の推進
深刻化する労働力不足に対応するため、運営業務全般の見直しを図り、お客様の利便性向上とスタッフの業務効率化に努めます。また、新たに定休日を設け、その休場日を活用したセルフプレー営業を導入するなど、時代に即した柔軟な運営体制を構築し、収益機会の確保と従業員の労働環境改善(働き方改革)を両立させます。
③気候変動への適応と最良のコースコンディションの維持
近年の記録的な猛暑や局地的な豪雨など、極端な気象条件がコースに与える影響は甚大です。当倶楽部では、継続してコースメンテナンスの業務委託を効果的に活用し、異常気象下においても常に最良の状態でお客様をお迎えできるよう徹底した品質管理を行い、これまで以上に顧客満足度の向上に積極的に取り組んでまいります。
④ゴルフ人口の裾野拡大と地域社会への貢献
次世代のゴルフブームの担い手である若年層や女性層への営業を強化するとともに、麗澤瑞浪中高の体育授業や「ゴルフの町みずなみ」のキッズ向け体験ゴルフ会にコース施設を貸し出すなど、ゴルフを通じた地域貢献・裾野拡大にも引き続き尽力いたします。
上記の課題を今期におきましても社全体に通じる第一のテーマとして、商いの質の向上を目指してまいります。道徳経済一体「三方よしの経営」の精神を基本に、営業社員を中心として全社員の意識を高め、お客様に安心してご利用いただけるゴルフ場になるよう努力していこうと考えます。